寛文10年4月28日

伊藤東涯

(1670 - 1736)

儒学者

儒学者
江戸時代中期の儒学者で、朱子学と陽明学の研究で知られた学者。
伊藤東涯(1670年4月28日(寛文10年4月28日) - 1736年11月2日)は、江戸時代中期の儒学者。 伊藤仁斎に学び、古義学を中心とした研究を行った。 後に朱子学を批判し、陽明学の要素を取り入れた独自の学説を展開した。 弟子には北村季吟などがおり、その学問は後世の儒学界に大きな影響を与えた。 主要著作に『東涯集』がある。
1670年 4月28日 伊藤東涯 儒学者 1736年
1754年

ファン・ホセ・デ・エルヤル

(1754 - 1796)

化学者、鉱物学者

化学者 鉱物学者
18世紀スペイン出身の化学者・鉱物学者で、タングステン元素を発見した研究者。
ファン・ホセ・デ・エルヤル(Juan José de Elhuyar y de Suvisa、1754年6月15日 - 1796年)は、スペイン・バスク出身の化学者・鉱物学者。 兄フランシスコと共に1783年にマンガン酸カルシウム鉱石からタングステンを分離・同定し、元素としての存在を証明した。 彼の研究は金属学と冶金学の発展に大きく寄与した。 後年は南米に渡り、鉱山開発や化学教育に従事した。 その業績は近代化学の礎の一つとされる。
1754年 ファン・ホセ・デ・エルヤル 化学者 鉱物学者 1796年
安政6年5月15日

青山胤通

(1859 - 1917)

医学者

医学者
明治時代の医学者。伝染病研究や医学教育の普及に尽力した。
1859年に江戸で生まれ、蘭学を通じて西洋医学を修める。東京医学校(現東京大学医学部)で教授として解剖学や産科学を講義し、伝染病予防の研究を重ねた。地方病対策や衛生教育にも貢献し、論文や教科書を執筆して医師養成の基盤を築いた。多くの門下生を育て、1917年に没するまで日本の近代医学の発展に寄与した。
1859年 安政 5月15日 青山胤通 医学者 1917年
1879年

アンリ・ワロン

(1879 - 1962)

心理学者

心理学者
フランスの心理学者・教育学者。子どもの発達過程を研究し、発達心理学の基礎を築いた先駆者です。
アンリ・ワロンは1879年にフランスで生まれ、20世紀前半に活躍した心理学者です。子どもの認知発達と情動の関係に着目し、行動観察を基盤とした研究手法を提唱しました。教育学的視点から子どもの社会性や感情発達を分析し、発達心理学に大きな貢献を果たしました。その理論は教育現場や心理療法にも影響を与え、多くの後進研究者に受け継がれています。1962年に逝去しました。
アンリ・ワロン 心理学 1962年
1891年

古畑種基

(1891 - 1975)

法医学者

法医学者
戦後の法医学の発展に貢献した日本の法医学者。鑑定技術や教育で知られています。
古畑種基は1891年に生まれた日本の法医学者です。法医学鑑定の精度向上に尽力し、現場調査や法廷証言を通じて司法に貢献しました。大学で法医学教室の設立にも関与し、多くの後進を指導。1975年に没しました。
1891年 古畑種基 法医学者 1975年
1891年

山本卯太郎

(1891 - 1934)

橋梁技術者

橋梁技術者
大正・昭和期に橋梁設計・施工に携わった日本の橋梁技術者。土木インフラに貢献しました。
山本卯太郎は1891年に生まれ、橋梁技術者として活動しました。日本各地の橋梁設計や施工管理に携わり、耐久性向上のための設計手法や新素材の活用を実践しました。公共インフラの整備に貢献し、1934年に逝去しました。
1891年 山本卯太郎 橋梁 1934年
1902年

エリク・H・エリクソン

(1902 - 1994)

