06月21日の命日 - 政治家・指導者

1205年

エンリコ・ダンドロ

ヴェネツィア共和国の第41代元首

ヴェネツィア共和国の第41代ドージェを務め、第四回十字軍を主導した指導者。

1107年頃に貴族の家系に生まれ、1192年に第41代ドージェに就任しました。高度な外交手腕と指導力でヴェネツィアの海洋貿易を拡大し、都市国家としての繁栄を支えました。 1202年に始まる第四回十字軍ではヴェネツィアの利益を優先し、コンスタンティノープル攻略を実現。盲目となりながらも老齢まで政務を執り行い、国家の防衛と経済的基盤の強化に尽力しました。 1205年に生涯を閉じ、ヴェネツィアの伝説的指導者として後世に語り継がれています。

1205年エンリコ・ダンドロヴェネツィア共和国 1107年

1208年

フィリップ・フォン・シュヴァーベン

(1178 - 1208)

ローマ王

ホーエンシュタウフェン家出身のローマ王で、神聖ローマ帝国の王位継承争いに関与した君主。

1178年にホーエンシュタウフェン家の皇帝フリードリヒ1世の子として誕生しました。 1198年、神聖ローマ皇帝の不在を背景にローマ王に選出され、対立候補オットー4世との抗争を展開。ビザンツ皇女イレーネと結婚し、外交通商に努める一方、帝国内の領邦貴族との交渉に奔走しました。 1208年、バンベルク行幸中に暗殺され、その死はホーエンシュタウフェン家の勢力低下を招きました。短い治世ながら、帝国の統一と権威回復を目指した野心的な君主でした。

1208年フィリップ・フォン・シュヴァーベンローマ王 1178年

1305年

ヴァーツラフ2世

(1271 - 1305)

ボヘミア・ポーランド王

ボヘミア王およびポーランド王として中欧情勢を左右した強国の君主。

1271年にボヘミア貴族の家系に生まれ、1278年に父王オタカル2世の死去に伴い若くしてボヘミア王に即位。 1300年にはプシェムィスル朝の姻戚関係を背景にポーランド王も兼ね、領土拡大と国内統治を推進しました。銀の産地クトナーホラの銀貨鋳造を奨励し、経済基盤を強化して王国の繁栄を支えました。法律整備や都市特権の承認など内政改革にも注力し、文化的にも中世ボヘミアの黄金期を築きました。 1305年に死去し、その死後領土の分裂が進む契機となりました。

1305年ヴァーツラフ2世ボヘミアポーランド王 1271年

1377年

エドワード3世

(1312 - 1377)

イングランド王

百年戦争を主導し、イングランド王権を強化した中世英国の君主。

1312年にイングランド王エドワード2世とイザベラ・フランスの子として生まれました。 1327年に14歳で王位に就き、1337年から始まる百年戦争を通じてフランス王位継承権を主張。クレシーの戦いやポワティエの戦いなどで大勝を収め、騎士団「ガーター勲章」を創設。内政では法制度の整備や議会の招集を通じて王権の基盤を固め、王国の統治構造を強化。 1377年に没し、その治世はイングランドが欧州の大国へと成長する契機となりました。

1377年エドワード3世イングランド 1312年

1521年

レオナルド・ロレダン

(1436 - 1521)

ヴェネツィア共和国のドージェ

15世紀末から16世紀初頭にかけてヴェネツィア共和国を率いたドージェ。

1436年に名門ロレダン家に生まれ、政務官として長年公職を歴任しました。 1501年に第75代ドージェに選出され、オスマン帝国や教皇領との外交・戦略交渉を担当。 1508年にカンブレ同盟戦争が勃発すると、領土防衛と艦隊強化を指示し、国防を固めました。文化面では芸術家や建築家を庇護し、ルネサンス文化の花開く基盤づくりに寄与。 1521年に没し、ヴェネツィア共和国の黄金期継続に向けた足跡を残しました。

1521年レオナルド・ロレダンドージェ 1436年

宝暦6年5月24日

伊達宗村

(1718 - 1756)

