1885年
明治十八年の淀川洪水。淀川支流天野川決壊、以後7月にかけて大阪府淀川流域に洪水被害。
1885年6月17日、淀川支流天野川の堤防が決壊し大阪府淀川流域で大規模な洪水被害が発生しました。
明治18年6月17日の豪雨により、天野川の堤防が決壊し淀川流域一帯が氾濫しました。大阪府内では農地や集落が水没し、農作物の損失や住民の避難を余儀なくされるなど深刻な被害が発生しました。被災地では木材や土嚢を用いた仮設の堤防が急遽築かれ、水害対策が急務となりました。府庁や地方役場は復旧作業に乗り出し、流域の排水路整備や堤防強化が進められました。この洪水は以後の治水計画に大きな影響を与え、天野川を含む支川の改修事業が本格化しました。
1885年
明治十八年の淀川洪水
淀川
天野川
大阪府