06月15日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1330年

エドワード黒太子

(1330 - 1376)

イングランド王エドワード3世の世子

百年戦争で活躍したイングランド王エドワード3世の王太子で、黒い甲冑がトレードマークの武将。

エドワード黒太子（Edward the Black Prince、1330年6月15日 - 1376年6月8日）は、イングランド王エドワード3世の長子であり王太子。若くして軍事的才能を発揮し、百年戦争中のクレシーの戦い（1346年）やポワティエの戦い（1356年）で連戦連勝を収めた。その黒い装甲を着用したことから『黒太子』と呼ばれた。彼の勝利はイングランドの貴族社会に大きな影響を与え、戦術家として高い評価を得ている。父王より先に没し、王位には就かなかったが、その遺産は息子リチャード2世へと引き継がれた。

1330年エドワード黒太子イングランド王エドワード3世 1376年

1594年

ニコラ・プッサン

(1594 - 1665)

画家

17世紀フランスを代表するバロック期の画家で、古典主義絵画に大きな影響を与えた。

ニコラ・プッサン（1594年6月15日 - 1665年11月19日）は、バロック期のフランス古典主義絵画を代表する画家。イタリアで研鑽を積み、神話や聖書の主題を厳格な構図と清澄な色調で描いた。代表作に『アウロラの夜明け』や『ディドの嘆き』などがあり、秩序と調和を重んじる作風を確立した。後世の画家や芸術理論に多大な影響を与え、『プッサニズム』と呼ばれる様式を築いた。パリで生涯を終えるまで、多くの弟子を育成した。

1594年ニコラ・プッサン画家 1665年

1623年

コルネリス・デ・ウィット

(1623 - 1672)

政治家

オランダ共和国の政治家で、17世紀に共和国の政治舞台で活躍し、市民から人気を集めた。

コルネリス・デ・ウィット（1623年6月15日 - 1672年8月20日）は、オランダ共和国の政治家。弟のヨハネス・デ・ウィットと共に自治都市ドルトレヒトの統治に貢献し、国政にも影響力を持った。市民派の指導者として対英政策に反対し、オラニエ公ウィレム3世と激しく対立した。 1672年の「寛容の年」に起きた暴動で捕らえられ、残虐な方法で処刑された。その悲劇的な最期はオランダ政治史に深い衝撃を与えた。

1623年コルネリス・デ・ウィット政治家 1672年

明暦4年5月15日

秋月種政

(1658 - 1716)

高鍋藩主

江戸時代中期の高鍋藩主で、藩政改革に取り組んだ大名。

秋月種政（1658年5月15日（明暦4年4月19日） - 1716年8月24日）は、豊後国高鍋藩の第3代藩主。治世初期には財政再建や農政改革に着手し、領民の生活改善を図った。朱子学を学び、藩校設立など教育振興にも力を注いだ。時代の変革期にあって、継続的な藩政運営の安定化に貢献した。晩年は隠居して学問に専念した。

1658年明暦 5月15日秋月種政高鍋藩主 1716年

寛文4年5月21日

土井利意

(1664 - 1724)

西尾藩主

江戸時代前期の西尾藩主で、幕府要職も務めた旗本大名。

土井利意（1664年5月21日（寛文4年4月25日） - 1724年10月10日）は、三河国西尾藩の第2代藩主。父・土井利勝の死去後に家督を継ぎ、藩政改革を推進した。後に幕府の老中を務め、財政再建や治水事業など幕政にも携わった。学問を奨励し、藩校の設立を支援した。その手腕は幕閣内外で高く評価された。

1664年寛文 5月21日土井利意西尾藩主 1724年

寛文10年4月28日

伊藤東涯

(1670 - 1736)

儒学者

江戸時代中期の儒学者で、朱子学と陽明学の研究で知られた学者。

伊藤東涯（1670年4月28日（寛文10年4月28日） - 1736年11月2日）は、江戸時代中期の儒学者。伊藤仁斎に学び、古義学を中心とした研究を行った。後に朱子学を批判し、陽明学の要素を取り入れた独自の学説を展開した。弟子には北村季吟などがおり、その学問は後世の儒学界に大きな影響を与えた。主要著作に『東涯集』がある。

1670年 4月28日伊藤東涯儒学者 1736年

延享4年5月8日

高山彦九郎

(1747 - 1793)

