06月05日の誕生日 | calendar.web-standard.org

建長3年5月15日

北条時宗

(1251 - 1284)

鎌倉幕府8代執権

鎌倉幕府の第8代執権を務めた政治家。蒙古襲来（文永・弘安の役）で国難の防衛を指導した。

1251年に北条氏に生まれ、幼少期より幕府の要職に就いた。 1274年の文永の役、1281年の弘安の役では防衛計画を統括し侵攻を食い止めた。幕府の権威を維持し、武士階級の結束を図った。内政では財政改革や治安維持を進め、領国支配を強化した。 34歳で亡くなった後も、その指導力は後世に語り継がれている。

1251年建長 5月15日北条時宗鎌倉幕府執権 1284年

1341年

エドマンド・オブ・ラングリー

(1341 - 1402)

国王エドワード3世と王妃フィリッパ・オブ・エノーの成人へ達した4番目の息子

イングランド王エドワード3世の四男でヨーク公を称した貴族。後のヨーク朝の祖となった。

1341年にイングランド王室のランリー伯家に生まれた。 1385年にヨーク公に叙され、貴族としての地位を確立した。百年戦争では軍事指揮も執り、対フランス戦争に従軍した。ヨーク家の系譜を築き、後の薔薇戦争でヨーク派の大義となった。 1402年に王族および貴族としての道を全うし逝去した。

1341年エドマンド・オブ・ラングリー 1402年

1412年

ルドヴィーコ3世・ゴンザーガ

(1412 - 1478)

貴族ゴンザーガ家のマントヴァ侯

マントヴァ侯として統治を行い、芸術と学問を庇護したイタリアの貴族。ゴンザーガ家を繁栄に導いた。

1412年にイタリアの名門ゴンザーガ家に生まれた。 1444年にマントヴァ侯を継承し領国を政治的・経済的に発展させた。人文学に深い関心を寄せ、詩人や哲学者を宮廷に招いた。建築や美術のパトロンとしてルネサンス文化の発展に貢献した。 1478年に領邦統治を後進へ託し、その治世は安定と繁栄の象徴とされた。

1412年ルドヴィーコ3世・ゴンザーガ 1478年

1523年

マルグリット・ド・フランス

(1523 - 1574)

フランス王フランソワ1世と最初の王妃クロード・ド・フランスの末娘

フランス王フランソワ1世の末娘でサヴォイア公妃として活躍。政治的影響力を持った王女。

1523年にフランス王室に生まれ、幼少より宮廷で育った。 1536年にサヴォイア公エマヌエーレ・フィリベルトと結婚し公妃となった。夫の不在中には摂政として領国運営を担い政治手腕を発揮した。宮廷では文化人としても知られ、当時の芸術振興に尽力した。 1574年に没し、その優雅な治世は後世に語り継がれる。

1523年マルグリット・ド・フランス 1574年

1412年

ロバート・リッチ

(1412 - 1658)

清教徒革命期のイングランドの貴族・軍人

清教徒革命期のイングランドで活躍した貴族・軍人。海軍に従事し議会勢力を支持した。

生年は詳細不明だが、清教徒革命期の議会派貴族として名を馳せた。海軍に従事し北海や大西洋で戦功を挙げた。貴族院議員として政治にも影響力を持ち国政に関与した。王政復古後も軍事・政治両面で活躍を続けた。 1658年に没し、イングランド海軍史に足跡を残した。

1412年ロバート・リッチ 1658年

1640年

蒲松齢

(1640 - 1715)

作家

清代中国の作家で『聊斎志異』を著した。幽玄な短編怪奇小説で知られる。

1640年に蘇州で生まれ、幼少期より学問に励んだ。官吏登用試験に何度も失敗した後、私塾で教鞭を執った。晩年に集大成として『聊斎志異』を執筆し、約500編の奇異譚を収録した。怪談に人情や道徳的要素を織り交ぜた独特の文体が評価された。 1715年に没した後も中国文学に大きな影響を与え続けている。

