06月11日の命日 - 政治家・指導者

承和7年5月8日

淳和天皇

(786 - 840)

第53代天皇

平安時代前期の第53代天皇。仏教を深く信仰し国風文化の発展に影響を与えた人物。

786年に生まれ、第53代天皇として833年に即位した。父は仲成親王、祖父は桓武天皇である。皇位在位中は仏教の保護を重視し、多くの寺院を支援した。文徳天皇への譲位後も出家し、漢詩や和歌をたしなんだ。承和7年（840年）5月8日に崩御し、法皇として没した。

840年承和 5月8日淳和天皇天皇 786年

1488年

ジェームズ3世

(1451 - 1488)

スコットランド王

スコットランド王（在位1460‐1488）。財政難を補うための増税策が貴族の反発を招き、反乱で戦死。

1451年に生まれ、8歳で父ジェームズ2世の跡を継いで王位に就いた。王権強化のため大砲購入など財政支出を増やし、諸侯に重税を課した。これが貴族の反発を招き、1488年のソーキバーンの戦いで反乱軍に敗北した。戦場で戦死し、若い王は王妃マーガレットと死別の悲劇的な最期を迎えた。

1488年ジェームズ3世スコットランド王 1451年

1557年

ジョアン3世

(1502 - 1557)

ポルトガル王

ポルトガル王（在位1521-1557）。大航海時代に海外植民地を拡大し、東洋との貿易を発展させた。

1502年に生まれ、1521年に祖父マヌエル1世の跡を継いで即位した。在位中はインドやブラジル、マカオなどで植民地支配を強化し、海外貿易を繁栄させた。学術や宗教を保護し、イエズス会を厚遇したことでも知られる。王妃カタリーナ・デ・アウストリアとの結婚でハプスブルク家と同盟を結んだ。1557年に没し、名実ともに大航海時代の成功を象徴する君主と評される。

1557年ジョアン3世ポルトガル王 1502年

1661年

ゲオルク2世

(1605 - 1661)

ヘッセン＝ダルムシュタット方伯

ヘッ센＝ダルムシュタット方伯。三十年戦争期に領地の安定を図った。

1605年に生まれ、1626年にヘッセン＝ダルムシュタット方伯として即位した。三十年戦争の混乱期に内政改革を進め、農村復興や財政再建に注力した。学芸保護者として芸術家や学者を庇護し、文化面でも一定の成果を上げた。領内の宗教的寛容を掲げ、プロテスタント信徒の安住を図った。1661年に没し、安定期をもたらした統治者として評価される。

1661年ゲオルク2世ヘッセン＝ダルムシュタット方伯 1605年

1727年

ジョージ1世

(1660 - 1727)

グレートブリテン王国及びアイルランド王国国王

グレートブリテンおよびアイルランド王国の初代国王。ハノーファー朝を創始した。

1660年にハノーファー選帝侯家に生まれ、1714年に女王アンの死去を受けてイギリス国王に即位した。ハノーファー朝の礎を築き、英語が不自由なため政務は主に側近に依存した。初代首相ロバート・ウォルポールの台頭を許し、内閣制の発展に間接的に寄与した。国内外のバランス外交を維持し、ヨーロッパ諸国との同盟を模索した。1727年に没した。

1727年ジョージ1世グレートブリテン王国アイルランド王国 1660年

1825年

ダニエル・トンプキンス

(1774 - 1825)

第6代アメリカ合衆国副大統領・第5代ニューヨーク州知事

アメリカ合衆国第6代副大統領・ニューヨーク州知事を務めた政治家。

1774年、ニューヨーク州に生まれる。地元で法学を学び、州弁護士としてキャリアを開始。 1807年から1817年までニューヨーク州知事を務め、教育制度や道路整備を推進。 1817年、ジェームズ・モンローの下で第6代副大統領に就任し、国政で活躍。晩年は財政難と健康悪化に苦しみ、1825年6月11日に世を去った。

