明治4年5月10日
新貨条例公布。貨幣の名称を「円・銭・厘」とし十進法を採用。旧1両を1円とする。
十進法に基づく「円・銭・厘」の貨幣単位を制定し、旧来の諸制度から脱却した。
新貨条例は明治政府が貨幣制度を統一するために制定した法律です。
従来の両・分・朱といった複雑な単位を廃し、1円=100銭、1銭=10厘の十進法を採用しました。
旧1両は新1円と定められ、貨幣の名称と価値が明確化されました。
この改革により国内取引が活性化し、近代的経済システムの基盤が整備されました。
以後、日本の通貨制度は今日まで続く形を取ることになります。
1871年
5月10日
新貨条例
円
銭
厘