06月21日の出来事 - 戦争・紛争 | calendar.web-standard.org

1339年

ラウペンの戦いが起こり、都市国家ベルンが貴族に勝利。

1339年、スイスの都市国家ベルンが貴族軍を破り、共和国の基礎を築いた中世の重要な戦闘です。

ラウペンの戦いは神聖ローマ帝国下の都市国家ベルンと貴族勢力が衝突した戦闘です。戦いはシルヴァウ川近郊で行われ、ベルン軍が巧みな戦術で貴族軍を撃破しました。この勝利によりベルンは周辺領域での影響力を強め、後のスイス連邦形成に寄与しました。中世ヨーロッパにおける都市と封建勢力の対立を象徴する出来事として知られています。

1339年ラウペンの戦い英語版都市国家ベルン貴族

応仁元年5月20日

応仁の乱：山名持豊（宗全）、畠山義就らが挙兵。

1467年、山名持豊（宗全）らが京都で挙兵し、応仁の乱の火ぶたが切られました。

応仁の乱は室町幕府の権力争いから発生した大規模な内乱です。山名持豊（宗全）と細川勝元の対立が表面化し、両陣営が京都周辺で衝突しました。この乱は約10年間続き、各地の大名が参戦して戦国時代の混乱を深刻化させました。結果的に幕府の統制力は著しく弱体化し、戦国大名の台頭を許す契機となりました。日本史上、最初期の大規模内戦として重要視されています。

1467年応仁 5月20日応仁の乱山名持豊（宗全）畠山義就

天正10年6月2日

本能寺の変。明智光秀が京都の本能寺に滞在中の織田信長を襲撃し、織田信長は自害。

本能寺の変で明智光秀が織田信長を襲撃し、信長が自害に追い込まれました。

本能寺の変は本能寺に滞在していた織田信長が家臣・明智光秀の謀反に遭った事件です。光秀は夜襲をかけ、信長は退路を絶たれ自害に追い込まれました。この急襲劇により織田政権は一時的に混乱し、後に羽柴秀吉（豊臣秀吉）が迅速に天下を掌握しました。本能寺の変は戦国時代の権力構造を一変させた転機として知られ、多くの謎や伝説を生んでいます。

1582年天正 6月2日本能寺の変明智光秀京都本能寺織田信長

文禄2年5月22日

文禄の役：第二次晋州城の戦いが始まる。

1593年の文禄の役で日本軍が朝鮮の晋州城を再度包囲した戦いが始まりました。

文禄の役は豊臣秀吉が朝鮮半島侵攻を開始した一連の戦役です。第二次晋州城の戦いは1593年に行われ、日本軍が再び晋州城を包囲しました。前回の包囲戦で退却した日本軍でしたが、今回は大規模な増援を投入しました。しかし朝鮮軍と明軍の抵抗は激しく、日本軍は大きな犠牲を払いました。この戦いは朝鮮半島での衝突が激化した象徴的な出来事の一つです。

1593年文禄 5月22日文禄の役第二次晋州城の戦い

寛文9年6月4日

シャクシャインの戦い：アイヌ民族が一斉蜂起。

1669年、アイヌ民族が松前藩の交易支配に反発して蜂起を起こした反乱です。

シャクシャインの戦いは北海道で起きたアイヌ民族の反乱です。松前藩の交易支配や不当な商取引への不満が背景にあり、蜂起を主導したのがシャクシャインでした。アイヌ勢力は当初優勢で、城砦を襲撃し松前領内を荒らしました。しかし幕府の介入と松前藩の鎮圧戦術により反乱は鎮められました。この出来事は蝦夷地の歴史とアイヌ文化の抗争を象徴する重要な事件です。

1669年寛文 6月4日シャクシャインの戦いアイヌ民族蜂起

1685年

イングランドでモンマスの反乱起こる。

1685年、イングランドでジェームズ2世に対しモンマス公爵が反乱を起こしました。

モンマスの反乱はジェームズ2世の専制政治に反発したプロテスタント勢力の蜂起です。反乱を率いたのはチャールズ2世の庶子ジェームズ・スコット、モンマス公爵でした。兵力や資金に乏しい反乱軍は迅速に鎮圧され、モンマス公爵は捕えられて処刑されました。また、反乱はイングランド内外で波紋を呼び、後の権利章典制定にも影響を与えたとされています。この事件は名誉革命への前兆とも評され、王政の不安定化を招きました。

