1918年

帝国人造絹糸(現在の帝人)設立。

1918年6月17日、人造絹糸メーカーの帝国人造絹糸(現:帝人)が設立されました。
帝国人造絹糸は日本で初めて本格的に人造絹糸(レーヨン)の製造を開始した企業です。創業当初は合成繊維技術が海外依存だったため、国内技術の確立と量産化が課題となりました。創業者らは欧米の技術導入と独自研究を進め、国内需要の拡大に貢献しました。戦後は化学繊維分野で成長を続け、社名を帝人と改称し、繊維だけでなく医薬品やエンジニアリングプラスチックへ事業を多角化しました。現在も世界的な総合化学企業として知られています。
1918年 帝人
1930年

アメリカ大統領ハーバート・フーヴァーがスムート・ホーリー法に署名し法律が成立。2万品目以上のアメリカへの輸入品に高い関税をかける。

1930年6月17日、ハーバート・フーヴァー大統領がスムート・ホーリー法に署名し、2万品目以上に高関税を課す法案が成立しました。
スムート・ホーリー法は農業保護を目的として上院議員スムートと下院議員ホーリーが共同提案した関税法案です。成立により対米輸入品約20,000品目の平均関税率は約60%に引き上げられました。この保護主義政策は世界恐慌期のアメリカ経済を守る狙いでしたが、欧米各国の報復関税を招き、世界貿易のさらなる収縮を招きました。経済学者は同法を世界恐慌を深刻化させた要因の一つと位置づけており、保護貿易のリスクを示す歴史的事例とされています。
1930年 アメリカ大統領 ハーバート・フーヴァー スムート・ホーリー法 関税
1982年

「教皇の銀行家」と呼ばれたイタリアの銀行家ロベルト・カルヴィが、ロンドンのブラックフライアーズ橋の下で、首を吊った状態で発見される。

「教皇の銀行家」と呼ばれたイタリア銀行家ロベルト・カルヴィがロンドンで謎の死を遂げた日。
1982年6月17日、イタリアの銀行家ロベルト・カルヴィがロンドンのブラックフライアーズ橋下で首を吊った状態で発見。 カルヴィはバンコ・アンブロシアーノ副頭取を務め、バチカン銀行との関係から「教皇の銀行家」と称された人物です。 当初は自殺とされたものの、裏社会やマフィア、バチカンとの関与が噂され、真相は長年にわたり謎に包まれました。 この事件は欧州金融界に衝撃を与え、バンコ・アンブロシアーノ破綻の引き金となったとされます。 現在も法廷闘争や調査が続き、金融スキャンダルの象徴的事件として語り継がれています。
1982年 イタリア ロベルト・カルヴィ ロンドン