1952年

長期信用銀行法公布・施行。

日本で長期信用銀行法が公布・施行され、長期資金の供給基盤が整備された。
1952年6月12日、戦後復興期の長期投資を支援するために長期信用銀行法が制定・施行されました。 この法律により長期信用銀行が設立され、公共事業や企業の長期資金需要に応える仕組みが整えられました。 長期信用銀行は政府の監督下で資本市場の安定化や産業構造の高度化に寄与しました。 その後の高度経済成長期において、日本のインフラ整備や重工業化を支える重要な役割を果たしました。 法の施行は日本経済の質的向上と持続的成長を支える基盤のひとつとなりました。
1952年 長期信用銀行法
1961年

農業基本法公布。

農林水産業の基盤強化を目的とした農業基本法が公布され、現代農業の制度的枠組みが整備された。
1961年6月12日、農業基本法が公布・施行され、農家の経営安定や生産振興を体系的に規定しました。 この法律は日本の農業政策の基本理念を示し、価格支持・農地制度・農協などの仕組みを整備しました。 農業基本法により、食糧安保の観点から農産物の安定供給と農家所得の向上が図られました。 また、農業の多面的機能を認めることで、環境保全や地域社会の維持にも配慮した総合的施策が展開されました。 この法体系は後の農政改革やEUの共通農業政策の比較対象ともなりました。
1961年 農業基本法
2023年

UBSによるクレディ・スイスの救済買収の完了が発表され、1856年から続いたクレディ・スイスは167年の歴史に幕を下ろした。

UBSによるクレディ・スイスの救済買収が完了し、167年続いた名門銀行が歴史に幕を下ろしました。
2023年6月12日、スイス大手銀行UBSは同行株主総会の承認を経て、クレディ・スイスの救済買収を正式に完了しました。 これにより1856年創業のクレディ・スイスは167年の歴史を終え、UBSの傘下に組み込まれました。 救済買収は世界的な金融市場の不安定化を受けたスイス政府と中央銀行の支援による緊急措置でした。 この統合は欧州金融セクターの再編を象徴し、グローバルな銀行業界に大きな影響を与えました。 また、銀行顧客や投資家の信頼回復が課題となっており、統合後のリスク管理強化が注目されています。 スイスの金融制度の安定維持と国際競争力の確保を目的とした歴史的ディールです。
2023年 UBS クレディ・スイス