ヘリオトロープ

学名: Heliotropium arborescens
科名: ムラサキ科

花言葉

  • 献身的な愛
  • 愛よ永遠なれ
  • あなたを見つめ続ける

特徴

花色:

説明

ペルー・エクアドル原産のムラサキ科多年草で、夏目漱石の「三四郎」の中にも出てくる様に、明治の中頃には日本に渡来し栽培されていました。高さ30~60cmほどの低木で、紫または白色の小さな花がドーム状に密集して咲きます。花はバニラに似た甘い香りを放ち、花から抽出した精油が香水の原料になります。学名はギリシャ語のhelios(太陽)とtrope(向く)に由来し、「太陽に向かう」という意味があります。

豆知識

  • 夏目漱石の小説「三四郎」に登場することで有名です
  • 学名の意味は「太陽に向かう」で、花が太陽を追って向きを変える性質に由来します
  • 香水業界では「チェリーパイ」という愛称で親しまれています
  • 明治時代から日本で栽培されている歴史ある園芸植物です

利用方法

観賞用
  • 花壇での植栽
  • コンテナガーデン
  • 香りの庭園
薬用
  • 民間療法で鎮静作用に使用されることがあります
  • アロマテラピーでリラックス効果に利用

注意: ピロリジジンアルカロイドを含むため、内服は避けてください。外用の際も医師に相談してください。

食用

その他
  • 香水の原料
  • ポプリの材料
  • 蝶や蜂の蜜源

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に葉と茎

症状: ピロリジジンアルカロイドにより肝障害を起こす可能性があります。摂取は絶対に避けてください。

コモンセージ (薬用鼠尾草)

学名: Salvia officinalis
科名: シソ科

花言葉

  • 知識
  • 幸せな家庭
  • 尊敬

特徴

花色:

説明

地中海沿岸原産のシソ科常緑多年草で、古代ギリシャ・ローマの時代から「不老長寿のハーブ」と呼ばれ、免疫力を助ける薬草や香辛料として活用されてきました。卵形の葉に紫の小さな花がちらほらとつき、素朴な雰囲気です。肉厚で全体に白い毛が生えていて、シルバーがかった薄緑色の美しい葉色はセージグリーンと呼ばれています。強力な抗菌作用と収れん作用があり、現在でも口腔ケアや料理に広く使用されています。

豆知識

  • ソーセージの語源はセージから来ているという説があります
  • 古代では「賢者の草」と呼ばれ、学問の象徴でした
  • セージグリーンという色名はこの植物の葉色に由来します
  • ヨーロッパでは魔除けのハーブとしても重宝されていました

利用方法

観賞用
  • ハーブガーデン
  • シルバーリーフプランツとして観賞
  • ボーダーガーデンの植栽
薬用
  • 口腔ケア(歯肉炎、口内炎の改善)
  • のどの痛みや腫れの緩和
  • 消化不良や食欲不振の改善

注意: 妊娠中や授乳中の使用は避けてください。長期間の大量摂取は避け、医師に相談してから使用してください。

食用
その他
  • ポプリの材料
  • 天然の防虫剤
  • 香料の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉(大量摂取時)

症状: 大量摂取により軽度の胃腸障害や神経症状を起こす可能性があります。適量使用では問題ありません。

スカビオサ (西洋松虫草)

学名: Scabiosa atropurpurea
科名: スイカズラ科

花言葉

  • 風情
  • 魅力
  • 未亡人

特徴

花色:

説明

ヨーロッパ、アジア、アフリカ原産のスイカズラ科多年草で、スカビオサ属には80種以上があります。小花が集まって大きな頭状花を形づくり、外側の花弁が大きく広がるのが特徴です。草丈は約10cm~100cm、花径は4cm程度で、5月から10月頃に紫色や青、ピンクや赤などの花色で咲きます。昆虫のマツムシが鳴くころに咲くのでこの名がつけられました。高温多湿に弱いため、本来は多年草でも温暖地では一年草扱いされることがあります。

豆知識

  • 英名の「pincushion flower」は針山のような花後の形に由来します
  • 「mourning bride」の名前はビクトリア朝時代の花言葉文化から来ています
  • マツムシの鳴く季節に咲くことから和名が付けられました
  • もともとは高山植物で耐寒性に優れています

利用方法

観賞用
  • 花壇での植栽
  • 切り花として利用
  • ドライフラワー
薬用
  • 民間療法で皮膚トラブルに使用されることがあります

注意: 医学的根拠は限られているため、医師に相談してから使用してください。

食用

その他
  • 蝶や蜂の蜜源
  • 野生動物の食料

毒性

症状: