06月21日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1640年

アブラハム・ミグノン

(1640 - 1679)

画家

バロック期の静物画家で、精緻な花や果実の描写が特徴です。

アブラハム・ミグノン（1640-1679）はオランダに移住したドイツ系静物画家で、師ヤーコブ・マレルのもとで技術を磨きました。主に花や果物、食器などをモチーフに描き、光と影を巧みに操って立体感を表現しました。作品は詳細な描写と色彩の豊かさで高く評価され、ヨーロッパ全域の貴族や商人に愛されました。短い生涯ながら多くの作品を残し、バロック静物画の一翼を担いました。死後も構図と色彩表現の参考とされ続けています。

1640年アブラハム・ミグノン画家 1679年

1732年

ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ

(1732 - 1795)

作曲家

ドイツの作曲家。J.S.バッハの五男として生まれ、バロックと古典派の要素を融合した作品で知られる。

1732年6月21日、ドイツ・ライプツィヒに生まれる。父は著名な作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハ。生涯を通じて室内楽や協奏曲など多彩なジャンルで作品を発表した。その作風はバロックの技巧と古典派の明快さを兼ね備えている。 1795年に死去し、数多くの作品が後世に影響を与え続けている。

1732年ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ作曲家 1795年

1786年

チャールズ・エドワード・ホーン

(1786 - 1849)

作曲家

イギリスの作曲家・声楽家。オペラや宗教曲を手掛け、多彩な音楽活動を展開した。

1786年6月21日、ロンドンで生まれる。声楽家としても活躍し、自身のオペラで歌唱を行った。『カンタータ』や宗教曲など、幅広いジャンルで作品を発表。 19世紀初頭の音楽シーンに新風を吹き込んだ。 1849年に没し、イギリス音楽史に名を刻む。

1786年チャールズ・エドワード・ホーン作曲家 1849年

1859年

ヘンリー・オッサワ・タナー

(1859 - 1937)

画家

アメリカの画家。19世紀末から20世紀初頭にかけて活動し、宗教画や風景画で国際的に高い評価を得た。

1859年にペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれ、ペンシルベニア美術アカデミーでトーマス・イーキンズに師事しました。彼の作品は写実主義を基調としつつ印象主義の要素を取り入れ、代表作「バンジョーのレッスン」などで知られます。宗教画にも傾倒し、1923年にはフランス政府よりレジオンドヌール勲章を受章しました。アフリカ系アメリカ人として初めて国際的な評価を得た画家の一人で、その功績は後の世代に大きな影響を与えました。 1937年にパリで没し、その生涯と作品は芸術界に深い足跡を残しました。

1859年ヘンリー・オッサワ・タナー画家 1937年

1882年

ロックウェル・ケント

(1882 - 1971)

画家

アメリカの画家・版画家。大自然を題材とした風景作品で知られる。

ロックウェル・ケントは1882年にアメリカで生まれた画家・版画家です。アラスカやグリーンランドを旅し、雄大な自然を題材とした風景画で知られます。木版画やリノリウム版画による絵本の挿絵も手がけ、『白鯨』の挿絵などで高い評価を受けました。冷涼な色調と大胆な構図は20世紀初頭のモダニズムに影響を与えました。 1971年に没し、その作品はアメリカ美術史に重要な位置を占めています。

ロックウェル・ケント画家 1971年

1891年

ヘルマン・シェルヘン

(1891 - 1966)

指揮者、作曲家

指揮者作曲家

ドイツ出身の指揮者・作曲家で、現代音楽の普及に大きく貢献した。

ヘルマン・シェルヘン（1891-1966）は、ドイツ生まれの指揮者・作曲家。 20世紀前半からヨーロッパを中心に活動し、シェーンベルクやウェーベルンなどの現代音楽を積極的に演奏。ミュンヘンやチューリッヒなどでオーケストラを指揮し、新作初演を数多く手がけた。緻密な楽譜解釈と柔軟な音色感覚で知られ、その録音は現在も高く評価されている。作曲家としても室内楽や管弦楽曲を残し、意欲的な創作活動を行った。

