ブーゲンビリア (九重葛)

学名: Bougainvillea spectabilis
科名: オシロイバナ科

花言葉

  • 情熱
  • 魅力
  • あなたしか見えない

特徴

花色:

説明

ブーゲンビリアは南アメリカの熱帯雨林原産の常緑つる性低木で、鮮やかな苞葉が美しい花として楽しまれています。実際の花は小さな白い部分で、色鮮やかな部分は苞葉です。1768年にフランスの探検家ブーガンヴィユによってブラジルで発見されたことからこの名前が付けられました。温暖な気候を好み、日光を十分に浴びることで美しい色彩を発揮します。

豆知識

  • ブーゲンビリアの色鮮やかな部分は花ではなく苞葉(ほうよう)で、本当の花は中央の小さな白い部分
  • フランスの探検家ブーガンヴィユの名前が由来で、彼は世界一周航海を行った人物
  • ハワイでは「ペーパーフラワー」と呼ばれ、レイの材料としても使用される
  • NASA の研究では、ブーゲンビリアが室内の空気清浄効果があることが示されている

利用方法

観賞用
  • 庭園の壁面やフェンスを彩るつる植物として
  • 鉢植えでの観賞用
  • 生垣や境界の装飾用
薬用
  • 南アメリカの伝統医学では葉の煎じ薬が咳止めに使用された
  • 抗炎症作用があるとされる民間療法での利用

注意: 医学的効果は科学的に証明されていないため、医療目的での使用は避けるべき

食用

食用には適さない

その他
  • 天然染料として苞葉が利用されることがある
  • ドライフラワーとしての利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 大量摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性があるが、重篤な中毒は報告されていない

アジサイ (紫陽花)

学名: Hydrangea macrophylla
科名: アジサイ科

花言葉

  • 移り気
  • はにかみ
  • 冷淡
  • 元気な女性

特徴

花色:

説明

アジサイは日本原産の落葉低木で、6月から7月の梅雨時期に白、青、紫、ピンクの美しい花を咲かせます。土壌の酸性度によって花色が変化するという特徴があり、酸性土壌では青系、アルカリ性土壌では赤系の花が咲きます。江戸時代にヨーロッパに渡り、品種改良されたセイヨウアジサイが現在多く栽培されています。日本の梅雨を代表する花として親しまれています。

豆知識

  • 土壌のpHによって花色が変わるのは、アルミニウムイオンの吸収量の違いによるもの
  • ヨーロッパから逆輸入されたセイヨウアジサイの方が日本では一般的
  • アジサイの名前は「集真藍(あづさあい)」が語源とされている
  • 鎌倉の明月院のアジサイは「明月院ブルー」として有名

利用方法

観賞用
  • 庭園の主要な観賞植物
  • 切り花として室内装飾
  • 生垣や境界植栽
  • 鉢植えでの楽しみ
薬用
  • 漢方医学では根や葉が解熱や利尿に使用された
  • 民間療法では腎臓病の治療に利用されることがあった

注意: 現在は有毒植物として扱われており、医療目的での使用は危険

食用

食用不可。有毒成分を含むため摂取は危険

その他
  • ドライフラワーとしての利用
  • 押し花制作の材料

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 葉, 芽, 根

症状: 吐き気、めまい、顔面紅潮、呼吸困難などの症状。2008年に料理の飾りで使用された葉で中毒事故が発生

グラジオラス (唐菖蒲)

学名: Gladiolus × hybridus
科名: アヤメ科

花言葉

  • 勝利
  • 密会
  • 用心
  • 満足

特徴

花色:

説明

グラジオラスは南アフリカ原産の球根植物で、剣のような細長い葉と、穂状に連なって咲く美しい花が特徴です。花は下から上へと順番に咲き、6月から10月にかけて楽しめます。現在は5000以上の品種があり、色彩豊かで花形も多様です。名前はラテン語の「gladium(剣)」に由来し、葉の形から名付けられました。明治時代に日本に導入され、夏の代表的な切り花として親しまれています。

豆知識

  • 古代ローマの剣闘士は、戦いに勝利するとグラジオラスの花を観客から投げられた
  • オランダは世界最大のグラジオラス球根生産国
  • 一つの花穂に20~30個の花が咲き、下から順番に開花する
  • アメリカでは8月の誕生花で、結婚40周年の記念花でもある

利用方法

観賞用
  • 切り花として室内装飾
  • 花壇の背景植物
  • 花束やアレンジメント
  • 結婚式の装飾
薬用
  • 南アフリカの伝統医学では根が湿布薬として使用された
  • 民間療法では外傷の治療に利用されることがあった

注意: 現代医学では薬効は認められておらず、医療目的での使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • ドライフラワーとしての利用
  • 香水の原料として使用されることがある

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根, 根茎

症状: 球根の摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性があるが、重篤な中毒報告は少ない