1865年

リヒャルト・ワーグナーの歌劇『トリスタンとイゾルデ』がミュンヘンで初演。

ワーグナーの歌劇『トリスタンとイゾルデ』がミュンヘンで初演された。
1865年6月10日、バイエルン王国のミュンヘン宮廷劇場で『トリスタンとイゾルデ』が初演された。 作曲家リヒャルト・ワーグナーが自己完成を極めた楽劇として世に問う作品だった。 演劇的、音楽的革新としての連続的ユニゾンと半音階旋律の使用が注目された。 初演は批評家の賛否を呼んだが、その後ロマン派音楽の頂点と評価されるようになった。 現在も世界中で上演され続けるオペラの名作として知られている。
1865年 リヒャルト・ワーグナー トリスタンとイゾルデ
1959年

国立西洋美術館で開館式。

ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館が上野に開館した。
1959年6月10日、上野公園に日本初の国立西洋美術館が開館。フランスの建築家ル・コルビュジエの設計による建物は、近代建築の傑作と称され、1969年に増築されたモデュロール塔とともに2016年に世界遺産登録された。展示には松方コレクションのロダン彫刻や印象派絵画を中心に、西洋美術の名品が多数並び、日本における西洋文化紹介の先駆的役割を果たしている。
1959年 国立西洋美術館
1976年

東京都立第五福竜丸展示館が開館。

東京都立第五福竜丸展示館が開館し、核実験の被害を伝える施設として公開された。
1976年6月10日、東京都立第五福竜丸展示館が開館した。 展示館は1954年にビキニ環礁で被爆した第五福竜丸の実物資料を中心に展示を行い、被爆の実相を伝える施設である。 訪問者は船体の模型や漁船の装備品、被爆者の証言映像などを通じて、核実験の悲惨さを学ぶことができる。 館内には原子力の歴史や環境・平和の大切さを考えるためのパネル展示が充実している。 展示館は教育施設として学校見学も受け入れ、被爆体験の継承や核廃絶の啓発に重要な役割を果たしている。
東京都立第五福竜丸展示館
2018年

ミヤコ蝶々記念館閉館。

2018年6月10日、女優ミヤコ蝶々を記念したミヤコ蝶々記念館が閉館しました。
2018年6月10日、大阪府吹田市に所在した「ミヤコ蝶々記念館」が閉館しました。 この記念館は昭和期を代表する喜劇女優ミヤコ蝶々の功績を紹介するために設立されました。 館内には衣装や写真、映像資料など多数の展示があり、昭和演劇史の貴重な資料が保存されていました。 閉館理由には運営費の不足や来館者数の減少などが挙げられています。 今後は収蔵品の保管・公開方法を検討し、別の形で遺産を継承する計画が進められています。
2018年 ミヤコ蝶々