1771年

ジェームズ・クックが南太平洋諸島の探検を終え3年ぶりにイギリスに帰国。

Captain James Cook returned to Britain after a three-year South Pacific exploration.
On June 12, 1771, Captain James Cook returned to Deptford after an expedition lasting over three years. During his voyage, he charted numerous islands and atolls, significantly improving European maps of the Pacific. Cook’s crew collected botanical specimens and recorded observations on local flora and fauna. Interactions with indigenous peoples provided valuable ethnographic insights for European audiences. The expedition’s scientific data and detailed logs advanced maritime navigation techniques. Cook’s achievements solidified his reputation as one of history’s greatest explorers.
1771年 ジェームズ・クック 南太平洋
1915年

杉本京太が邦文タイプライターの特許を獲得。

1915年6月12日、杉本京太が日本語入力に対応した邦文タイプライターの特許を取得しました。
日本語を表現するための複雑な仮名・漢字入力方式を考案し、タイプライター機構に組み込むことに成功しました。 この邦文タイプライターは日本の事務効率化に大きく貢献し、官庁や企業の文書作成環境を一変させました。 従来の欧文機では対応できなかった文字数と配置を実現し、後の日本語ワードプロセッサーの原型となりました。 特許取得後、複数の改良モデルが開発され、戦間期のビジネスシーンを支えました。 杉本の発明は日本の事務機器産業発展の一翼を担った技術革新として評価されています。
1915年 杉本京太 邦文タイプライター 特許
1916年

アメリカ海軍の戦艦「ペンシルベニア」が就役。

1916年6月12日、アメリカ海軍の高速戦艦ペンシルベニア(BB-38)が就役しました。
ペンシルベニアはノースカロライナ級戦艦の一番艦として建造され、主砲8基12インチ連装砲を搭載しました。 当時の戦艦としては高速かつ重防御を誇り、第一次世界大戦後の海軍力バランスに影響を与えました。 就役後は大西洋艦隊に配属され、訓練演習や親善訪問を通じて米国海軍の威信を示しました。 1920年代にはワシントン海軍軍縮条約のもとで整備制限を受けつつも、長年にわたり現役で活躍しました。 海軍造船技術の発展を示す象徴的存在として評価されています。
1916年 アメリカ海軍 戦艦 ペンシルベニア
1967年

ソ連が金星探査機「ベネラ4号」を打ち上げ。

ソ連が1967年6月12日に金星探査機「ベネラ4号」を打ち上げ、金星大気の探査を開始しました。
1967年6月12日、ソ連は金星探査機「ベネラ4号」を打ち上げました。 ベネラ計画の一環として設計され、金星大気の圧力や成分を測定する初の試みであったことが特徴です。 打ち上げ後約4ヶ月で金星に到達し、大気圏に突入しながらデータを地球へ送信。 大気の構造や化学組成に関する貴重な情報を取得し、惑星科学の理解を大きく前進させました。 後続の探査機にも影響を与えた歴史的ミッションです。
1967年 ベネラ4号
1969年

日本初の原子力船「むつ」が進水。

1969年6月12日に日本初の原子力船「むつ」が進水し、原子力推進技術の実用化に挑戦しました。
むつは日本原子力船研究所が開発した原子力推進実験船で、原子炉を動力源とする世界的にも珍しい船でした。 進水式には多くの関係者が出席し、エネルギー問題や海洋開発への期待が高まりました。 しかし、原子炉周辺の放射線漏れ問題が発覚し、完成後も長期間にわたり係留実験のみが行われるに留まりました。 最終的にはエネルギー効率や安全性の課題から実航行は断念されましたが 原子力技術の船舶応用研究において重要な一歩となりました。
1969年 むつ
2009年

2009年新型インフルエンザの世界的流行: WHOが新型インフルエンザの警戒水準をフェーズ6に引き上げ、パンデミックを宣言。

WHOが新型インフルエンザをパンデミックと認定し、警戒水準を最高のフェーズ6に引き上げ。
2009年6月12日、世界保健機関(WHO)は新型インフルエンザ(H1N1)の警戒水準を最高レベルのフェーズ6に引き上げ、パンデミックを公式に宣言しました。 この新型インフルエンザはメキシコで最初に確認され、その後世界各地に急速に拡大しました。 WHOの判断により、各国政府は緊急対応策を強化し、ワクチン開発や医療体制の拡充に乗り出しました。 航空機や船舶による人の移動制限は行われなかったものの、各地でマスク着用や手洗いの徹底が呼びかけられました。 最終的にこのパンデミックは数百万人に感染し、公衆衛生対策のあり方を見直す契機となりました。
2009年 2009年新型インフルエンザの世界的流行 WHO 新型インフルエンザ パンデミック