06月24日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1838年

ヤン・マテイコ

(1838 - 1893)

画家

ポーランド史を壮大な絵画で再現した画家。歴史的瞬間をドラマチックに描き、国民的英雄像を創出した。

ポーランド・クラコフ生まれ。歴史絵画の巨匠として「グルンヴァルトの戦い」など壮大な作品を手がける。クラコフ美術アカデミーで教壇に立ち、多くの若手を育成。緻密な構図と豊かな色彩でポーランドの歴史と文化を表現。国の独立運動と結びつき、国民の誇りを呼び覚ました。現在はマテイコ博物館に多くの作品が所蔵され、後世に影響を与え続けている。

1838年ヤン・マテイコ画家 1893年

1840年

ルイ・ブラッサン

(1840 - 1884)

ピアニスト、作曲家

ピアニスト作曲家

ベルギー出身の名ピアニスト兼作曲家。ワーグナーなどのオーケストラ作品をピアノに移した名編曲で知られる。

ブリュッセル王立音楽院で学び、若くして演奏家として頭角を現す。ワーグナー作品のピアノ編曲を手がけ、演奏会で大きな評価を受けた。ロシア皇帝の宮廷音楽院で教授を務め、多くの弟子を育成。自身の作品も発表し、ロマン派ピアノ曲に独自の表現を加えた。ヨーロッパ各地でリサイタルを開催し、当時の音楽界に大きく貢献。 44歳で急逝するまで、演奏と教育に生涯を捧げた。

1840年ルイ・ブラッサンピアニスト 1884年

1873年

ヒューゴ・シンベリ

(1873 - 1917)

画家

フィンランドを代表する象徴主義の画家。幻想的なモチーフと神秘的な雰囲気が特徴。

フィンランド美術アカデミーで学ぶ。代表作「傷ついた天使」はフィンランドの象徴的作品として広く知られる。自然や死をテーマに詩的な表現を追求し、国内外で高い評価を得た。ヘルシンキで美術教員として後進の指導にも尽力。 44歳で早逝したが、その幻想的な作風は現在まで多くのファンを魅了し続けている。

1873年ヒューゴ・シンベリ 1917年

1883年

ジャン・メッツァンジェ

(1883 - 1956)

画家

キュビスムの理論家かつ画家の先駆者。絵画と文献の両面で運動を牽引した。

フランス生まれ。アンリ・ルソーに師事し、初期の原始主義的作品を制作。ピカソやブラックとともにキュビスムの理論を構築し、『立体主義』を共著。絵画制作と理論的執筆を横断し、運動の思想的基盤を築く。戦後はより装飾的で抽象的な作風を探求。 1956年に逝去し、その多面的な活動はアート史に大きな足跡を残した。

1883年ジャン・メッツァンジェ 1956年

1904年

フィル・ハリス（Phil Harris）

(1904 - 1995)

歌手

アメリカの歌手・バンドリーダー。ジャズやビッグバンド音楽で人気を博し、後に声優としても活躍した。

フィル・ハリスは1904年アメリカに生まれた。ドラム奏者としてキャリアを開始し、トミー・ドーシー楽団などで活動した。1930年代から自らのビッグバンドを率いてヒット曲を生み出し、『ザ・フィル・ハリス・アリス・フェイ・ショー』でラジオスターとしても知られた。1950年代以降はディズニー映画の声優として『ジャングル・ブック』のバルーや『おしゃれキャット』のトーマス・O・マリーを演じた。1995年に亡くなり、多彩な才能で音楽とエンターテインメント界に影響を残した。

1904年 Phil Harris 1995年

1904年

谷口吉郎

(1904 - 1979)

建築家

日本の建築家。日本建築の伝統美とモダニズムを融合させた作品で知られる。

谷口吉郎は1904年に東京で生まれ、東京帝国大学建築学科を卒業した。近代建築と日本の伝統美を融合させる独自のデザイン理念を確立し、長野県松代陣屋記念館や谷口吉郎・吉生記念金沢建築館など多くの作品を手がけた。戦後は東京大学教授として後進の育成にも尽力し、日本建築学会会長を務めた。建築史家・谷口吉郎の長男、谷口吉生も著名な建築家として活躍している。1979年に死去し、その功績は今日まで高く評価されている。