心理学者

心理学者
発達心理学者として知られ、人生を八つの心理社会的段階に分ける理論を提唱しました。
1902年にドイツのフランクフルトで生まれました。ユング派の影響を受けつつも独自の発達理論を構築し、文学的な文体で人間のアイデンティティ形成を論じました。代表作『アイデンティティと生涯』などで人格発達の八つの段階を示しました。戦後アメリカで教育や臨床の分野に貢献し、心理社会的危機(アイデンティティ・クライシス)の概念を提唱しました。1994年に没するまで幅広い研究を続け、現代の発達心理学に大きな影響を与えました。
1902年 エリク・H・エリクソン 心理学者 1994年
1915年

トーマス・ハックル・ウェーラー

(1915 - 2008)

ウイルス学者

ウイルス学者
ポリオウイルスの組織培養に成功し、ノーベル生理学・医学賞を受賞したウイルス学者です。
1915年にアメリカで生まれ、ハーバード大学で研究を行いました。1954年にポリオウイルスの体外培養法を確立し、サー・ジョン・エンダースらとともにノーベル賞を受賞しました。ワクチン開発への道を開き、世界的なポリオ撲滅運動に大きく寄与しました。その後も風疹ウイルスなどの研究で成果を挙げ、ウイルス学の発展に貢献しました。2008年に亡くなるまで多くの後進を育成しました。
トーマス・ハックル・ウェーラー ウイルス学者 2008年
1916年

ハーバート・サイモン

(1916 - 2001)

経済学者

経済学者
アメリカの経済学者・心理学者。人工知能研究の先駆者としても知られ、1978年にノーベル経済学賞を受賞。
1916年にアメリカで生まれた経済学者・心理学者である。 カーネギーメロン大学などで教鞭を取りながら、限定合理性の概念を提唱した。 人工知能研究の先駆者としても知られ、問題解決モデルの研究で大きな成果を挙げた。 1978年には業績が評価されノーベル経済学賞を受賞した。 代表著作に『行政行動』や『人間問題解決モデル』などがある。
1916年 ハーバート・サイモン 経済学者 2001年
1917年

ジョン・フェン

(1917 - 2010)

化学者

化学者
アメリカの化学者。電気スプレーイオン化法を開発し、2002年にノーベル化学賞を受賞。
1917年にアメリカで生まれた化学者である。 質量分析法に新たな可能性を開く電気スプレーイオン化(ESI)技術を開発した。 バージニア工科大学やイェール大学で研究・教育に携わり、多くの研究者を育成した。 2002年に電気スプレーイオン化法の業績が認められ、ノーベル化学賞を共同受賞した。 質量分析の分野に革命をもたらし、生命科学研究への応用にも大きく貢献した。
1917年 ジョン・フェン 化学者 2010年
1926年

萱野茂

(1926 - 2006)

アイヌ文化研究者、政治家

アイヌ文化研究者 政治家
アイヌ文化の研究者で、政治家としてもアイヌ民族の権利擁護に尽力した人物。
1926年生まれ。北海道出身。アイヌ語や伝統文化の研究に生涯を捧げ、多くの著作を残した。地方議会の議員としてアイヌ民族の権利向上と文化振興に努めた。日本社会における少数民族への理解醸成に大きく貢献した。2006年に逝去し、その功績は現在も語り継がれている。
1926年 萱野茂 2006年
1928年

イレネウス・アイブル=アイベスフェルト

(1928 - 2018)

動物行動学者

動物行動学者
動物行動学の確立に貢献したオーストリアの学者。
1928年生まれ。動物行動学のパイオニアとして野外観察や実験研究を通じ、生物の行動様式を体系化。代表作「動物行動学」など多くの著作を執筆し、国際的に高い評価を得た。人間の行動研究にも貢献し、学際的な視点を広めた。2018年に逝去。
イレネウス・アイブル=アイベスフェルト 動物行動学者 2018年