元文元年5月13日

江戸幕府が金銀吹き替え(改鋳)を布告(元文改鋳)。

1736年、江戸幕府が金銀貨の改鋳を命じる元文改鋳を布告しました。
元文改鋳は幕府が貨幣価値を調整するために実施した通貨改革です。金銀の含有量を変更し、貨幣の実質的価値を下げる目的がありました。物価の高騰や財政難への対策として行われましたが、信用不安を招いて流通混乱を引き起こしました。幕府は改鋳後に再度補填策を講じる必要に迫られ、経済政策の難しさが浮き彫りになりました。この出来事は江戸時代の財政史を考察する上で重要です。
1736年 元文 5月13日 江戸幕府 元文改鋳
1876年

横須賀造船所で日本初の軍艦「清輝」が竣工。

1876年6月21日、横須賀造船所で日本初の洋式軍艦「清輝」が竣工し、海軍近代化の象徴となった。 維新政府による近代化政策の一環として建造された記念碑的な艦艇。
明治初期、フランス人技師レオンス・ヴェルニーの指導の下で建造が進められました。 船体は木造に蒸気機関を組み合わせたハイブリッド方式で、当時の最新技術を取り入れていました。 全長約50メートル、排水量約700トンの中型軍艦で、砲装備や艦砲射撃能力が備わっていました。 6月21日に竣工式が行われ、政府高官や招待客が出席し、日本海軍の近代化を祝いました。 清輝の完成は日本の造船技術向上を示すとともに、海外技術導入の成功例とされています。 この後、横須賀造船所は更なる大型艦の建造拠点となり、海軍力強化に貢献しました。 清輝自体は後に除籍されましたが、その意義は長く語り継がれています。
1876年 横須賀造船所 軍艦 清輝
1948年

ドイツマルクが西ドイツの正式な通貨となる。

1948年6月21日、ドイツマルクが西ドイツの正式通貨として採用されました。
1948年6月21日、英米仏の占領地区で通貨改革が実施され、ドイツマルク (DM) が正式通貨となりました。 これまでのライヒスマルクはインフレで価値が下がっており、経済再建の礎として強い通貨が必要とされました。 通貨改革は東西ドイツ間の隔たりを生み、西ドイツの経済成長 (Wirtschaftswunder) を支える重要な一歩となりました。 住民には旧通貨が新通貨に交換され、物価や賃金の安定化が図られました。 ドイツマルクはその後数十年にわたり西ドイツ経済の基軸となりました。
1948年 ドイツマルク 西ドイツ 通貨
1994年

ニューヨーク外為市場で、円相場が急騰し、1ドル100円台を突破し、99円85銭を記録。

1994年、ニューヨーク外為市場で円相場が1ドル=99円85銭と急騰した。
1994年6月21日、ニューヨーク外国為替市場で急激な円高が進み、ドルに対して1ドル=99円85銭を付けた。 日本のバブル崩壊後の金融政策や米国金利動向が交錯し、投機的な為替取引が活発化したことが背景にある。 円高は日本の輸出企業の収益に影響を与え、政府・日銀による為替介入の議論を呼び起こした。 市場参加者は短期的なキャリートレードの巻き戻しやリスク回避を背景に動いたとされる。 この出来事は日本の対外経済政策や金融市場規制の見直しに影響を及ぼした。
1994年 ニューヨーク外為市場 円相場