1891年ヘルマン・シェルヘン指揮者作曲家 1966年

1903年

ルイス・クラスナー

(1903 - 1995)

ヴァイオリニスト

20世紀を代表するアメリカのヴァイオリニスト。現代音楽の普及に尽力した演奏家。

1903年にロシア帝国（現在のウクライナ）で生まれ、幼くしてアメリカに移住し音楽教育を受けた。ニューヨークやボストンで研鑽を積み、20世紀の重要作曲家の作品を多く初演。特にアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲を1935年に世界初演し、現代音楽界に大きな影響を与えた。戦後は大学で教鞭を執り、次世代の演奏家の育成にも貢献。 1995年に92歳でその生涯を閉じた。

1903年ルイス・クラスナーヴァイオリニスト 1995年

1903年

アルフ・シェーベルイ

(1903 - 1980)

映画監督

スウェーデンの映画監督。『ヘッツ/苦悶』や『ミス・ジュリー』などの作品で国際的に評価された。

1903年にストックホルムで生まれ、演劇の世界から映画監督に転身。 1936年に長編映画監督デビューし、1944年の『ヘッツ/苦悶』で脚本にイングマール・ベルイマンを起用。 1951年の『ミス・ジュリー』でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、国際的な評価を確立。以降も舞台演出と映画制作を両立し、スウェーデンの映像文化発展に寄与。 1980年に逝去した。

アルフ・シェーベルイ映画監督 1980年

1909年

クルト・シュヴァーエン

(1909 - 2007)

作曲家

ドイツの作曲家。東ドイツ時代に多岐にわたる作品を生み出した。

1909年にドイツ中部で生まれ、音楽院で作曲を学ぶ。戦前は労働者音楽運動に参加し、大衆向け音楽の普及に貢献。戦後は東ドイツに留まり、オペラ、室内楽、映画音楽、児童合唱曲など幅広いジャンルで作品を創作。ベルリン音楽大学で教鞭を執り、数多くの作曲家を育成。 2007年に97歳で逝去。

クルト・シュヴァーエン 2007年

1926年

コンラッド・L・ホール

(1926 - 2003)

撮影監督

アメリカの撮影監督。3度のアカデミー賞を受賞し、映画美術に革新をもたらした。

コンラッド・L・ホールは1926年6月21日にロサンゼルスで生まれた。『明日に向かって撃て！』で初のアカデミー賞を獲得後、『アメリカン・ビューティー』『ロード・トゥ・パーディション』などで斬新なライティングと構図を追求。 2002年の『ロード・トゥ・パーディション』で三度目のオスカーを受賞し、死後にその功績が称えられた。映像表現の可能性を広げた彼のスタイルは、後進の映像作家に大きな影響を与え続けている。

コンラッド・L・ホール撮影監督 2003年

1932年

ラロ・シフリン

作曲家

「ミッション:インポッシブル」のテーマ曲で世界的に知られるアルゼンチン生まれの作曲家・ジャズピアニスト。

1932年ブエノスアイレス生まれ。若くしてピアノとジャズに親しみ、1958年に渡米してバークリー音楽大学で学ぶ。映画・テレビ音楽の作曲家として活躍し、1966年の『夜は千の眼を持つ』でゴールデングローブ賞、1967年の『ミッション:インポッシブル』テーマでグラミー賞を受賞。これまでに多数のサウンドトラックを手がけ、その革新的なジャズスタイルが映像音楽の世界に大きな影響を与えた。

1932年ラロ・シフリン

1944年

レイ・デイヴィス

ミュージシャン

イギリスのミュージシャン。ザ・キンクスのリーダーとして活躍。

1944年6月21日生まれ。ロックバンド『ザ・キンクス』の主要メンバー兼ソングライターとして1960年代から活躍し、『ウォータールー・サンセット』などの名曲を生み出した。バンド解散後もソロ活動を続け、作家としてエッセイなども執筆している。

レイ・デイヴィスミュージシャンキンクス