1685年イングランドモンマスの反乱

1711年

アン女王戦争: ブラッディクリークの戦いでアベナキ族が勝利。

1711年、アン女王戦争中のブラッディクリークの戦いでアベナキ族がイギリス軍を撃退しました。

アン女王戦争は北米植民地で展開された大西洋三十年戦争の一部です。1711年のブラッディクリークの戦いでは、アベナキ族を中心とする先住民とフランス軍が連合し、イギリス植民地軍を襲撃しました。イギリス側は急襲を受けて混乱し、多くの兵士が戦死または捕虜となりました。この勝利は先住民勢力の戦術的優位を示し、戦争全体の進行に影響を及ぼしました。

1711年アン女王戦争ブラッディクリークの戦いアベナキ族

1798年

ヴィネガー・ヒルの戦いが起こり、イギリスがアイルランド連合に勝利。

1798年6月21日に起きたアイルランド反乱時の主要な戦闘のひとつ。イギリス軍がヴィネガー・ヒルで反乱軍を撃破し、反乱の主力を壊滅させた。

1798年6月21日にアイルランドのヴィネガー・ヒルで発生した戦闘です。反乱指導者を中心とするアイルランド連合（United Irishmen）がイギリス軍に対して蜂起しました。イギリス軍は圧倒的な火力と組織力で反乱軍を包囲し、壊滅的打撃を与えました。反乱軍の主力が敗北し、2,000人以上の犠牲者を出す結果となりました。この戦いは1798年のアイルランド反乱の中心的戦闘とされ、その敗北が蜂起終息の一因となりました。イギリス支配強化の象徴ともなり、その後のイギリス－アイルランド関係に影響を与えました。

1798年ヴィネガー・ヒルの戦い英語版イギリスアイルランド連合英語版

1807年

ナポレオン戦争：フランス・ドイツ・プロイセンの3か国間で休戦協定が締結。

ナポレオン戦争中の1807年6月21日、フランス・プロイセン・ドイツ（諸邦）間で一時的な休戦が成立した。戦線の膠着状態を一時緩和する役割を果たした。

ナポレオン戦争の進行中、主要戦線での戦闘が一時的に休戦された協定です。当時のフランス政府とプロイセン王国、複数のドイツ諸邦が合意に至りました。協定は戦術的な再編と補給線の立て直しを目的として締結されました。これにより両陣営は大規模な戦闘を回避し、兵力を再編成する猶予を得ました。休戦期間中には捕虜交換や補給活動が行われ、戦線に変化が生じました。しかし最終的にはナポレオンのさらなる進撃に伴い休戦は破棄され、戦闘が再開されました。ヨーロッパ各地の勢力均衡に一時的な変化をもたらした出来事です。

1807年ナポレオン戦争フランスドイツプロイセン休戦協定

1813年

スペイン独立戦争：ビトリアの戦い。

スペイン独立戦争中の1813年6月21日、ウェリントン率いる連合軍がビトリアでフランス軍に決定的勝利を収めた。

イギリスのウェリントン公爵が指揮するイギリス・ポルトガル・スペイン連合軍と、ナポレオン率いるフランス軍が激突しました。戦場はスペイン北部のビトリア近郊で、連合軍は巧妙な包囲戦術を用いました。フランス軍は重砲力と守備陣地を有していたものの、連合軍の機動力と連携に押されました。結果、フランス軍は多数の砲兵や物資を放棄しながら撤退を余儀なくされ、戦死・捕虜合わせて約14,000名の損耗を出しました。この勝利はイベリア半島からのフランス撤退を加速させ、ナポレオン戦争の転換点のひとつとされています。

1813年スペイン独立戦争ビトリアの戦い

1824年

ギリシャ独立戦争：エジプトがエーゲ海のプサラ島を占領。

1824年6月21日、エジプトのイブラヒム・パシャ率いる部隊がプサラ島を占領し、ギリシャ独立勢力に大打撃を与えた。

ギリシャ独立戦争中、オスマン帝国の援軍として参戦したエジプト軍がエーゲ海のプサラ島に上陸しました。指揮官はムハンマド・アリー朝のイブラヒム・パシャで、強力な陸海戦力を展開しました。プサラ島のギリシャ義勇兵は数で劣り、抵抗も一時的なものにとどまりました。エジプト軍は要塞を制圧し、補給路を確保することで重要拠点を掌握しました。この占領は内陸戦を有利に進める起点となり、ギリシャ側の戦略見直しを迫りました。最終的にこの地域での奪還戦は後年まで続きました。

1824年ギリシャ独立戦争エジプトエーゲ海プサラ島

1826年

ギリシャ独立戦争：バルガスの戦い。

1826年バルガスの戦い英語版