1985年
上野動物園のジャイアントパンダ・ホアンホアンが人工受精で第一子を出産。初初(チュチュ)と命名されるが、29日に母親の下敷きになって死亡。
上野動物園で人工受精により誕生したジャイアントパンダの第一子「初初」。悲運にも母親の事故で早逝しました。
1985年6月27日、東京の上野動物園でジャイアントパンダのホアンホアンが人工受精に成功し、世界的にも注目される初の子パンダ「初初(チュチュ)」を出産しました。
「初初」は人工繁殖技術の成果として大いに話題となり、多くの報道が集まりました。
しかし6月29日、母パンダの体重が重くなり「初初」が母親の下敷きとなって命を落とすという悲劇が起こりました。
この出来事は動物園における飼育環境や安全管理の重要性を浮き彫りにし、繁殖プログラム見直しの契機となりました。
以降、上野動物園や国内外の動物園ではより慎重な管理体制を整え、ジャイアントパンダの人工繁殖研究が継続されました。
1985年
上野動物園
ジャイアントパンダ