1692年

ジャマイカのポート・ロイヤルで大地震。

ジャマイカの港湾都市ポート・ロイヤルで大規模な地震が発生した。
1692年6月7日、ジャマイカのポート・ロイヤルでマグニチュード約7とされる大地震が発生しました。 地震により街の大半が海中に沈没し、多数の建物が倒壊しました。 当時『世界一富める街』とも称された港町は壊滅的な被害を受けました。 死者数は数千人に及んだと伝えられ、悲劇はその後の都市再建計画にも影響を与えました。 この災害は地震学や植民地史の研究において重要な事例とされています。
1692年 ジャマイカ ポート・ロイヤル 大地震 英語版
1920年

名古屋電気鉄道の車庫が全焼。91両が焼失。

名古屋電気鉄道の車庫が全焼し、91両が焼失する大火事。
1920年6月7日、名古屋電気鉄道(現・名古屋鉄道)の車庫で大火災が発生し、保管中の電車91両が全焼しました。出火原因は不明とされ、燃え上がる火勢が周辺地域にも大きな被害を及ぼしました。同社は輸送力を失い、一時運行が大幅に制限されました。復旧には多額の費用と時間を要し、設備の再建と車両調達が急務となりました。事故後、火災対策や車庫管理体制の見直しが図られ、鉄道安全管理の教訓となりました。
1920年 名古屋電気鉄道
1921年

九州全域で豪雨。大分県内だけでも死者約200人。

九州全域を襲った豪雨により大分県で約200人の死者が出る。
1921年6月7日、九州地方全域を対象とした豪雨が発生し、特に大分県では河川の氾濫や土砂崩れが多発しました。急激な降水量の増加により河川が決壊し、住宅や田畑が広範囲にわたって水没しました。混乱の中、救助活動が難航し、最終的に大分県だけで約200名の死者が確認されました。被災地では復旧まで長期間を要し、農業や経済に深刻な影響を及ぼしました。この災害は気象観測と防災体制整備の重要性を示すきっかけとなりました。
1921年
1926年

スペインの建築家、アントニ・ガウディがトラムに轢かれ重傷を負う。3日後に死亡。

スペインの天才建築家アントニ・ガウディがバルセロナ市内でトラムにはねられ重傷を負い、3日後に亡くなりました。
1926年6月7日、バルセロナを散歩中のガウディはトラムに轢かれ胸部と足に重傷を負いました。 市民に放置されていたところを発見された際、乞食と間違われ病院に搬送が遅れたと言われています。 当初は命が危ぶまれる状態で、カタルーニャ地方病院に運ばれました。 彼は6月10日に55歳で息を引き取り、世界的に重要な建築家の訃報に建築界が衝撃を受けました。 ガウディはサグラダ・ファミリアなど数多くの未完の作品を残し、その奇抜なデザインは今も世界中で愛されています。
1926年 建築家 アントニ・ガウディ トラム
1991年

ピナトゥボ山から高さ7,000メートルの噴煙が立ちのぼる。

ピナトゥボ山が噴火し、高さ7000メートルの噴煙を噴き上げた自然災害。
1991年6月7日、フィリピンのピナトゥボ山が強い噴気活動を伴い、約7000メートルの噴煙を大気に放出した。 この噴火は20世紀後半に起きた大規模火山活動の前兆とされ、周辺地域に厚い火山灰を降らせた。 地元住民は避難を余儀なくされ、人命とインフラへの影響が懸念された。 その後6月15日の大規模噴火では世界的にも注目され、火山灰雲が成層圏に到達し気候変動への影響が懸念された。 火山噴火のメカニズム研究や観測技術の進展につながる重要なきっかけともなった。
1991年 ピナトゥボ山
2017年

ミャンマー空軍Y 8墜落事故: ミャンマー空軍のY 8が墜落し、乗員122人が死亡。

ミャンマー空軍の輸送機Y-8が墜落し、乗員122人全員が死亡した痛ましい事故。
2017年6月7日、ミャンマー空軍の輸送機Y-8が訓練飛行中に消息を絶ち、現地時間の夜に墜落が確認された。 機体には乗員122人が搭乗しており、残念ながら全員が即死とみられる状況であった。 事故現場は山岳地帯であり、救助活動は悪天候と地形の険しさに阻まれた。 機体のブラックボックス回収や事故原因究明のため、ミャンマー政府や国際的な航空安全機関が調査を進めた。 軍用輸送機の事故は同国の航空整備体制や安全管理の在り方に疑問を投げかける出来事となった。
2017年 ミャンマー空軍Y-8墜落事故 ミャンマー Y-8
2017年

日本原子力研究開発機構は、茨城県大洗町にある大洗研究開発センターで5人が被曝した事故で、少なくとも4人が内部被曝し、50代の男性作業員の肺から最大約2万2千ベクレルの放射性物質が検出されたと発表。日本国内最悪の内部被曝事故。

大洗研究開発センターでの作業中に被曝事故が発生し、5人の作業員が内部被曝した。
2017年6月7日、日本原子力研究開発機構(JAEA)は茨城県大洗町の大洗研究開発センターで放射性物質を扱う実験中に被曝事故が発生したと発表した。 当該実験には5人の作業員が関わり、少なくとも4人が内部被曝した可能性があるとされる。 うち50代の男性作業員の肺からは最大約2万2千ベクレルの放射性物質が検出された。 同事故は日本国内で報告された内部被曝事故の中でも最悪の規模と評価されている。 原因は作業手順の不備や設備管理の問題とみられ、JAEAは再発防止策の徹底を表明した。 原子力施設の安全管理体制や作業者の被曝防護方法について課題を浮き彫りにする重大事故となった。
日本原子力研究開発機構 茨城県 大洗町 大洗研究開発センター