06月14日

1789年6月14日、南太平洋のバウンティ号で反乱が起こり、指揮官ウィリアム・ブライ艦長と忠実な乗組員19名が反乱者により救命艇に追放されます。狭い艇で41日間、約4,000キロにおよぶ過酷な航海を経て、ついにティモール島沿岸に到達しました。航海中は食糧や水の不足、悪天候に苦しみながらも、巧みな航海術と団結力で生存を果たします。ブライらの帰還は母国イギリスで大きな話題となり、マハラジャへの知らせ役も果たしました。この航海記録は後にブライ自身によって刊行され、航海術とリーダーシップの教訓として評価されています。バウンティ号の反乱とブライの漂流は海洋史における有名なエピソードとなっています。

1985年6月14日、トランス・ワールド航空847便がレバノンの過激派組織にハイジャックされました。 乗客・乗員に対する人質拘束や爆発物の脅迫が行われ、国際的な緊張が高まりました。 アメリカ軍や海軍特殊部隊による救出作戦は行われず、複数の日数にわたり交渉が続きました。 最終的に一部の人質が解放されるも、犠牲者も出る悲劇的な事件となりました。 航空テロへの対応や対テロ政策の見直しを促すきっかけとなりました。

2003年6月14日、大阪府八尾市でヤミ金融との金銭トラブルを背景に複数の遺体が確認される痛ましい心中事件が発覚。 被害者は債務の返済を迫られ、極限状態での行動に至ったと推測されています。 事件は地域社会に大きな衝撃を与え、ヤミ金融の問題点と被害救済の必要性が改めて浮き彫りになりました。 警察や行政は再発防止策として金融教育の強化や相談窓口の充実を図り、社会問題として取り組みが進められました。 現在も闇金融被害の防止策が検討され続けています。