06月21日の誕生日 - 思想家・哲学者

1676年

アンソニー・コリンズ

(1676 - 1729)

哲学者

イギリスの啓蒙思想家で、デイアイズム（自然宗教論）の先駆者です。

アンソニー・コリンズ（1676-1729）はロンドンで活躍した哲学者・思想家です。著書『自由思想に関する講演』などで伝統的なキリスト教教義を批判し、理性に基づく宗教観を主張しました。デイアイズムの立場から神の存在を認めつつも聖職者の権威を否定し、宗教的寛容と自由思想を訴えました。当時の聖職者や学者との論争を通じて、イギリス啓蒙思想の発展に大きく寄与しました。彼の著作はフランス啓蒙思想家にも影響を与え、近代思想の基礎を築いた一人とされています。

1676年アンソニー・コリンズ英語版 1729年

1763年

ピアー・ポール

(1763 - 1845)

哲学者

フランスの哲学者・政治家。王政復古期の思想界をリードし、感覚論の改革に尽力した。

1763年6月21日、フランスで生まれる。哲学者として経験論批判を行い、啓蒙思想を発展。王政復古後は立憲主義を支持し、政治家としても活躍。議会で自由主義的な演説を行い、教育改革を推進。 1845年に死去し、リセや大学での教育に影響を残した。

1763年ピアー・ポール英語版 1845年

1812年

モーゼス・ヘス

(1812 - 1875)

哲学者、社会主義者

哲学者社会主義者

ドイツ出身の社会主義哲学者。ユダヤ復国主義の先駆者でもある。

1812年にドイツのブレスラウ（現ヴロツワフ）で生まれた。若くしてヘーゲル哲学に傾倒し、初期ドイツ社会主義運動に参加。マルクスとエンゲルス以前の社会主義思想の基盤を築く。著書『人間の聖史』や『ローマとエルサレム』でユダヤ民族の歴史と復興を論じた。政治活動と思想活動を通じて、後のシオニズム運動に大きな影響を与えた。 1875年にパリで没。

1812年モーゼス・ヘス社会主義者 1875年

1892年

ラインホルド・ニーバー

(1892 - 1971)

神学者、政治学者

神学者政治学者

アメリカの神学者・政治思想家で、『人間の性と運命』などの著作で知られる。

ラインホルド・ニーバー（1892-1971）は、アメリカの神学者・政治思想家。シカゴ神学校で教鞭を執り、人間の自由と倫理を巡る論考を展開。代表作『人間の性と運命』では、個人と社会の矛盾や道徳的責任を分析し、リアリズム政治理論を提唱した。第二次世界大戦中および冷戦期にはアメリカ政府に助言を行い、その見解は政策決定にも影響を与えた。宗教と政治を結びつけた思想は、現代政治神学や国際関係論にも多大な示唆を与えている。

1892年ラインホルド・ニーバー神学者政治学者 1971年

1905年

ジャン＝ポール・サルトル

(1905 - 1980)

哲学者

実存主義を代表するフランスの哲学者・作家。自由と責任を問い続けた思想家。

1905年パリ生まれ。若くして哲学者として頭角を現し、1943年に『存在と無』を出版。実存主義の理論を展開し、人間の自由意志と責任を重視。小説や戯曲、評論も執筆し、『嘔吐』や『出口なし』など著名な作品を残した。第二次世界大戦中はレジスタンス活動にも参加し、戦後は政治的・社会的評論を行った。 1964年にノーベル文学賞を受賞するも辞退。 1980年に没。

1905年ジャン＝ポール・サルトル 1980年

1908年

ウィリアム・フランケナ

(1908 - 1994)

倫理学者

アメリカの倫理学者。道徳哲学の分野で教育と研究に生涯を捧げた。

1908年にミシガン州で生まれ、大学で哲学を学ぶ。多数の論文や著作を通じて道徳哲学の研究を進め、実践と理論の橋渡しを試みた。ミシガン大学教授として後進育成にも力を注いだ。学術団体のリーダーとして国際会議にも参加。 1994年に逝去。

ウィリアム・フランケナ英語版倫理学者 1994年

1940年

マイケル・ルース

(1940 - 2024)

科学哲学者

カナダ出身の科学哲学者で、進化論や科学と宗教の関係についての研究で著名。

1940年カナダに生まれる。ケンブリッジ大学やフロリダ州立大学などで学び、学際的な研究を推進。進化論の哲学的考察を行い、『The Philosophy of Biology』など多数の著作を発表。科学と宗教の対話に関する深い洞察で知られ、科学史・科学哲学の分野に大きな貢献を果たした。 2024年に逝去。

1940年マイケル・ルース科学哲学者 2024年