1594年

ニコラ・プッサン

(1594 - 1665)

画家

画家
17世紀フランスを代表するバロック期の画家で、古典主義絵画に大きな影響を与えた。
ニコラ・プッサン(1594年6月15日 - 1665年11月19日)は、バロック期のフランス古典主義絵画を代表する画家。 イタリアで研鑽を積み、神話や聖書の主題を厳格な構図と清澄な色調で描いた。 代表作に『アウロラの夜明け』や『ディドの嘆き』などがあり、秩序と調和を重んじる作風を確立した。 後世の画家や芸術理論に多大な影響を与え、『プッサニズム』と呼ばれる様式を築いた。 パリで生涯を終えるまで、多くの弟子を育成した。
1594年 ニコラ・プッサン 画家 1665年
1763年

フランツ・ダンツィ

(1763 - 1826)

チェロ奏者、指揮者、作曲家

チェロ奏者 指揮者 作曲家
ドイツのチェロ奏者、作曲家、指揮者。古典派音楽の発展に寄与し、室内楽からオペラまで幅広い作品を残した。
1763年にマンハイムで生まれる。若くしてチェロ奏者として宮廷楽団に迎えられ、その後ミュンヘン宮廷管弦楽団の指揮者も務めた。1780年代以降は作曲に専念し、弦楽四重奏曲やホルン三重奏曲、オペラ作品など多彩なジャンルで活躍。作品には古典派の格式と斬新な和声感覚を融合させた独自の特色が見られる。室内楽の名作を数多く残し、後進の演奏家や作曲家にも影響を与えた。1826年に没するまで、演奏家・指揮者・作曲家として高い評価を受け続けた。
フランツ・ダンツィ チェロ奏者 指揮者 作曲家 1826年
1843年

エドヴァルド・グリーグ

(1843 - 1907)

作曲家

作曲家
ノルウェーのロマン派作曲家。民族的要素を取り入れた楽曲で国際的に高い評価を得た。
1843年にベルゲンで生まれ、ライプツィヒ音楽院で作曲とピアノを学ぶ。帰国後はノルウェーの民謡や伝承に着目し、代表作『ペール・ギュント』組曲や『抒情小曲集』に民族主義的な色彩を織り込んだ。国内外で演奏活動を行い、ノルウェー音楽の普及に大きく寄与。後進の指導にも熱心で、多くの作曲家や演奏家に影響を与えた。1907年に没し、その作品は現在も広く演奏され続けている。
1843年 エドヴァルド・グリーグ 1907年
1861年

エルネスティーネ・シューマン=ハインク

(1861 - 1936)

アルト歌手

アルト歌手
ドイツ出身のアルト歌手。豊かな低音と表現力で人気を博し、世界的な舞台で活躍した。
1861年にプラハ近郊で生まれ、幼少期から声楽の才能を示す。ウィーン音楽院で研鑽を積み、オペラ歌手としてドイツ語圏やアメリカで成功を収める。バイロイト音楽祭にも出演し、ワーグナー作品のアルトパートで高い評価を得た。録音技術の発展期には数多くのレコードに残り、民族歌曲の普及にも寄与。1936年にメリーランド州で没するまで、その豊かな声が世界中で愛された。
1861年 エルネスティーネ・シューマン=ハインク アルト 1936年
1864年

ギィ・ロパルツ

(1864 - 1955)

作曲家

作曲家
フランスの作曲家・指揮者。ブルターニュ音楽の要素を取り入れた作品で知られる。
1864年にロレーヌ地方で生まれ、パリ音楽院で作曲を学ぶ。後にストラスブール歌劇場の音楽監督を務め、オーケストラ作品や合唱曲を多数手がけた。ブルターニュ地方の民謡研究を行い、その旋律やリズムを管弦楽曲や室内楽、歌曲に反映。教育者としても活躍し、多くの若手音楽家を指導した。1955年に没し、民族主義的作風を特徴とするフランス近代音楽の一翼を担った。
1864年 ギィ・ロパルツ 1955年
明治4年4月28日

河井荃廬

(1871 - 1945)

篆刻家

篆刻家
19世紀末から20世紀中頃に活動した日本の篆刻家。篆書体による印章彫刻を得意とし、伝統技法を基に独自の作風を築いた。
河井荃廬は1871年に生まれ、明治から昭和初期にかけて活躍した日本の篆刻家です。中国の古印や篆書体を研究し、繊細かつ力強い彫刻技術を作品に取り入れました。多くの印章作品を残し、その緻密な彫りの技術は現代の篆刻界にも影響を与えています。印章彫刻を通じて書道文化の発展に寄与し、多くの門人を育成しました。戦後の混乱期を経て、1945年にその生涯を閉じました。
1871年 明治 河井荃廬 篆刻家 1945年
1888年

