06月28日

出来事 - 経済・産業

安政6年5月28日

江戸幕府が、米・英・蘭・仏・露に対し、神奈川・長崎・箱館で自由貿易を許可する布告を出す。

安政6年5月28日、江戸幕府は神奈川・長崎・箱館の3港を外国船に開放し、自由貿易を許可しました。
この布告は安政の五か国条約に基づき、日米修好通商条約などの不平等条約の一環として発せられました。 横浜（旧・神奈川）、長崎、箱館（現・函館）の開港により外国商人の居留と交易が始まりました。 幕府は欧米列強の圧力に屈しつつも、近代化への道を模索する契機としました。 開港は国内の経済構造を大きく変化させ、後の明治維新へ向けた動きに影響を与えました。 一方で幕府の対応に不満を覚えた攘夷派が尊王攘夷運動を加速させました。
1859年 安政 5月28日 米 英 蘭 仏 露 神奈川 長崎 箱館
1926年

ダイムラー・ベンツ社設立（ダイムラー社とベンツ社が合併）

ダイムラー社とベンツ社が合併し、ダイムラー・ベンツ社が設立されました。世界的自動車ブランドの誕生です。
1926年6月28日、ドイツの自動車メーカーであるダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフトとベンツ・ウント・チーエが合併し、「ダイムラー・ベンツ社」が誕生しました。これによりメルセデス・ベンツブランドが確立し、乗用車や商用車市場での競争力が飛躍的に向上しました。両社は特許や技術を統合し、高性能エンジンと革新的デザインで知られる車両を生み出しました。企業統合はドイツの産業界に大きな影響を与え、自動車産業のグローバル化が加速しました。今日でも世界屈指の高級車ブランドとして名を馳せています。
1926年
1991年

ソ連と東欧諸国で構成する経済相互援助会議 (COMECON) が解散。

1991年6月28日、ソ連と東欧諸国による経済相互援助会議（COMECON）が正式に解散しました。
COMECONは1949年に成立し、ソ連を中心に経済協力と計画経済の実現を目的とした組織です。 冷戦終結と東欧社会主義体制の崩壊を受け、運営基盤が消失しました。 解散により加盟国は市場経済への移行を加速させることになります。 旧ソ連圏の経済再編は数年を要し、社会的不安も生じました。 ヨーロッパ統合の潮流の中で、COMECONの役割は歴史の1ページとなりました。
1991年 ソ連 東欧 経済相互援助会議