ペラルゴニウム (天竺葵)

学名: Pelargonium × domesticum
科名: フウロソウ科

花言葉

  • あでやか
  • 君ありて幸福
  • あでやかな装い

特徴

花色:

説明

南アフリカのケープ地方原産のフウロソウ科多年草で、最初に栽培が始まったのは東方貿易で渡った先のヨーロッパでした。ゼラニウムの近縁で4~6月に西洋ツツジに似た艶やかな花を咲かせます。上2枚あるいは5枚すべての花弁の中心に黒や赤色のブロッチ(斑紋)やストライプの模様が入る花が特徴的で、ゼラニウムとは一季咲き性で区別されます。

豆知識

  • ゼラニウムとは同じ属ですが、一季咲きと四季咲きで区別されます
  • 花弁の斑紋が美しく、「貴婦人のゼラニウム」とも呼ばれます
  • 東方貿易でヨーロッパに持ち込まれた歴史があります
  • 現在の園芸品種は複数の原種の交配により作出されています

利用方法

観賞用
  • 鉢植えでの観賞
  • 春の花壇植栽
  • 窓辺の装飾
薬用
  • アロマテラピーでの香り利用

注意: 医学的根拠は限られているため、医師に相談してから使用してください。

食用

その他
  • 香料の原料
  • 蜂や蝶の蜜源

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性があります。

アメリカフヨウ (亜米利加芙蓉)

学名: Hibiscus moscheutos
科名: アオイ科

花言葉

  • しとやかな恋人
  • 繊細な美
  • 日ごとの美

特徴

花色:

説明

北アメリカ原産のアオイ科多年草で、繊細な花姿で人気のフヨウの仲間ですが、フヨウが低木なことに対し、アメリカフヨウは多年草です。実にタフな花で、多くの草花が弱る真夏でも20センチを超える大輪の花を咲かせます。ひとつひとつの花は一日花ですが、たくさんの花が次から次へと開花し、7月から9月まで楽しめます。冬は地上部分がなくなりますが、春から初夏に再び芽吹きます。

豆知識

  • 別名クサフヨウとも呼ばれます
  • タイタンビカスの親として品種改良に使用されています
  • 花径30cmにもなる園芸品種があります
  • 湿地に自生することから「スワンプ・ハイビスカス」とも呼ばれます

利用方法

観賞用
  • 夏の花壇植栽
  • 水辺の庭園
  • 大型鉢植えでの観賞
薬用
  • 北アメリカ先住民の伝統薬として皮膚トラブルに使用されていました

注意: 民間療法としての使用です。医師に相談してから使用してください。

食用

その他
  • 湿地の生態系保護
  • 蝶や蜂などの昆虫の蜜源
  • 野鳥の種子食料

毒性

症状:

アガパンサス

学名: Agapanthus africanus
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 恋の訪れ
  • ラブレター
  • 知的な装い

特徴

花色:

説明

南アフリカ原産のヒガンバナ科多年草で、ギリシャ語で愛を表す「アガペ」と花を意味する「アンサス」が語源です。初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の涼やかな花が開花します。草丈1m以上になる大型種から30cmほどの小型種まであり、花形もバラエティーに富んでいます。性質が強く、植えっぱなしでほとんど手がかかりません。

豆知識

  • 学名のアガパンサスは「愛の花」という意味です
  • 花火のような花形から英語では「Firework Flower」とも呼ばれます
  • 常緑種と落葉種の両方があります
  • 南アフリカには10~20種の原種が自生しています

利用方法

観賞用
  • 庭園での植栽
  • 切り花として利用
  • 公園や街路の緑化
薬用
  • 南アフリカの伝統医学で妊娠・出産時に使用されることがあります

注意: 医学的根拠は限られているため、医師に相談してから使用してください。

食用

その他
  • フラワーアレンジメント
  • 蜂や蝶の蜜源

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草, 特に球根

症状: 摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性があります。

ジャーマンアイリス (独逸菖蒲)

学名: Iris germanica
科名: アヤメ科

花言葉

  • 燃えるような愛
  • 恋のメッセージ
  • 吉報

特徴

花色:

説明

地中海地方原産のアヤメ科多年草で、1800年代初期にドイツ、フランスで品種改良されました。本種は野生のものはなく、アヤメ属の植物を交雑して作出された園芸品種です。花弁のつけ根近くにブラシのように毛が密生しているのが特徴で、4月から5月頃に色とりどりの花を咲かせることから、虹の花(レインボーフラワー)と呼ばれます。香りが強く、「匂いアイリス」の別名も持ちます。

豆知識

  • 学名のイリスはギリシャ語で「虹」を意味します
  • フランス王室の紋章フルール・ド・リスのモデルとされています
  • 花弁の毛(ひげ)が特徴的で「ビアデッド・アイリス」とも呼ばれます
  • 現在では数千の園芸品種が存在します

利用方法

観賞用
  • 春の花壇植栽
  • 切り花として利用
  • 庭園のボーダー植栽
薬用
  • 根茎から香料を抽出
  • 民間療法で皮膚トラブルに使用されることがあります

注意: 根茎には毒性があるため、内服は避けてください。外用の際も医師に相談してください。

食用

その他
  • 香水の原料
  • 紋章や装飾のモチーフ
  • 蜂や蝶の蜜源

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 根茎, 葉

症状: 摂取により嘔吐、下痢、腹痛を起こす可能性があります。皮膚接触でかぶれることもあります。