1954年

近江絹糸争議。近江絹糸紡績(現:オーミケンシ)の女子工員が、結婚の自由・信書の開封廃止など22項目を要求し106日間のストライキを開始。

近江絹糸紡績(オーミケンシ)の女子工員が106日間にわたる大規模ストライキを行いました。 結婚の自由など22項目の要求を掲げました。
1954年6月4日、滋賀県の近江絹糸紡績で女子工員が賃上げや労働条件改善に加え、結婚の自由や信書開封廃止など22項目を要求してストライキを開始しました。 この争議は106日間続き、地元のみならず全国の関心を集めました。 労働運動における女性の地位向上を象徴する出来事として評価されています。 企業側と労働組合間で激しい交渉が行われ、一部要求が受け入れられて終結しました。 その後の労働運動や女性の社会進出に影響を与えた歴史的事件です。
1954年 近江絹糸争議 オーミケンシ ストライキ
1960年

国鉄労働組合、国鉄動力車労働組合などが日米安保反対ストライキを実施。全国で560万人が参加、2200本が運休。

国鉄労働組合などが日米安全保障条約改定に反対し、全国規模のストライキを実施しました。 560万人が参加し、2200本の列車が運休しました。
1960年6月4日、国鉄労働組合と動力車労働組合が日米安保条約改定に反対してストライキを決行しました。 全国の国鉄職員約560万人が参加し、2200本の列車が運休する異例の規模となりました。 公共交通機関の停止は社会に大きな混乱をもたらし、国民の注目を集めました。 政府は治安維持法などを背景に強硬姿勢を示し、労使対立が激化しました。 最終的にはストは短期間で収束しましたが、政治的影響は大きく、以後の政治運動に影響を与えました。
国鉄労働組合 国鉄動力車労働組合 日米安保 ストライキ