1897年
神奈川県の船大工360名が同盟罷工。
1897年6月17日、神奈川県で船大工360名が賃金や労働条件改善を求めて同盟罷工を行いました。
明治期の神奈川の造船業で働く船大工は長時間労働と低賃金に苦しんでいました。6月17日、360名ほどの船大工が組合を結成し、一斉に造船所を離れて同盟罷工を実施しました。この動きは地方での労働運動の先駆けとなり、労働条件改善を巡る議論が活発化しました。当局や船主側は警察を投入して抑え込もうとしましたが、罷工は数週間続き、最終的に一部賃金改善や労働時間短縮に繋がりました。この事件は日本の労働運動史における重要な転機とされています。
1897年
神奈川県
1901年
アメリカでカレッジボード(The College Board)による最初の大学入試試験が実施される。
1901年6月17日、アメリカでCollege Boardによる最初の大学入学試験が実施されました。
College Boardは高等教育へのアクセス向上を目的として設立され、初の統一試験はコロンビア大学など数校で採用されました。試験科目は主に英語と古典言語で、受験者の学力を客観的に評価する試みでした。この導入により各大学の独自試験からの脱却が始まり、後のSAT(Scholastic Assessment Test)へと発展しました。標準化試験は合否判定の公平性を高め、全米的に広がる教育制度の基盤となりました。以来、College Boardは大学入試改革の先駆者として現在まで影響を与え続けています。
1901年
1932年
ボーナスアーミー。第一次世界大戦の復員軍人とその家族など約31,000人が支給の繰り上げ支払いを求めて、ワシントンD.C.へ行進。
1932年6月17日、第一次世界大戦の復員兵とその家族約3万1千人が、退役軍人手当の前倒し支給を求めてワシントンD.C.へ行進を開始しました。
第一次世界大戦に従軍した退役軍人は、政府からの戦時手当(ボーナス)の支給を戦後10年後に予定されていましたが、大恐慌で困窮が深刻化していました。彼らは前倒し支給を要求し、ワシントンD.C.に野営地を設営して議会に圧力をかけました。しかし政府はこれに拒否で応じ、後に軍や警察が介入してテントの撤去を強行しました。暴動と衝突が発生し、多数の負傷者が出たことから、政府と退役軍人の関係は一層悪化しました。この出来事はアメリカ社会における戦後支援の在り方を問う問題提起となりました。
1932年
ボーナスアーミー
第一次世界大戦
ワシントンD.C.
1991年
南アフリカ共和国議会で人口登録法廃止法案が可決。アパルトヘイトが終結。
南アフリカ共和国議会は人口登録法廃止法案を可決し、公式にアパルトヘイト体制の終結を迎えました。
南アフリカ共和国のアパルトヘイト体制を支えていた人口登録法が廃止され、法的に人種隔離が撤廃されました。
これにより多くの差別的制限が解消へ向かい、国内外から歓迎されました。
法案可決は大統領F.W.デクラーク政権下で進められた改革の一環でした。
1994年の南アフリカ初の全人種参加選挙に向けた重要なステップとされます。
アパルトヘイト終結は南アと世界の人権運動に大きな影響を与えました。
今日も平等社会への転換期として記憶されています。
1991年
南アフリカ共和国
人口登録法
アパルトヘイト
2021年
香港警察が、香港国家安全維持法(国安法)に違反したとして、蘋果日報(アップルデイリー)の編集局長と幹部4人を逮捕した。また、編集局を家宅捜索し、コンピューターやハードディスクを押収し、同紙に関連する企業3社の資産を凍結した。
香港警察が国家安全維持法違反容疑で『蘋果日報』幹部を逮捕し、編集局を家宅捜索・資産凍結しました。
香港国家安全維持法違反容疑で、蘋果日報の編集局長ら5名が逮捕されました。
2021年6月17日、香港警察は編集局や関連企業を家宅捜索し、コンピューター等を押収しました。
同紙の発行元企業3社の資産も凍結され、事実上の経営圧迫が行われました。
国家安全法は2020年に成立し、反体制派への取り締まりが強化されています。
今回の逮捕は言論の自由侵害との批判を呼び、国際社会の注目を集めました。
香港における報道の自由環境がさらに厳しさを増す局面となりました。
2021年
香港警察
蘋果日報