06月24日の命日 - 政治家・指導者

天禄元年5月18日

藤原実頼

(900 - 970)

公卿、関白

公卿関白

平安時代中期の公卿、関白。藤原北家の摂関政治を支えた人物。

藤原実頼（ふじわらのさねより、900年生）は、平安時代中期の公卿。藤原北家出身で、摂政や関白として院政の基盤を築いた。朝廷において天皇の補佐役を務め、藤原氏の権勢を維持・拡大した。特に醍醐天皇期に重用され、政治の中枢で活躍した。天禄元年5月18日に没し、その死後も摂関家の影響力は続いた。

970年天禄 5月18日藤原実頼公卿関白 900年

洪武31年閏5月10日

朱元璋（洪武帝）

(1328 - 1398)

明の太祖

中国・明朝の初代皇帝。農民出身から皇帝に上り詰めた人物。

朱元璋（1328年生 - 1398年6月24日）は、中国明朝の初代皇帝（洪武帝）。もともと農民の出身で、紅巾の乱などの混乱期に軍事指導者として頭角を現した。 1368年に南京を拠点に明朝を建国し、国家の基盤を築いた。治世下で中央集権化を推進し、科挙制度の整備や賦役法の改革を行った。厳格な法制度「大明律」を制定し、明朝の統治体制を確立した。

1398年洪武閏 5月10日朱元璋明 1328年

1407年

テオドロス1世パレオロゴス

(1355 - 1407)

モレアス専制公

15世紀初頭のモレアス専制公。パレオロゴス朝の一員として政務を執り行った。

テオドロス1世パレオロゴス（1355年頃生 - 1407年没）は、ビザンツ帝国末期のモレアス専制公。パレオロゴス家出身として、ギリシア南部のモレアス地方を統治した。領内の要塞化や防衛体制の強化に努め、オスマン帝国の侵攻に備えた。文化面では修道院や教会の支援を行い、ビザンツ文化の繁栄に寄与した。没後もパレオロゴス家の影響力は続いたが、その支配は次第に弱まっていった。

1407年テオドロス1世パレオロゴスモレアス専制公 1355年

1798年

マリア・クリスティーナ

(1742 - 1798)

ネーデルラント総督、テシェン女公

ネーデルラント総督テシェン女公

オーストリア大公女で、ネーデルラント総督やテシェン女公を務めた政治家。

マリア・クリスティーナ（1742年 - 1798年6月24日）は、マリア・テレジアの子女の一人であった大公女。マリー・アントワネットの姉にあたり、オーストリア継承戦争後にネーデルラント総督に任命された。政治手腕を発揮して財政改革や行政整備を推進し、地方統治の近代化を図った。 1795年にテシェン女公に叙され、ポーランド分割後の領地統治にも関与した。その統治は周辺諸国からも評価され、啓蒙専制君主の一例とされる。

1798年マリア・クリスティーナネーデルラントテシェン女公 1742年

1803年

マシュー・ソーントン

(1714 - 1803)

アメリカ独立宣言署名者

アメリカ独立宣言の署名者で、新ハンプシャー州代表の政治家。

マシュー・ソーントン（1714年 - 1803年6月24日）は、アメリカ独立戦争期の政治家。新ハンプシャー植民地（後の州）を代表して大陸会議に参加し、独立宣言に署名した。弁護士や医師としても活躍し、州内の司法制度や医療施設整備に貢献した。独立後は司法長官や上院議員を歴任し、合衆国初期の政治基盤構築に携わった。 90歳を超えて長寿を全うし、1803年6月24日に没した。

1803年マシュー・ソーントンアメリカ独立宣言 1714年

1815年

チャールズ・リー

(1758 - 1815)

第3代アメリカ合衆国司法長官

アメリカ合衆国の第3代司法長官。ジョージ・ワシントンおよびジョン・アダムズ政権で法務行政を担当した。

1758年にウェールズで生まれ、後にアメリカに移住して政治・法律の道へ進む。 1795年から1801年まで第3代アメリカ合衆国司法長官を務め、連邦法整備に貢献した。ワシントン大統領とアダムズ大統領の下で、司法省の基礎を築き上げた。退任後はフィラデルフィアで法律実務に携わり、1815年に死去した。

