シラン (紫蘭)
花言葉
- 希望
特徴
説明
中国西南部から台湾、南西諸島、日本の中部まで分布し、湿地や崖下などに見られる地生ランです。野生の多くのラン科植物の栽培が難しい中で、シランは育て易いといわれています。寒さ暑さに強く、気温が低くなると葉を落としますが春になると新しく出た地下にある偽球茎(球根のようなもの)から再び葉を茂らせます。
豆知識
- 花期は4月から5月で、花は紫紅色で、30から50センチメートル程度の花茎の先に数個つく
- 野生のものは準絶滅危惧種に指定されており、保護が必要
- 球茎を蒸乾あるいは熱湯に浸して乾燥したものが生薬の「白及(ビャクキュウ)」
- 水はけのよい土を好み、小粒の赤玉土と鹿沼土にパーライトや小粒の軽石を混ぜると良い
利用方法
観賞用
- 庭園での栽培
- 鉢植えでの栽培
- 山野草園での展示
薬用
- 球茎を乾燥したものが生薬「白及(ビャクキュウ)」として利用
- 収斂性止血、排膿作用
- 創傷、火傷の外用治療
注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行う
食用
食用ではない(薬用のみ)
その他
- 生薬としての商業利用
- 園芸療法での利用
- 研究材料として利用
毒性
症状: 毒性は報告されていない(薬用植物)