1781年
イタリア、カーリで地震。マグニチュード6.5、死者300人。
イタリア南部カーリを襲ったマグニチュード6.5の大地震で約300人が犠牲に。
1781年6月3日、イタリア南部の都市カーリでマグニチュード6.5の地震が発生しました。
震源近くの集落は壊滅的な被害を受け、約300人の死者が報告されます。
建造物の倒壊や地割れが広範囲に及び、救援と復興は大きな課題となりました。
この地震は18世紀ヨーロッパにおける災害対応のあり方を問う契機ともなり、後の防災思想に影響を与えました。
1781年
イタリア
カーリ
マグニチュード
1973年
パリ航空ショーTu 144墜落事故: ソ連の超音速輸送機Tu 144がパリ航空ショーでの展示飛行中に墜落。乗員6名と地上の住民7名が死亡。
1973年のパリ航空ショーでソ連の超音速旅客機Tu-144が展示飛行中に墜落し、乗員と地上住民計13名が犠牲となった事故です。
1973年6月3日、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で開催されたパリ航空ショーの展示飛行中に、ソ連製超音速旅客機Tu-144が地上に墜落した。事故機には乗員6名が搭乗しており、機体は会場近くの住宅地に激突し、地上にいた住民7名も犠牲となった。事故原因は操縦ミスや機体構造の問題が指摘され、調査結果はソ連側による設計過信とも言われる。Tu-144はコンコルドよりも早く開発されたが、この事故以降安全性への疑念が高まり、運用は大幅に制限された。航空史上の悲劇として後世に語り継がれている。
1973年
パリ航空ショーTu-144墜落事故
超音速輸送機
Tu-144
パリ航空ショー
1991年
雲仙普賢岳で小・中規模な火砕流発生。報道関係者なども巻き込まれ43人が死亡。
1991年6月3日、雲仙普賢岳の噴火に伴い火砕流が発生し、43人が死亡した災害です。
1991年6月3日、長崎県にある活火山・雲仙普賢岳が突如噴火活動を活発化させ、小規模から中規模の火砕流を山腹に送り出しました。火砕流は報道関係者や観光客を巻き込みながら流下し、43名が犠牲となる痛ましい事故となりました。現場では高温の岩屑と火山灰によって広範囲が被災し、周辺の森林や建物も大きなダメージを受けました。この惨事を受け、火山監視体制の見直しや避難計画の強化など防災対策の大幅な改善が進められました。現在も普賢岳の噴火活動は警戒が続けられています。
1991年
雲仙普賢岳
火砕流
1995年
ノルウェー中部を大雨が襲い、1870年の観測開始以来最悪の洪水となる。
1995年6月3日、ノルウェー中部を襲った記録的豪雨により観測史上最悪の洪水が発生しました。
1995年6月、ノルウェー中部で短期間に集中豪雨が襲い、多くの河川が氾濫して一帯が水没しました。観測開始以来(1870年)最悪とされる大洪水は農地や住宅地を壊滅的な状態に陥れ、数百軒の家屋が流出または浸水しました。道路や鉄道が寸断され、交通網が麻痺したことで救援や復旧作業にも大きな支障が生じました。地元自治体や国家は復興支援を実施し、インフラの補強や排水システムの改善に着手しました。この洪水はノルウェーの防災意識を一変させる契機となりました。
1995年
洪水
1998年
エシェデ鉄道事故: ドイツの高速鉄道ICEが脱線し、一部の車両が橋脚に激突する。101人死亡。
1998年6月3日、ドイツ北部エシェデ近郊で高速鉄道ICEが脱線・橋脚衝突事故を起こし、101人が死亡しました。
1998年6月3日、ドイツ鉄道が運行する高速列車ICE 884号がエシェデ近郊で高速走行中に脱線しました。脱線した車両は橋脚に激突し、車体が大きく破壊されました。事故では乗客・乗員を含む101人が死亡、多数が重軽傷を負う惨事となりました。調査の結果、車輪に生じた疲労亀裂が原因と判明し、ICE全車両の運休・点検が実施されました。この事故を契機に高速鉄道の安全基準や保守体制が見直されました。
1998年
エシェデ鉄道事故
ドイツ
高速鉄道
ICE
2018年
グアテマラのフエゴ山が噴火。
2018年6月3日未明、グアテマラのフエゴ山が大規模な噴火を起こしました。
火山灰や火砕流が周辺地域を襲い、多くの住民が避難を余儀なくされました。
2018年6月3日未明、グアテマラのフエゴ山が激しい噴火を伴い、噴煙は高度数キロに達しました。
溶岩や熱雲(火砕流)が斜面を高速で流れ下り、近隣の村々を襲いました。
これにより多数の死者・行方不明者が発生し、多くの住宅やインフラが被災しました。
首都グアテマラ市でも火山灰が降り積もり、空港や交通網が一時閉鎖されました。
当局は緊急避難命令を発令し、住民の救助・避難所設置を行いました。
国際的な支援も寄せられ、医療物資や食料の提供が進められました。
噴火後も山体の不安定化が懸念され、警戒レベルは引き上げられたままとなっています。
2018年
グアテマラ
フエゴ山