谷口吉郎建築家 1979年

1906年

ピエール・フルニエ

(1906 - 1986)

チェロ奏者

フランスのチェロ奏者。優雅で温かな音色により『チェロの貴公子』と称される。

ピエール・フルニエは1906年パリ生まれのチェリストで、幼少期から才能を発揮した。パリ音楽院で学んだ後、ソリストとして国際的に活躍し、バッハやベートーヴェン作品の録音で高い評価を受けた。演奏には洗練された表現力と深い音楽性があり、多くの名演を残した。戦後は教育者として次世代のチェリストを育成し、フランス音楽界に多大な影響を与えた。1986年に亡くなるまで幅広いレパートリーを披露し続けた。

1906年ピエール・フルニエチェロ奏者 1986年

1907年

靉光

(1907 - 1946)

洋画家

日本の洋画家。鮮やかな色彩と力強いタッチで戦前の美術界に新風を吹き込んだ。

靉光は1907年石川県金沢市に生まれ、東京美術学校（現東京藝術大学）で洋画を学んだ。セザンヌやゴーギャンの影響を受けた表現主義的な作風を展開し、個展や展覧会で注目を集めた。代表作には『裸婦』や『静物』などがあり、斬新な構図と大胆な色使いが特徴的である。戦時中の物資不足にも関わらず制作を続け、若くして亡くなるまで創作に情熱を注いだ。1946年に亡くなり、その短い生涯で残した作品は今なお高く評価されている。

1907年靉光洋画家 1946年

1930年

クロード・シャブロル

(1930 - 2010)

映画監督

フランスの映画監督。ヌーヴェルヴァーグの旗手の一人として知られる。

クロード・シャブロル（1930年-2010年）はフランスの映画監督です。 1950年代後半、ジャン＝リュック・ゴダールらとともにヌーヴェルヴァーグを牽引しました。『顔のない眼』や『女は女である』など社会風刺や心理描写に優れた作品を多数手がけました。作品にはサスペンス要素と人間ドラマを融合させ、独自の演出スタイルを確立しました。長いキャリアを通じて一貫して社会問題をテーマに取り上げ、映画史に大きな足跡を残しました。

1930年クロード・シャブロル 2010年

1940年

ヴィットリオ・ストラーロ

映画カメラマン

イタリアの映画撮影監督。革新的な光の表現で知られるシネマトグラファー。

ヴィットリオ・ストラーロ（1940年生）はイタリアの映画撮影監督です。『地獄の黙示録』や『ラストエンペラー』などハリウッド作品で光と影の表現を追求しました。 3度のアカデミー撮影賞を受賞し、映画美術と映像技術の発展に大きく貢献しました。その革新的な撮影手法は多くの映像作家に影響を与えています。現在も世界各地で映画制作に携わり、後進の育成にも力を注いでいます。

1940年ヴィットリオ・ストラーロ

1944年

ジェフ・ベック

(1944 - 2023)

ギタリスト

英国の著名なロックギタリスト。ヤードバーズ出身で、革新的なサウンドを追求した。

1944年6月24日生まれのイギリスのロックギタリスト。初期にはヤードバーズのメンバーとして活躍。 1967年に自身のバンド「ジェフ・ベック・グループ」を結成。ジャズ・ロックやフュージョンなど多彩な音楽スタイルを探求。卓越したテクニックと独創的なサウンドで世界的な評価を得た。グラミー賞を複数回受賞し、ギター界に大きな影響を与えた。 2023年に逝去した。

1944年ジェフ・ベックギタリスト 2023年

1959年

エフゲーニ・ザラフィアンツ

ピアニスト

1959年エフゲーニ・ザラフィアンツピアニスト