06月27日

ジョルジョ・ヴァザーリ（1511年 - 1574年）は、イタリア・ルネサンス期を代表する画家であり建築家です。 代表作にウフィツィ宮殿の拡張やサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院の装飾などがあります。 また著作『画家・彫刻家・建築家列伝』では、多くの同時代美術家の業績を記録し、美術史研究の礎を築きました。 その伝記はルネサンス美術の理解を深める重要な史料として高く評価されています。 フィレンツェを中心に宮廷や教会からの依頼を多数受け、多才な芸術家として知られました。 1574年6月27日に没し、その建築作品と著作は今日でも多くの学者や芸術家に参照されています。

海北友松（1533年 - 1615年）は、狩野派の流れを汲む日本画家です。 中国の水墨画や宋元画の影響を受けた大水墨画を得意とし、動植物や山水の表現に卓越しました。 代表作には国宝『雲龍図』や重要文化財の襖絵などがあり、屏風絵に革新的技法をもたらしました。 安土桃山から江戸初期の文化形成に大きく寄与し、後進の絵師たちに多大な影響を与えました。 晩年には禅僧としても修行し、その精神性を作品に反映したともいわれます。 1615年に没し、日本美術史上に残る名画家として高く評価されています。

ミヒール・ファン・ミーレフェルト（1566年 - 1641年）は、ネーデルラント出身のルネサンス期画家です。 牧歌的な風景画や風俗画を得意とし、宮廷や貴族からの肖像画や祭壇画の注文も受けました。 緻密な自然描写と光と影の巧みな対比で評価され、後の風景画発展に大きな影響を与えました。 アントウェルペンを拠点に活躍し、多くの弟子や模倣者を輩出しました。 その作品は当時の社会風俗を映し出す貴重な資料としても注目されます。 1641年に没し、フランドル美術の重要な画家として名を残しています。

エルコレ・ジェンナーリ（1597年 - 1658年）は、イタリアのバロック期に活躍した画家です。 宗教画や神話画を中心に制作し、柔らかな光と豊かな色彩表現を特徴とします。 ボローニャで修業した後、ローマやフェラーラでも制作活動を行い、芸術家ネットワークを築きました。 教会や貴族の邸宅に多くの作品を残し、イタリア各地で高い評価を得ました。 代表作とされる祭壇画はその優雅な構図と色彩で後世の画家に影響を与えました。 1658年に没し、バロック美術の一翼を担った画家として評価されています。

ミケランジェロ・ウンターベルガー（1695年 - 1758年）は、オーストリアのバロック期画家です。 ザルツブルクを拠点に宗教画や宮廷画を手掛け、温かな色彩と滑らかな筆致を特徴とします。 大聖堂や教会の祭壇画制作に携わり、地方美術の発展に貢献しました。 貴族の肖像画でも高い評価を得て、その優美な表現は当時の芸術界で称賛されました。 弟子を育て、芸術アカデミーの運営にも関与した記録が残されています。 1758年に没し、オーストリア・バロック美術の重要な画家として名を残しています。

1725年に生まれ、バイエルンで活動した木彫刻家。 ロココ様式の柔らかな曲線と繊細な表現が特徴。 教会の祭壇装飾や宗教彫刻を数多く手がけた。 木材の質感を生かした豊かな装飾は高い評価を受ける。 彼の作品は現在も教会美術の傑作とされている。

1752年生まれ、ドイツで作曲と評論の両面で活躍。 声楽歌曲を数多く作曲し、詩人ゲーテなどとも交流。 当時の音楽やオペラ作品の批評を執筆し、音楽ジャーナリズムを先導。 ベルリンやライプツィヒの音楽界に影響を与えた。 ヨーロッパ各地を旅し、各地の音楽事情を紹介した。

小山作之助（1864-1927）は、明治から大正期にかけて活躍した作曲家・音楽教育者です。 学校唱歌や合唱曲の作曲に携わり、音楽教育の現場で幅広く作品が用いられました。 音楽学校や師範学校で教壇に立ち、多くの後進を指導しました。 西洋音楽の理論と日本の伝統楽器を融合させた教育方針を掲げ、その普及に努めました。 没後も彼の作品は教育現場で演奏され続けています。

1874年に愛媛県に生まれた久留島武彦は、童話の創作と挿絵制作に情熱を注ぎました。童話雑誌『金の船』を創刊し、多くの子ども向け作品を発表。西洋の童話を翻訳紹介するとともに、日本の風土を生かしたオリジナル作品を執筆しました。自身でも挿絵を手がけ、文学と美術を融合させた作品世界を築きました。文化勲章を受章し、児童文化の礎を築いた功績が今日まで高く評価されています。

Eizaki Takatsubo (1904-1963) was a Japanese-style painter associated with the nihonga tradition. Born in 1904, he mastered traditional Japanese painting techniques and sought to blend them with modern sensibilities. Throughout his career, he exhibited works depicting landscapes and cultural themes, earning recognition in regional art exhibitions. His approach helped sustain and revitalize nihonga during a period of rapid modernization in Japan. He remained active until his death in 1963, leaving behind a legacy that influenced subsequent Japanese artists.