1887年

カナダ初の国立公園・バンフ国立公園設置。

カナダで初めて国立公園が設置され、自然保護の先駆けとなりました。
1887年6月23日、カナダ政府はアルバータ州ロッキー山脈の一角をバンフ国立公園として指定し、同国初の国立公園を設立しました。 公園内には氷河や山岳湖、野生動物が豊富に生息し、自然保護と観光振興のモデルケースとなりました。 設立当初は鉄道会社との協力で観光インフラが整備され、その後も世界遺産登録を経て多くの訪問者を集めています。 現在ではエコツーリズムや環境教育の拠点としても高い評価を受けています。
1887年 カナダ 国立公園 バンフ国立公園
1944年

北海道壮瞥町の有珠山東麓の畑地が噴火。昭和新山が誕生。

有珠山の噴火によって新たに昭和新山が誕生した、貴重な地質現象です。
1944年6月23日、北海道壮瞥町の有珠山東麓の畑地で噴火が始まりました。 火山活動の堆積と膨張により、マグマが地表に押し出されて陥没地帯が形成されました。 数日間にわたる噴火活動の結果、やがて盛り上がった地塊が山となり、昭和新山と名付けられました。 この現象は生きた地形変化を観察できる貴重な例として地質学的価値が高いとされます。 現在は国指定天然記念物となり、多くの観光客を集めています。
1944年 北海道 壮瞥町 有珠山 昭和新山
1961年

南極条約が発効。

南極大陸の平和的利用と科学協力を目的とした南極条約が発効した。
南極条約は、1959年に12か国が署名した国際条約で、南極大陸を科学研究の場として平和利用することを定めています。1961年6月23日に発効し、軍事行動や核実験の禁止、領有権主張の凍結が規定されました。加盟国は科学データを共有し、環境保全や生態系への影響軽減にも取り組むことになりました。条約は公開性と非武装化を基盤としており、80か国以上が参加しています。現在も南極の国際協力体制を支える重要な枠組みです。
1961年 南極条約