1985年

上野動物園のジャイアントパンダ・ホアンホアンが人工受精で第一子を出産。初初(チュチュ)と命名されるが、29日に母親の下敷きになって死亡。

上野動物園で人工受精により誕生したジャイアントパンダの第一子「初初」。悲運にも母親の事故で早逝しました。
1985年6月27日、東京の上野動物園でジャイアントパンダのホアンホアンが人工受精に成功し、世界的にも注目される初の子パンダ「初初(チュチュ)」を出産しました。 「初初」は人工繁殖技術の成果として大いに話題となり、多くの報道が集まりました。 しかし6月29日、母パンダの体重が重くなり「初初」が母親の下敷きとなって命を落とすという悲劇が起こりました。 この出来事は動物園における飼育環境や安全管理の重要性を浮き彫りにし、繁殖プログラム見直しの契機となりました。 以降、上野動物園や国内外の動物園ではより慎重な管理体制を整え、ジャイアントパンダの人工繁殖研究が継続されました。
1985年 上野動物園 ジャイアントパンダ
1990年

スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律が公布・施行。

スパイクタイヤの粉じん発生を抑制する法律が公布・施行された日。
1990年6月27日、「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」が公布・施行されました。 本法は冬季に使用されるスパイクタイヤが生み出す粉じんが道路環境や呼吸器への影響を抑制する目的で制定されました。 法律はタイヤ素材の規制や使用基準を定め、粉じん発生量の抑制を義務付けています。 地方自治体には違反車両への罰則や使用制限措置が認められ、公衆衛生の向上が期待されました。 この施行により都市部や交通量の多い道路での粉じん濃度が低下し、環境保護と市民健康への配慮が進みました。
1990年 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律