身延山開闢の日

国・地域: 日本

文永11年(1274年)5月、鎌倉で日蓮の辻説法を聞いて深く感銘した地頭の南部実長は、日蓮を波木井郷へと招いた。5月17日、日蓮は身延山に入山し、6月17日より鷹取山のふもとの西谷に構えた草庵を住処とした。このことから、6月17日日は身延山開闢(かいびゃく)の日とされ、久遠寺では毎年法要が営まれている。

日蓮聖人が身延山に入山し、草庵に住まわれたことを記念する日。 久遠寺で法要や唱題行脚が行われます。
1274年6月17日、日蓮聖人は南部実長の誘いを受け、身延山西谷の草庵に入山し教えを広めました。 これを開基とし、日蓮宗身延山久遠寺の起源とされる重要な日です。 毎年6月17日には久遠寺で開闢法要が営まれ、僧侶や信徒が集い唱題行脚が行われます。 境内には聖人の像やゆかりの遺品が祀られ、参拝者は祈願や写経に励みます。 山上の静寂と信仰の深さを感じられるこの行事は、日蓮宗信者だけでなく多くの参拝客を魅了します。
日本 文永 日蓮 南部実長 5月17日 久遠寺

ドイツ統一の日

国・地域: 西ドイツ

1953年の東ベルリン暴動を記念(1990年の再統一以降は10月3日(ドイツ))。

1953年の東ベルリン暴動を記念して西ドイツで制定された記念日。 再統一後は10月3日に移行しました。
1953年6月17日に東ドイツ(東ベルリン)で起きた反政府暴動を受け、西ドイツは翌1954年にこの日を『祖国統一の日』として国家的に記念しました。 デモ隊がソ連軍と国家保安省の弾圧に抵抗した事件であり、自由と統一への思いを象徴します。 この日は西ドイツ各地で哀悼式や集会が行われ、反共産主義の立場から政治家の追悼演説が催されました。 1990年のドイツ再統一後は国家祝日を10月3日の統一記念日に変更し、6月17日の行事は徐々に縮小されました。 現在も一部の団体が記憶継承のために式典を行い、冷戦時代の歴史を振り返る機会となっています。
ドイツ統一の日 西ドイツ 1953年 東ベルリン暴動 10月3日 ドイツ

ゼムラ蜂起記念日

国・地域: 西サハラ
1970年に西サハラで起きたゼムラ蜂起を記念する日。 独立運動の歴史的転機として知られます。
1970年6月17日、スペイン領西サハラの首都アウアイニ(El Aaiún)郊外ゼムラ地区で、ハラヤ派住民が自治を求め蜂起しました。 蜂起軍は非暴力の集会を計画しましたが、スペイン軍警察の武力制圧により多数の死傷者が出ました。 この事件は西サハラ独立運動の転機とされ、後のポリサリオ戦線の国際的認知を高める契機となりました。 毎年この日には亡くなった人々を追悼し、独立への思いを新たにする式典や集会が行われます。 西サハラの人々にとって自由と尊厳を訴える象徴的な日として位置づけられています。
ゼムラ蜂起 西サハラ