尊皇思想家

江戸時代後期の尊皇思想家で、全国を遊歴し天皇への忠誠を説いた人物。

高山彦九郎（1747年6月15日（延享4年5月8日） - 1793年9月17日）は、江戸時代後期の尊皇思想家。京・伊勢・備前などを巡り、尊皇攘夷の理念を広めた。天皇を中心とする国体の復興を強く主張し、幕末維新運動に影響を与えた。神道の唱道や奉祀行事を通じて行動で思想を示す実践主義者でもあった。その熱意と行動力は明治維新を志す若者に大きな刺激を与えた。

1747年延享 5月8日高山彦九郎 1793年

1754年

ファン・ホセ・デ・エルヤル

(1754 - 1796)

化学者、鉱物学者

化学者鉱物学者

18世紀スペイン出身の化学者・鉱物学者で、タングステン元素を発見した研究者。

ファン・ホセ・デ・エルヤル（Juan José de Elhuyar y de Suvisa、1754年6月15日 - 1796年）は、スペイン・バスク出身の化学者・鉱物学者。兄フランシスコと共に1783年にマンガン酸カルシウム鉱石からタングステンを分離・同定し、元素としての存在を証明した。彼の研究は金属学と冶金学の発展に大きく寄与した。後年は南米に渡り、鉱山開発や化学教育に従事した。その業績は近代化学の礎の一つとされる。

1754年ファン・ホセ・デ・エルヤル化学者鉱物学者 1796年

宝暦6年5月18日

丹羽長貴

(1756 - 1796)

第10代二本松藩主

江戸時代後期の二本松藩主として藩政改革に取り組んだ大名。

丹羽長貴（1756年6月15日（宝暦6年5月18日） - 1796年）は、陸奥国二本松藩の第10代藩主。財政再建や治水事業に着手し、領内の産業振興に努めた。学問奨励や藩校の整備を進め、藩士の思想教化にも力を入れた。農業技術の導入や商品作物の栽培を促進するなど、改革的な藩政を展開した。その姿勢は近代的な地方統治の先駆けと評価される。

1756年宝暦 5月18日丹羽長貴二本松藩主 1796年

宝暦13年5月5日

小林一茶

(1763 - 1828)

俳人

江戸時代後期を代表する俳人で、『やせがえるまくのむしろにねこが寝る』など親しみやすい句を残した。

小林一茶（1763年6月15日（宝暦13年5月5日） - 1828年1月5日）は、江戸時代後期の俳人。農家に生まれ、幼少期の苦難を背景に、人間や自然への温かい眼差しを表現した。『やせがえるまくのむしろにねこが寝る』などの句で知られ、親しみやすい作風が多くの人々に愛された。句集『七番日記』『おらが春』などを著し、俳諧界に新風を吹き込んだ。晩年は自らの作品をまとめ、俳文学の発展に貢献した。

1763年 5月5日小林一茶俳人 1828年

1763年

フランツ・ダンツィ

(1763 - 1826)

チェロ奏者、指揮者、作曲家

チェロ奏者指揮者作曲家

ドイツのチェロ奏者、作曲家、指揮者。古典派音楽の発展に寄与し、室内楽からオペラまで幅広い作品を残した。

1763年にマンハイムで生まれる。若くしてチェロ奏者として宮廷楽団に迎えられ、その後ミュンヘン宮廷管弦楽団の指揮者も務めた。1780年代以降は作曲に専念し、弦楽四重奏曲やホルン三重奏曲、オペラ作品など多彩なジャンルで活躍。作品には古典派の格式と斬新な和声感覚を融合させた独自の特色が見られる。室内楽の名作を数多く残し、後進の演奏家や作曲家にも影響を与えた。1826年に没するまで、演奏家・指揮者・作曲家として高い評価を受け続けた。

フランツ・ダンツィチェロ奏者指揮者作曲家 1826年

1767年

レイチェル・ジャクソン

(1767 - 1828)

アンドリュー・ジャクソン夫人

第7代アメリカ合衆国大統領アンドリュー・ジャクソンの夫人。ファーストレディ就任前に他界し、大統領に深い悲しみを残した。

1767年にバージニア植民地で生まれ、本名をレイチェル・ドネルソンという。1791年に二重婚疑惑を抱えながらアンドリュー・ジャクソンと関係を結び、その後法的手続きを経て1794年に正式に再婚した。ジャクソンが大統領に当選した選挙直後の1828年、慢性心臓病の悪化により急逝。ファーストレディの公務を果たす直前であったため、その死はアメリカ国民やジャクソン夫妻に大きな衝撃を与えた。ジャクソンは生涯妻への愛情と悲嘆を胸に政治活動を続けた。

1767年レイチェル・ジャクソンアンドリュー・ジャクソン 1828年