寛元元年6月10日

後深草天皇

(1243 - 1304)

第89代天皇

第89代天皇
鎌倉時代前期の第89代天皇。幼少で即位し、上皇として院政を支えた。
1243年に生まれ、第89代天皇として6歳で即位しました。父は後嵯峨天皇で、皇位継承争いを経て即位しました。在位中は院政が成立し、上皇として朝廷と幕府の調整に努めました。和歌や歌学に造詣が深く、文化面でも影響力を持ちました。1304年に62歳で崩御し、その治世は後深草院政と呼ばれました。
1243年 寛元 6月10日 後深草天皇 天皇 1304年
1491年

ヘンリー8世

(1491 - 1547)

イングランド王

イングランド王
チューダー朝を代表するイングランド王。宗教改革を断行し、国教会を成立させた。
1491年に生まれ、1509年に即位して1547年まで在位しました。6度の結婚を重ね、男子後継者を巡る政争が続きました。1534年に教皇権からの離脱を宣言し、イギリス国教会を成立させました。教会財産の没収で王権を強化し、財政基盤を安定させました。54年の生涯を終えた後も、改革の影響は長く続きました。
1491年 ヘンリー8世 イングランド 1547年
1577年

ピーテル・パウル・ルーベンス

(1577 - 1640)

画家

画家
フランドル出身のバロック期を代表する画家。壮麗な色彩と躍動的な構図で知られる。
1577年に現在のベルギーで生まれ、イタリアやスペイン宮廷で研鑽を積みました。ヴェネツィアの色彩技法とローマの古典美術を融合した作風が特徴です。故郷アンヴェルスに大規模な工房を構え、多くの弟子を育てました。外交官としても活躍し、スペイン王フェリペ4世らの信任を得ました。1640年に没し、バロック美術に計り知れない影響を与えました。
1577年 ピーテル・パウル・ルーベンス 画家 1640年
正保元年5月24日

徳川綱重

(1644 - 1678)

徳川家光の三男、甲府藩主

徳川家光の三男 甲府藩主
江戸幕府初期の大名、徳川家光の三男として知られる甲府藩主。
1644年に生まれ、幼くして甲府藩主に任命されました。藩政においては領内の年貢安定と土木事業に尽力しました。幕府との関係を重視し、江戸初期の秩序維持に貢献しました。領民の暮らしに配慮した統治を心がけたとも伝えられています。1678年に若くして没し、短い生涯を藩政の安定に捧げました。
1644年 正保 5月24日 徳川綱重 徳川家光 甲府藩主 1678年
1712年

ジャン=ジャック・ルソー

(1712 - 1778)

思想家

思想家
フランス啓蒙思想を代表する思想家。『社会契約論』で近代民主主義に影響を与えた。
1712年にジュネーヴで生まれ、パリを拠点に思想活動を展開しました。『人間不平等起源論』や『社会契約論』で自然状態や人民主権を説きました。教育論『エミール』では子どもの発達を重視し、教育哲学に革新をもたらしました。政治理論だけでなく、自伝的著作『告白』でも注目を集めました。1778年に66歳で死去し、フランス革命にも大きな影響を残しました。
1712年 ジャン=ジャック・ルソー 思想家 1778年
天明3年6月3日

分部光邦

(1786 - 1810)

第9代大溝藩主

第9代大溝藩主
江戸時代の大名、大溝藩第9代藩主。
1786年に大溝藩の第9代藩主として生まれました。藩政では財政基盤の維持に努めたと伝えられています。領内の農業振興や年貢徴収の安定化を図ったと考えられます。文化面では藩校の運営に関心を寄せた記録が残ります。1810年に若くして没し、短い治世を終えました。
1786年 天明 6月3日 分部光邦 大溝藩主 1810年
寛政3年11月29日

大久保忠保

(1791 - 1848)

第6代烏山藩主

第6代烏山藩主
江戸時代の大名、烏山藩第6代藩主。
1791年に烏山藩の家督を継ぎ、第6代藩主として統治に当たりました。藩政では領民の年貢負担軽減を試みたともいわれます。幕府への忠誠を重視し、法令遵守を重んじました。文化・学問の奨励にも関心を寄せた記録が一部に残ります。1848年に57歳で没し、藩主としての役割を終えました。
1791年 寛政 11月29日 大久保忠保 烏山藩主 1848年
1815年

ローベルト・フランツ

(1815 - 1892)

作曲家

作曲家
ドイツ・ロマン派を代表する歌曲作曲家。
1815年にプロイセン地方で生まれ、シューマンらと交流しました。リート(歌曲)の作曲に専念し、多くの名作を世に送り出しました。教育者としても後進の指導に携わり、歌曲の普及に貢献しました。代表作には多くの民謡風歌唱曲や合唱曲があります。1892年に77歳で没し、ドイツ歌曲の発展に大きく寄与しました。
1815年 ローベルト・フランツ 作曲家 1892年
文化12年5月21日

牧野貞一

(1815 - 1840)

第5代笠間藩主

第5代笠間藩主
江戸時代の大名、笠間藩第5代藩主。
文化12年(1815年)に生まれ、第5代笠間藩主として藩政を担いました。領内の基本的な統治に従事し、農業振興や年貢安定に努めたと考えられます。幕府との関係維持にも心を配りました。1840年に25歳で若くして没し、短い治世を終えました。
文化 5月21日 牧野貞一 笠間藩主 1840年
1818年

アンジェロ・セッキ

(1818 - 1878)

天文学者

天文学者
イタリアの天文学者、現代天体物理学の先駆者。
1818年にジェノヴァ近郊で生まれ、イエズス会に入会しました。改良望遠鏡で太陽黒点を詳細に観測し、太陽周期の研究を行いました。スペクトル分析を天文学に導入し、星の分類を試みた先駆者です。ローマ天文台の管理者として後進の育成にも力を注ぎました。1878年に60歳で没し、天体物理学の基礎を築きました。
1818年 アンジェロ・セッキ 天文学者 1878年
1824年

ピエール・ポール・ブローカ

(1824 - 1880)

医学者

医学者
フランスの医学者で、言語機能を担う脳部位「ブローカ野」を発見した。
ピエール・ポール・ブローカはフランスの医学者・人類学者である。彼は1861年に発語障害を示す患者の脳を解剖し、後に「ブローカ野」と呼ばれる領域を特定した。これにより脳の局所機能論が確立され、神経学発展に大きく貢献した。ブローカはまた、人類学の研究にも取り組み、脳の形態と知能の関連を探求した。パリ大学で長年教鞭を執り、多くの門下生を育てた。彼の研究は現代の神経科学や言語学の基礎となっている。
1824年 ピエール・ポール・ブローカ 医学者 1880年
1825年

エミール・エルレンマイヤー

(1825 - 1909)

化学者

化学者
ドイツの化学者で、エルレンマイヤー・フラスコの発明者として知られる。
エミール・エルレンマイヤーは1825年にドイツで生まれた化学者である。彼は天然物化学と有機化学の分野で多くの業績を残し、特に独自のフラスコ形状を持つ「エルレンマイヤー・フラスコ」を考案したことで有名である。この器具は混合や加熱実験に適しており、現在でも化学実験室で広く使用されている。彼はドイツの大学で教鞭をとり、多くの学生を指導した。研究テーマには芳香族化合物や触媒反応の解明が含まれている。1909年に逝去するまで化学界に大きな影響を与えた。
1825年 エミール・エルレンマイヤー 化学者 1909年