1825年ダニエル・トンプキンスアメリカ合衆国副大統領ニューヨーク州知事 1774年

1859年

クレメンス・メッテルニヒ

(1773 - 1859)

オーストリア宰相

オーストリア帝国の宰相を務めた外交官・政治家。ウィーン体制の構築者。

1773年、ラインラント＝プファルツに生まれる。ウィーン大学で法学を学び、外交官としてキャリアを開始。ウィーン会議（1814-1815）で主導的役割を果たし、ヨーロッパの保守秩序『ウィーン体制』を確立。宰相として国内外の革命運動を厳しく弾圧し、反動政策を推進。 1859年6月11日に没し、19世紀ヨーロッパ政治の展望に大きな影響を与えた。

1859年クレメンス・メッテルニヒオーストリア宰相 1773年

1897年

ヘンリー・エアーズ

(1821 - 1897)

第8代南オーストラリア州首相

南オーストラリア州の政治家。第8代州首相として4度政権を率いた。

1821年イングランドで生まれ、1855年に南オーストラリアへ移住した。1863年から合計4度州首相を務め、鉄道建設や教育制度の整備に尽力した。彼の政治的業績を称え、ウルル（エアーズ・ロック）は彼の名にちなみ命名された。晩年は実業家としても活躍し、1897年にこの世を去った。

1897年ヘンリー・エアーズ英語版 1821年

1903年

アレクサンダル1世

(1876 - 1903)

セルビア王

セルビア王（オブレノヴィッチ朝）。13歳で即位し、強権的統治を行った。

1876年にセルビア王国の王子として生まれ、1889年に13歳で王位を継承した。摂政を務めた母の下で統治を学び、1893年に正式に即位して民族主義政策を推進した。王妃ドラガとの結婚も政治的緊張を高めたとされる。後期には独裁的な政治が不評を買い、1903年5月の軍事クーデターで王と妃は暗殺された。その死は『マイ・クーデター』として歴史に刻まれ、享年26であった。

1903年アレクサンダル1世セルビア王 1876年

1910年

松平容大

(1869 - 1910)

斗南藩主

斗南藩の最後の藩主。明治期の北奥開拓に尽力した。

1869年に旧会津藩主松平容保の家系に生まれる。戊辰戦争後、斗南藩領の復興と入植者の生活再建に取り組んだ。若くして藩主となり、北海道南部で農業開発や漁業振興を推進した。版籍奉還後も旧藩士をまとめ、地域社会の基盤整備に貢献した。華族に列せられた後も宮中で活動し、1910年に没した。

1910年松平容大斗南藩主 1869年

1914年

アドルフ・フリードリヒ5世

(1848 - 1914)

メクレンブルク＝シュトレーリッツ大公国大公

メクレンブルク＝シュトレーリッツ大公国の大公。穏健な統治を行った。

1848年にメクレンブルク＝シュトレーリッツの公爵家に生まれる。1904年に大公位を継承し、経済振興や農業改革に注力した。教育や福祉の充実を図り、領民の生活向上に寄与した。第一次世界大戦勃発前夜まで安定した統治を維持し、1914年に世を去った。その寛容で保守的な統治スタイルは後世にも評価されている。

1914年アドルフ・フリードリヒ5世メクレンブルク＝シュトレーリッツ 1848年

1929年

アンドラーシ・ジュラ (子)

(1860 - 1929)

オーストリア＝ハンガリー外相

オーストリア＝ハンガリー帝国の外相を務めた政治家。

1860年にハンガリー貴族の家系に生まれた。父はハンガリー首相を務めたアンドラーシ・ジュラ（初代）である。1906年から1912年まで外相としてドイツ帝国やバルカン諸国との外交を主導し、二重帝国の安定に寄与した。第一次世界大戦前の複雑な国際情勢下でバルカン政策を策定し、バランス維持を試みた。戦後は政界を退き、1929年に逝去した。

1929年アンドラーシ・ジュラ (子) オーストリア＝ハンガリー 1860年