延暦21年5月19日
富士山噴火で陥没した足柄路の代わりに筥荷路(箱根路)が開通。
延暦21年の富士山噴火により足柄路が通行不能となり、東海道の代替ルートとして箱根路が開通した。
802年(延暦21年)5月19日の富士山の噴火に伴い、従来の足柄路が土砂の崩落で通行不能となった。
これを受けて朝廷は東海道の代替路として、箱根集落を経由する筥荷路(後の箱根路)を整備し、往来を確保した。
箱根路の開通は平安初期の交通ネットワーク維持に重要な役割を果たし、後に東海道の主要ルートの一つとなった。
この出来事は富士山噴火が社会基盤に与えた影響を示す史料としても知られる。
当時の官道整備の事例として、平安時代の交通政策を考える上で重要視されている。
802年
延暦
5月19日
富士山
足柄路
箱根路