1640年蒲松齢 1715年

1646年

エレナ・コルナロ・ピスコピア

(1646 - 1684)

哲学者

世界初の女性博士号取得者として知られるイタリアの学者。哲学や数学で功績を残した。

1646年にヴェネツィア貴族の家系に生まれた。幼少より語学や数学、哲学を学び神童と称された。 1678年にパドヴァ大学で哲学の博士号を授与され、史上初の女性博士となった。ラテン語やギリシャ語の論文を執筆し学会でも高く評価された。 1684年に没したが、女性教育や学術界への道を切り開いた。

1646年エレナ・コルナロ・ピスコピア 1684年

1660年

サラ・ジェニングス

(1660 - 1744)

初代マールバラ公ジョン・チャーチルの妻

初代マールバラ公ジョン・チャーチルの妻で宮廷で影響力を持った貴婦人。アン女王の側近としても知られる。

1660年にイングランドで生まれ、チャーチル家に嫁いだ。 1702年のアン女王即位後、宮廷での歓待を通じて大きな政治的影響力を得た。内政や外交の場で助言者として振る舞い、議会や貴族の動向に関与した。晩年には社交界の重鎮として多くの手紙や回想録を残した。 1744年に没し、その生涯と手記はイギリス史研究の重要資料となっている。

1660年サラ・ジェニングス 1744年

寛文10年5月9日

水野勝種

(1661 - 1697)

第4代福山藩主

江戸時代の福山藩第4代藩主。領内改革や水利事業を推進した。

1661年に福山藩主家に生まれ、若くして家督を相続した。領内の財政再建に取り組み、年貢制度の見直しを行った。治水や用水整備などのインフラ整備にも力を注いだ。藩学を設立し人材育成にも努めた。 1697年に没し、福山藩の安定した発展に寄与した。

1661年寛文 5月9日水野勝種福山藩主 1697年

1718年

トーマス・チッペンデール

(1718 - 1779)

家具デザイナー

18世紀イギリスを代表する家具デザイナー。「チッペンデール様式」を確立した。

1718年にイングランドに生まれ、家具職人として修業を積んだ。 1754年に自身の図録『The Gentleman and Cabinet-Maker's Director』を出版した。その作品は優雅なラインと彫刻が特徴で、ヨーロッパ中で高く評価された。チッペンデール様式と呼ばれるデザイン潮流を確立し後進に影響を与えた。 1779年に没し、家具デザイン史に名を残した。

1718年トーマス・チッペンデール家具デザイナー 1779年

1723年

アダム・スミス

(1723 - 1790)

経済学者

18世紀スコットランドの経済学者。「国富論」の著者として知られ、現代経済学の基礎を築いた。

1723年にスコットランドのカークカルディに生まれた。グラスゴー大学で道徳哲学を講じた後、1759年に『道徳感情論』を発表し、人間の道徳や共感のメカニズムを探究した。1776年には『国富論』を刊行し、分業の重要性や見えざる手の理論を提唱。市場経済の仕組みを科学的に分析し、政府の経済介入に対する考察を示した。彼の思想は資本主義経済の理論的基盤となり、後世の経済学研究に大きな影響を与えた。1790年に亡くなったが、その業績は現在も世界中で参照され続けている。

1723年アダム・スミス経済学者 1790年

享保10年4月25日

前田宗辰

(1725 - 1747)

第6代加賀藩主

江戸時代中期の加賀藩第6代藩主。若年で家督を継ぎ、短い在位期間ながら藩政に携わった。

1725年に加賀藩主前田吉徳の子として生まれた。幼少期に家督を継ぎ、第6代藩主として藩政を担った。領内の財政管理や治水事業に関与し、藩政の安定化を図った。若くして厳しい藩政に挑み、藩士や領民の信頼を集めた。1747年に22歳で薨去し、短い生涯ながらも次代への基盤を築いた。

1725年享保 4月25日前田宗辰加賀藩主 1747年