時の記念日

国・地域: 日本

東京天文台(現国立天文台)と生活改善同盟会が1920年に制定。由来は、『日本書紀』の天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦671年6月10日)条に「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」とあり、漏刻(水時計)が設置されたとされることから。

日本で初めて水時計による時刻報知が行われた日を記念し、1920年に東京天文台と生活改善同盟会が制定された記念日です。時間の大切さや暮らしにおける時の価値を考えるきっかけとなります。
『日本書紀』に記された天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦671年6月10日)に、漏刻(みずどけい、水時計)が設置され鐘鼓で時を知らせたことに由来します。1920年(大正9年)、東京天文台(現国立天文台)と生活改善同盟会が共同で「時の記念日」を制定しました。毎年6月10日には、学校や地域で時に関する講演会や展示が行われ、時間の大切さを考える機会が提供されます。近年はSNSで「#時の記念日」が話題となり、企業による時計メンテナンスや点検サービスの割引キャンペーンも実施されます。古代の時の計測を振り返りながら、現代人にとっての時間管理や時間厳守の意義を再認識できる日です。
時の記念日 日本 国立天文台 1920年 日本書紀 天智天皇 4月25日 グレゴリオ暦 671年 水時計

入梅

国・地域: 日本

雑節の一つで、太陽が黄経80度の点を通過する日。2020年代は閏年においてこの日が雑節としての入梅を迎える。

入梅は日本の雑節の一つで、太陽が黄経80度を通過する日にあたります。 古来より梅雨入りの目安として用いられてきました。
入梅は日本の雑節の一つで、太陽が黄経80度を通過する日にあたります。 暦の上では梅雨入りの目安として位置づけられ、日本の気候風土に根ざしています。 雑節として夏至や土用などとともに季節の節目を示します。 実際の梅雨入り時期は地域や年によって前後し、毎年変動します。 古くから暦書や生活の指標として参照されてきました。 2020年代の閏年には、この日に暦上の入梅として定義される年があります。
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