1928年

モーリス・ブルームフィールド

(1855 - 1928)

言語学者

言語学者
インド学・言語学の先駆者としてサンスクリット研究に大きく貢献した学者。
モーリス・ブルームフィールドはインド古典語学の分野で名を馳せた研究者である。 ジョンズ・ホプキンス大学で教鞭を執り、サンスクリット語や比較言語学を専門とした。 ヒンズー教聖典やリグ・ヴェーダの緻密な文献解釈を行い、学界に多大な影響を与えた。 精緻な言語分析と幅広い論文発表により、サンスクリット研究の土台を築いた。 1928年6月13日に没し、その業績は今日も言語学の重要研究として引用され続けている。
1928年 モーリス・ブルームフィールド 言語学者 1855年
1931年

北里柴三郎

(1853 - 1931)

医学者

医学者
日本の細菌学・免疫学の開拓者で、破傷風トキソイドを開発した医学者。
北里柴三郎はドイツ留学でローベルト・コッホに師事し、細菌学を学んだ。 帰国後は東京大学で教授を務め、破傷風菌のトキソイド(血清療法)を開発した。 日本初の衛生試験所(現・国立感染症研究所)を設立し、伝染病研究の基盤を築いた。 多くの後進を育て、日本の医科学の発展に多大な貢献を果たした。 1931年6月13日に没し、その功績は現在も高く評価されている。
1931年 北里柴三郎 医学者 1853年
1971年

日夏耿之介

(1890 - 1971)

詩人、イギリス文学者

詩人 イギリス文学者
詩人・英文学者として詩作と翻訳・研究を通じて日本にイギリス文学を紹介した。
日夏耿之介は東京大学で英文学を学び、詩人として自作詩集を発表した。 シェイクスピアやT.S.エリオットの翻訳を手掛け、英国詩の象徴表現を日本語に移した。 詩壇に新風を吹き込み、そのリズム感あふれる詩作は高く評価された。 大学教員として長年英文学研究に尽力し、多くの後進を育成した。 1971年6月13日に逝去し、日本の詩歌と英文学研究の発展に多大な貢献を残した。
1971年 日夏耿之介 詩人 イギリス文学者 1890年
1972年

ゲオルク・フォン・ベーケーシ

(1899 - 1972)

生物学者

生物学者
ハンガリー生まれの生物学者で、1961年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
ゲオルク・フォン・ベーケーシは1899年に生まれ、音響物理学と生理学の研究に従事した。内耳のコルチ器の働きを解明し、聴覚のメカニズムを科学的に説明した業績が評価され、1961年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。第二次世界大戦後はアメリカやカナダで研究を続け、数多くの論文を発表した。彼の研究は現在の聴覚工学や医療分野に大きな影響を与えている。1972年6月13日に逝去した。
1972年 ゲオルク・フォン・ベーケーシ 生物学者 1899年
1977年

トール・ベルシェロン

(1891 - 1977)

気象学者

気象学者
スウェーデンの気象学者で、雲物理学の分野に大きな業績を残した。
トール・ベルシェロンは1891年にスウェーデンで生まれ、気象学の研究に生涯を捧げた。雲粒の成長と氷晶作用を説明するベルシェロン過程を提唱し、雲物理学の基礎を築いた。彼の理論は降水の理解や気候モデルの発展に寄与し、現代気象学でも重要視されている。ストックホルム大学などで後進の教育にも携わった。1977年6月13日に逝去した。
1977年 トール・ベルシェロン 気象学者 1891年