安政5年5月7日

伊東玄朴ら江戸の蘭方医が、上野にお玉ヶ池種痘所を設立。

蘭方医伊東玄朴らが江戸に種痘所を開設し、種痘事業を開始しました。
1858年(安政5年5月7日)、江戸の蘭方医伊東玄朴らが上野のお玉ヶ池に種痘所を設立しました。これは天然痘予防のための種痘事業を組織的に行う日本初の公的機関とされています。種痘技術はオランダを通じて伝えられ、多くの庶民が接種を受けました。この取り組みにより天然痘の被害は大きく減少し、日本の近代医学の発展に寄与しました。種痘所は後の衛生行政や医療制度整備の基礎となりました。
1858年 5月7日 伊東玄朴 江戸 上野 種痘所
元治元年5月14日

江戸幕府が神戸海軍操練所を開設。

江戸幕府が西洋式海軍の人材育成を目的として神戸海軍操練所を設立しました。
1864年(元治元年5月14日)、江戸幕府は海防強化を目的として神戸海軍操練所を開設しました。勝海舟が所長に任命され、蘭学者や軍艦技術者を講師に迎えました。施設では西洋式の航海術や砲術、造船技術などが教育されました。多くの若手武士や浪人が学び、日本の海軍近代化に大きく寄与しました。操練所の経験は後の海軍制度整備や軍艦建造に活かされました。
1864年 元治 5月14日 江戸幕府 神戸海軍操練所
1967年

中華人民共和国が初の水爆実験を実施。

中華人民共和国が初めて水爆実験を成功させ、核保有国としての地位を確立した画期的な日。
1967年6月17日、中国は新疆ロプノールのテストサイトで初の水爆実験を実施。 この実験は米英ソに次ぐ4カ国目の核保有国としての存在を世界に示しました。 水爆の威力は従来の原子爆弾を大きく上回り、軍事的抑止力としての意味を持ちました。 当時、冷戦構造の中で中国の核能力獲得は国際政治に大きな衝撃を与えました。 この一連の開発はその後の核拡散防止条約(NPT)交渉にも影響を与えました。 現在も中国の核戦力強化は国際安全保障の重要課題となっています。
1967年 水爆 実験
1997年

臓器移植法成立。

日本で臓器移植法が成立し、臓器提供と移植手術の法的枠組みが初めて整備されました。
日本の臓器移植法は、脳死を臓器提供のドナー認定基準に含めた初の法律です。 1997年6月17日に成立し、同年7月16日に施行されました。 これにより脳死判定された患者からの心臓移植などが法的に認められました。 臓器提供の同意手続きや第三者委員会設置など、安全性を確保する制度も導入されました。 1968年の世界初の心臓移植から約30年を経て法整備が整えられた意義は大きいです。 今日の日本の移植医療発展の礎となった法律です。
1997年 臓器移植法