1815年チャールズ・リーアメリカ合衆国司法長官 1758年

1817年

トマス・マッキーン

(1734 - 1817)

連合会議議長、ペンシルベニア州知事

連合会議議長ペンシルベニア州知事

アメリカ独立戦争期の政治家。連合会議の議長やペンシルベニア州知事を歴任した。

1734年に現在のデラウェア州ニューキャッスルで生まれる。大陸会議の代表として独立宣言に関与し、1781年には連合会議議長を務めた。 1788年の憲法批准にも参加し、共和国設立の礎を築いた。 1799年から1808年までペンシルベニア州知事を務め、州最高裁判所長官も歴任。 1817年に死去し、建国期の要職を歴任した指導者として知られる。

1817年トマス・マッキーン連合会議ペンシルベニア州知事 1734年

1818年

アレクサンドル・クラーキン

(1752 - 1818)

ロシア帝国の枢密顧問官

ロシア帝国の高位官僚。枢密顧問官として皇帝に助言を行った。

1752年に貴族の家系に生まれ、若くして官僚の道を歩む。枢密院参事官（枢密顧問官）として、国家の内政・外交政策に深くかかわった。エカチェリーナ2世やアレクサンドル1世の下で要職を歴任し、帝政ロシアの官僚機構を支えた。外交ミッションにも従事し、ヨーロッパ各国との交渉に参加。 1818年にその生涯を閉じた。

1818年アレクサンドル・クラーキンロシア帝国 1752年

天保6年5月29日

松平定通

(1805 - 1835)

第11代伊予松山藩主

江戸時代後期の大名。第11代伊予松山藩主として藩政を統括した。

1805年に大名家に生まれ、若くして伊予松山藩主の地位を継承。藩政においては財政改革や藩校の整備に取り組み、領民の教育・生活向上を図った。幕府との関係調整にも当たり、地域の安定に努めた。在任期間は短かったものの、藩政改革の基礎を築いた。 1835年に29歳で病没した。

1835年天保 5月29日松平定通伊予松山藩主 1805年

1860年

ジェローム・ボナパルト

(1784 - 1860)

ヴェストファーレン王

ナポレオン1世の弟で、ヴェストファーレン王国の初代国王を務めた。

1784年、コルシカ島に生まれる。 1807年、兄ナポレオンの改革政策の一環としてヴェストファーレン王に任命される。統治下では近代的な法制や行政制度を導入し、教育や経済発展にも力を入れた。 1813年のライプツィヒの戦いで王国が崩壊すると、流浪の身となる。晩年はヨーロッパ各地を転々とし、1860年に死去した。

1860年ジェローム・ボナパルトヴェストファーレン王 1784年

1894年

マリー・フランソワ・サディ・カルノー

(1837 - 1894)

フランス第三共和政第4代大統領

フランス第三共和政期の大統領。1887年から在任し、社会政策と平和外交に努めた。

1837年にリモージュで生まれ、工学を学ぶ。普仏戦争を経て公共事業大臣や財務大臣を歴任し、豊富な行政経験を持つ。 1887年に第4代大統領に就任し、経済発展と社会福祉の拡充を推進。対外的には平和的解決を志向し、列強間の緊張緩和に努めた。在任中の1894年にリヨンで青年に暗殺され、政治史に大きな衝撃を与えた。

1894年マリー・フランソワ・サディ・カルノーフランス第三共和政大統領 1837年

1908年

グロバー・クリーブランド

(1837 - 1908)

第22代・24代アメリカ合衆国大統領

アメリカ合衆国の第22代および第24代大統領。史上唯一の非連続政権を築いた人物。

1837年にニュージャージー州で生まれ、オハイオ州で育つ。若くして法律を学び政治活動を開始。 1884年と1892年に大統領に当選し、第22代・第24代を非連続で務めた。汚職撲滅や財政健全化を掲げ、小さな政府を志向した。鉄道規制法の制定や農業支援政策を推進し、行政の効率化に努めた。 1908年にニューヨークで死去し、誠実な指導者として評価されている。

1908年グロバー・クリーブランドアメリカ合衆国大統領 1837年