1752年
ベンジャミン・フランクリンが、ライデン瓶による積乱雲の帯電を証明する実験を行う。
1752年、ベンジャミン・フランクリンが雷が電気を帯びることを実証する実験を行いました。
1752年のフランクリンの実験では、ライデン瓶を用いて積乱雲からの帯電を確認しました。カイトを飛ばして雷雨時の電気を導線でライデン瓶に溜め、その後放電させる試みが有名です。これにより雷と電気が同一の現象であることが証明されました。フランクリンは避雷針の発明にも至り、電気学の発展に大きく貢献しました。この実験は科学的思考と実験技術の革新を象徴する出来事です。
1752年
ベンジャミン・フランクリン
ライデン瓶
積乱雲
1876年
横須賀造船所で日本初の軍艦「清輝」が竣工。
1876年6月21日、横須賀造船所で日本初の洋式軍艦「清輝」が竣工し、海軍近代化の象徴となった。
維新政府による近代化政策の一環として建造された記念碑的な艦艇。
明治初期、フランス人技師レオンス・ヴェルニーの指導の下で建造が進められました。
船体は木造に蒸気機関を組み合わせたハイブリッド方式で、当時の最新技術を取り入れていました。
全長約50メートル、排水量約700トンの中型軍艦で、砲装備や艦砲射撃能力が備わっていました。
6月21日に竣工式が行われ、政府高官や招待客が出席し、日本海軍の近代化を祝いました。
清輝の完成は日本の造船技術向上を示すとともに、海外技術導入の成功例とされています。
この後、横須賀造船所は更なる大型艦の建造拠点となり、海軍力強化に貢献しました。
清輝自体は後に除籍されましたが、その意義は長く語り継がれています。
1876年
横須賀造船所
軍艦
清輝
1931年
ドイツの鉄道車両、シーネンツェッペリンが、230km/hを達成。
ドイツの実験的鉄道車両シーネンツェッペリンが時速230kmを記録し、世界最速を達成しました。
シーネンツェッペリンは1930年代初頭に開発された航空機技術を応用した鉄道車両です。
プロペラ駆動方式を採用し、フランツ・クルッケンベルクの設計によって高速走行を追求しました。
1931年6月21日、230km/hを記録し当時の世界最速記録を樹立しました。
車体は流線型アルミ合金製で軽量化が図られ、空力性能にも優れていました。
実用化には至らなかったものの、後の高速鉄道技術に影響を与えた画期的な試みです。
現在はデザイン性と技術革新の象徴として、鉄道博物館などに展示されています。
1931年
ドイツ
鉄道車両
シーネンツェッペリン
km/h
1948年
世界初のプログラム内蔵式コンピュータManchester Small Scale Experimental Machine (SSEM) が初稼動。
1948年6月21日、世界初のプログラム内蔵式コンピュータ「Manchester SSEM」が初稼動しました。
Manchester Small Scale Experimental Machine (SSEM) はマンチェスター大学で開発され、「Baby」とも呼ばれています。
1948年6月21日、ウィリアムズ管 (CRT) を用いたメモリにプログラムを格納し、命令を実行する試験に成功しました。
これによりパンチカードやテープによるプログラム入力からの脱却が可能となり、コンピュータアーキテクチャの基礎が築かれました。
SSEMの成果は後のEDSACやENIACの改良に影響を与え、プログラム内蔵方式の標準化を促進しました。
現代の情報社会を支える技術の原点として高く評価されています。
プログラム内蔵式コンピュータ
Manchester Small-Scale Experimental Machine
2004年
スケールド・コンポジッツ社のスペースシップワンによって、民間企業による有人宇宙飛行としては世界で初めて高度100km(10万メートル)を達成。
民間企業による初の有人宇宙飛行で高度100kmを達成しました。
2004年6月21日、アメリカのスケールド・コンポジッツ社が開発した機体「スペースシップワン」が高度100kmを突破しました。
これは民間企業による有人宇宙飛行として世界初の快挙です。
同機はロケットモーターとグライダー機構を組み合わせた独自設計を採用しています。
この成功により宇宙開発の民間参入が注目され、後の宇宙旅行ビジネスの可能性が大きく広がりました。
科学技術の新たな時代を象徴する出来事とされています。
2004年
スケールド・コンポジッツ社
スペースシップワン
民間企業
有人宇宙飛行
2006年
2005年に新たに発見された冥王星の2つの衛星が、「ニクス」「ヒドラ」と名付けられたと、国際天文学連合が発表。
冥王星の新衛星が「ニクス」と「ヒドラ」と命名されました。
2006年6月21日、国際天文学連合(IAU)は、2005年に発見された冥王星の二つの衛星に正式名称を付与しました。
新たに命名された「ニクス(Nix)」「ヒドラ(Hydra)」はギリシア神話の冥界の神々にちなんでいます。
これにより冥王星の衛星数は5つとなり、その軌道や特徴の研究がさらに加速されました。
命名は公募と学術委員会の審査を経て決定され、天体命名の伝統と科学的探求が両立されました。
太陽系外縁天体の研究における重要な一歩となりました。
2006年
2005年
冥王星
衛星
ニクス
ヒドラ
2022年
韓国が、自国で開発したロケット「ヌリ」を羅老(ナロ)宇宙センターから打ち上げ、性能確認用の衛星の軌道投入に成功。これにより韓国は、1トン以上の衛星の軌道投入に成功した世界で7番目の国になった。
韓国が完全国産ロケット「ヌリ」を打ち上げ、衛星の軌道投入に成功して1トン以上の衛星投入に成功した世界7番目の国となった。
2022年6月21日、韓国は羅老(ナロ)宇宙センターから自国初の試験衛星搭載ロケット「ヌリ」を打ち上げました。
この打ち上げは韓国初の完全国産ロケットによる衛星軌道投入を目的としており、性能確認用衛星を予定軌道に乗せることに成功しました。
打ち上げ当日は多数の専門家やメディアが成功を見守り、ロケットは設計通りに段階分離を行いました。
衛星は予定高度で軌道投入され、その後の通信テストでも良好なデータ受信を確認しました。
これにより韓国は1トン以上の衛星を軌道に投入した7番目の国となり、宇宙開発競争に新たな一歩を刻みました。
今後はより大型の静止衛星打ち上げや月探査ミッションなど、次世代ロケットの開発が期待されています。
2022年
韓国
ヌリ
羅老(ナロ)宇宙センター