ポール・ヴィノグラドフ

(1888 - 1974)

ピアニスト、作曲家、音楽教師

ピアニスト 作曲家 音楽教師
ロシア出身のピアニスト・作曲家・音楽教師。豊かな表現力のピアノ演奏と教育活動で知られました。
ポール・ヴィノグラドフは1888年にロシアで生まれ、20世紀前半に活躍した音楽家です。卓越したピアノ演奏で聴衆を魅了し、自作の小品や歌曲を作曲しました。音楽学校の教師として後進の育成にも力を注ぎ、多くの門下生を輩出。1974年に逝去しました。
1888年 ポール・ヴィノグラドフ ピアニスト 1974年
1914年

ソール・スタインバーグ

(1914 - 1999)

漫画家、イラストレーター

漫画家 イラストレーター
『ニューヨーカー』の表紙で知られる独創的な漫画家・イラストレーターです。
1914年にルーマニアで生まれ、第二次大戦前にパリでキャリアを積みました。1942年にアメリカへ渡り、『ニューヨーカー』の常連イラストレーターとして活躍しました。遠近法を歪めたユーモラスな作風で都市生活を風刺し、特に『9番街から見た世界の見方』は象徴的作品です。絵画や彫刻でも個展を開催し、視覚芸術全般で高い評価を受けました。1999年に亡くなるまで多彩な創作活動を続けました。
ソール・スタインバーグ 漫画家 イラストレーター 1999年
1916年

オラシオ・サルガン

(1916 - 2016)

タンゴ音楽家

タンゴ音楽家
アルゼンチンのタンゴピアニスト・作曲家。モダンタンゴの先駆者として世界的に活躍した。
1916年にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれたタンゴ音楽家である。 若年よりクラシックピアノを学び、独自のアレンジでタンゴに新風を吹き込んだ。 自身のオーケストラを率いて多数の録音を残し、『A Fuego Lento』などの名曲を生み出した。 世界各地で演奏ツアーを行い、タンゴの国際的普及に貢献した。 2016年に100歳で亡くなり、その長いキャリアは多くの音楽家に影響を与え続けている。
オラシオ・サルガン タンゴ 音楽家 2016年
1920年

ジミー・ツトム・ミリキタニ

(1920 - 2012)

画家

画家
日系アメリカ人の画家。第二次世界大戦中の日系人強制収容を経験し、晩年は独自の水彩画で知られた。
1920年にアメリカで生まれた日系アメリカ人画家である。 第二次世界大戦中に強制収容所へ送られるなど過酷な経験をした。 戦後はホームレスとして暮らしながら、路上で絵を描き続けた。 ドキュメンタリー映画『The Cats of Mirikitani』で広く知られるようになった。 作品には猫や日常の風景を題材とした水彩画が多く、アート界に強い印象を残した。
1920年 ジミー・ツトム・ミリキタニ 画家 2012年
1921年

エロル・ガーナー

(1921 - 1977)

ジャズピアニスト

ジャズピアニスト
アメリカのジャズピアニスト・作曲家。代表作『ミスティ』はジャズの定番として知られる。
1921年にアメリカのピッツバーグで生まれたジャズピアニストである。 独自の「ブロックコード」奏法と独創的なリズム感が特徴的である。 1954年に発表したバラード曲『ミスティ』はスタンダードナンバーとなった。 1963年にはカーネギーホールでのライブ録音が高く評価された。 1977年に逝去したが、その演奏スタイルは後世のミュージシャンにも大きな影響を与え続けている。
1921年 エロル・ガーナー ジャズ 1977年
1922年

ジャッキー・バイアード

(1922 - 1999)

ジャズピアニスト

ジャズピアニスト
アメリカのジャズピアニスト・作曲家。幅広い演奏スタイルを自在に操った。
1922年にアメリカで生まれたジャズピアニストである。 ビバップからアヴァンギャルドまで多様なスタイルを取り入れた演奏で知られる。 チャールズ・ミンガスのバンドなどで活躍し、多くの録音に参加した。 教育者としても後進の育成に力を注ぎ、音楽学校で教鞭をとった。 1999年に亡くなり、その革新的なアプローチは今もジャズシーンで語り継がれている。
1922年 ジャッキー・バイアード 1999年