第6代仙台藩主

仙台藩第6代藩主として藩政改革や治水事業を推進した大名。

1718年に伊達家の家督を継いで第6代仙台藩主となった宗村は、藩政の安定化と財政再建に取り組みました。領内の治水や灌漑整備を進め、農業生産の向上を図ったほか、藩士の教育にも力を注ぎました。江戸幕府との信頼関係を築きながら蘭学や学問奨励にも関与し、文化面での発展も支援しました。 1756年に没するまで、仙台藩の繁栄に寄与した藩主として知られています。

1756年宝暦 5月24日伊達宗村仙台藩主 1718年

宝暦12年閏4月29日

松平長孝

(1725 - 1762)

第4代津山藩主

津山藩第4代藩主として領政に取り組んだ江戸時代中期の大名。

1725年に生まれた松平長孝は、家督相続後に津山藩の財政再建と領民の生活向上を目指しました。領内の検地や税制改革を行い、農業生産の安定化を図りました。また藩校の整備や学問奨励にも注力し、藩士の教育環境を整えました。対外的には幕府との連携を維持しつつ、地域の自治も重視した統治を行いました。 1762年に没するまで藩主として多方面で活躍しました。

1762年閏4月29日松平長孝津山藩主 1725年

1770年

ウィリアム・ベックフォード

(1709 - 1770)

ロンドン市長

18世紀のロンドン市長として政治と文化の両面で活躍した人物。

1709年にイギリスの名門家庭に生まれたウィリアム・ベックフォードは、1752年と1769年の2度ロンドン市長に選出されました。在任中は都市インフラの改善や慈善事業に尽力し、ロンドン市民の生活向上に寄与しました。また膨大な図書コレクションを所有し、文学愛好家としても知られています。社交界でも中心的存在となり、文化サロンを主催して多くの知識人を集めました。 1770年に没するまで、市政と文化振興を両立させたリーダーとして評価されました。

1770年ウィリアム・ベックフォードロンドン市長 1709年

1876年

アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ

(1794 - 1876)

軍人、政治家

軍人政治家

メキシコの軍人・政治家。メキシコ独立戦争後の混乱期に繰り返し大統領を務めた。

アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ（1794年 - 1876年）は、メキシコの軍人・政治家で、同国の独立後に複数回大統領を務めました。独立戦争や内戦において指導的役割を果たし、中央集権を志向する保守派の象徴となりました。 1836年のテキサス独立戦争では軍司令官として戦ったものの敗北し、サンジャシントの戦いで敗退しました。その後も権謀術数を駆使して政権を掌握し、数十年にわたってメキシコ政治に影響を与えました。晩年は政治的対立から失脚・流刑を経験し、波乱に満ちた生涯を閉じました。

1876年アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ軍人政治家 1794年

1900年

ミハイル・ムラヴィヨフ

(1845 - 1900)

政治家

ロシアの政治家・外交官。外務大臣やシベリア総督を歴任し、帝政ロシアの対外政策に関与。

ミハイル・ニコラエヴィチ・ムラヴィヨフ（1845年 - 1900年）は、ロシア帝国の政治家・外交官です。 1860年代から東シベリアの開発に尽力し、シベリア総督として鉄道建設や植民地政策を推進しました。 1897年から外務大臣として在任し、欧州列強との外交交渉にあたりました。帝政ロシアの国益を重視する硬軟取り混ぜた外交手腕で知られ、清仏戦争後の国際情勢にも影響を与えました。その治績は評価が分かれる一方、ロシア領域の拡大と統治制度整備に貢献しました。

1900年ミハイル・ムラヴィヨフ政治家 1845年

1901年

星亨

(1850 - 1901)

第2代衆議院議長

日本の政治家。初期の衆議院議長として議会運営に尽力した。

星亨（ほしとおる、1850年 - 1901年）は、日本の政治家で、第2代衆議院議長を務めました。明治時代の国会制度確立期において、議会運営の基盤構築と議員間調整に尽力しました。自由党系の立場から立憲政治の発展に寄与し、議院運営規則の整備にも関わりました。地元岐阜県の農村出身で、農民出身議員の代表としても注目を集めました。政界の中心人物として若くして没し、その早すぎる死は議会政治に惜しまれました。

1901年星亨衆議院議長 1850年

1949年

矢野庄太郎

(1886 - 1949)

政治家

1949年矢野庄太郎 1886年