1894年

労働者の日がアメリカ合衆国の公式の祝日(9月の第1月曜日)に制定される。

アメリカ合衆国で労働者の日(Labor Day)が公式祝日に制定されました。労働者運動への連帯を示す記念日です。
1894年6月28日、グロバー・クリーブランド大統領の署名により、9月第1月曜日を労働者の日として公式に祝日と定められました。鉄道労働者の組合運動から始まった記念日は、労働者の権利向上と社会的認知を象徴しています。制定当時は経済的混乱や労働争議が頻発しており、政府は祝日制定で労働者をなだめる狙いもありました。以後、全国でパレードや演説が行われるようになり、夏の終わりを告げる行事として定着しました。今日では家族や友人と過ごす長い週末としても親しまれています。
1894年 労働者の日
1956年

ポーランドのポズナンで労働者による暴動(ポズナン暴動)。

1956年6月28日、ポーランドのポズナンで労働者が政府の経済政策に抗議して暴動を起こしました。
ポズナン暴動は1956年6月28日、ポーランド人民共和国のポズナンで勃発した労働者蜂起です。 労働者は賃金引き上げや労働条件改善を求めて平和的デモを行っていました。 しかし、当局がデモ隊に発砲し、治安部隊が市内中心部を制圧したことで騒擾へと拡大しました。 公式発表では約57名の死者が出たとされていますが、実際の犠牲者数はさらに多い可能性があります。 この事件はソビエト支配下の東欧で初めて大規模な反政府抗議が成功裡に行われた事例とされます。 暴動後、ポーランド国内で政治改革と「ポズナンの春」と呼ばれる体制緩和が進展しました。
1956年 ポーランド ポズナン ポズナン暴動
1969年

ニューヨークでストーンウォールの反乱が起きる。

1969年6月28日、ニューヨーク市のストーンウォール・インでLGBTコミュニティによる反乱が勃発しました。
ストーンウォールの反乱は1969年6月28日未明、ニューヨーク・グリニッジビレッジにあるゲイバー「ストーンウォール・イン」で始まりました。 警察の同性愛者取締りに対し、バー利用者や地元住民が抵抗して衝突が発生しました。 以降数夜にわたりデモと抗議が続き、アメリカ全土のLGBTコミュニティに共鳴を呼び起こしました。 この出来事は公然としたゲイの権利運動の転機とされ、年次のプライドパレードの契機となりました。 反乱から1年後には最初のプライド行進が行われ、現在のプライド月間(6月)の始まりと位置づけられています。 ストーンウォールはLGBTQ+の権利擁護の象徴として今日も高い評価を受けています。
1969年 ストーンウォールの反乱
1969年

新宿駅西口地下広場で開かれていたベ平連による反戦フォーク集会が暴動化し機動隊と衝突。64名が逮捕された。

1969年6月28日、新宿駅西口地下広場でのベトナム反戦運動集会が暴動に発展し、64名が逮捕されました。
ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)は反戦運動を行う市民グループです。 1969年6月28日、新宿駅西口地下広場で開かれたフォークソング集会に警察が介入し、参加者と機動隊が衝突しました。 一部が投石や放火の行為に及び、機動隊側も暴力的な鎮圧を行い、混乱が広がりました。 最終的に64名が公務執行妨害などの容疑で逮捕され、社会的な波紋を呼びました。 この事件は日本の学生運動や市民運動が過激化していた時期の象徴的な出来事と位置づけられています。 後の交通広場の整備や集会規制強化にもつながり、都市空間と表現の自由の問題を浮き彫りにしました。
新宿駅西口地下広場 ベ平連