06月03日の命日 - 科学者・研究者

1657年

ウイリアム・ハーベー

(1578 - 1657)

医学者

17世紀イングランドの医師で、血液循環の仕組みを初めて解明した。

1578年にイングランドで生まれる。パドヴァ大学で医学を学び、帰国後は王室医師として活躍。 1628年に著書『心臓と動脈・静脈の動きについて』を発表し、血液循環の理論を確立。この研究は近代循環器学の礎となり、医学史に大きな足跡を残した。 1657年に没。

1657年ウイリアム・ハーベー医学者 1578年

1780年

トマス・ハッチンソン

(1711 - 1780)

実業家、歴史家

実業家歴史家

アメリカ植民地時代の実業家・歴史家。地域の歴史研究で知られる。

1711年にボストンで生まれ、植民地時代の経済や行政に携わった。行政経験を通じて地域の社会動向に精通した。歴史家として地域の出来事をまとめ、『マサチューセッツ湾植民地の歴史』などの著作を残した。彼の記録は植民地期の社会や文化を知る貴重な資料となっている。 1780年に没。

1780年トマス・ハッチンソン 1711年

1822年

ルネ＝ジュスト・アユイ

(1743 - 1822)

鉱物学者

フランスの鉱物学者で、結晶学の父と称された。

1743年にフランスで生まれる。パリ鉱物学校の教授として教鞭を取り、鉱物学を体系化した。結晶面の法則を発見し、結晶構造の理解に大きく貢献。著書『鉱物学要義』は当時の標準的教科書となった。 1822年に没し、その業績は今日の鉱物学にも影響を与えている。

1822年ルネ＝ジュスト・アユイ鉱物学者 1743年

1877年

ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル

(1800 - 1877)

ケッヘル番号創始者

オーストリアの音楽学者。モーツァルト作品目録（ケッヘル番号）を作成した。

1800年にオーストリアで生まれる。音楽学への関心からモーツァルト研究に取り組み、作品の年代順リストを編纂。 1862年に初版を発行したモーツァルト作品目録は、現在も世界標準のカタログとして使用されている。音楽学の分野における先駆的研究として高く評価された。 1877年に没し、その業績は音楽史研究に大きな影響を与えた。

1877年ルートヴィヒ・フォン・ケッヘルケッヘル番号 1800年

1900年

メアリー・キングスリー

(1862 - 1900)

民族誌学者、著述家、探検家

民族誌学者著述家探検家

イギリスの女性探検家・民族誌学者。西アフリカの調査で知られる。

メアリー・キングスリーは1862年にロンドンで生まれた。両親を亡くした後、独学でアフリカ探検への準備を進めた。1893年から1895年にかけて単身で西アフリカ各地を探訪し、現地の宗教や風習を記録した。著書『西アフリカ紀行』などでヨーロッパに新たな視点をもたらした。講演家としても活躍し、帝国主義的偏見に異議を唱えた。1900年にロンドンでチフスにより急逝した。

1900年メアリー・キングスリー 1862年

1925年

カミーユ・フラマリオン

(1842 - 1925)

天文学者

フランスの天文学者・作家。科学普及と心霊研究でも知られる。

カミーユ・フラマリオンは1842年フランスで生まれた。パリ天文台で働きながら多くの天文書籍を執筆し、一般向けの科学解説を行った。1887年にジュヴィシー天文台を設立し、観測と教育を推進した。『星界旅行』や『多元的宇宙』などを著し、地球外生命の可能性を論じた。生涯を通じて心霊現象や死後の世界にも関心を示し、心霊研究に携わった。1925年に同地で没した。

1925年カミーユ・フラマリオン天文学者 1842年

1967年

リチャード・クドウ

(1886 - 1967)

生物学者

リチャード・クドウ生物学者 1886年

1977年

アーチボルド・ヒル

(1886 - 1977)

生理学者

英国の生理学者。筋肉の熱産生の研究で知られ、1922年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

アーチボルド・ヒルは1886年にイングランドのブリストルで生まれ、ケンブリッジ大学で学んだ生理学者です。筋肉の発熱と収縮のメカニズムを定量的に解明し、筋肉生理学の新たな研究手法を確立しました。1922年にその業績によりノーベル生理学・医学賞を受賞し、現代生理学の基礎を築きました。戦間期以降も神経興奮や筋組織のエネルギー代謝に関する研究を続け、学界の発展に寄与しました。また、多くの弟子を育成し、英国生理学会の振興と学術普及に努めました。

1977年アーチボルド・ヒル生理学者 1886年

1983年

前嶋信次

(1903 - 1983)

イスラム史研究者

日本のイスラム史研究者。中東史とイスラム文化の紹介に努め、学術の発展に貢献した。

前嶋信次は1903年に生まれ、日本におけるイスラム史研究の先駆者として知られています。中東地域の政治・文化・社会構造を幅広く研究し、イスラム世界の歴史を日本語圏に紹介しました。大学教員として多くの学生を指導し、学会活動を通じて学術交流の促進にも尽力しました。数多くの著作を残し、日本の異文化理解の基盤づくりに貢献しました。

1983年前嶋信次 1903年

1987年

一圓一億

(1911 - 1987)

憲法学者

日本の憲法学者。憲法学の研究と教育に尽力し、多くの後進を育成した。

一圓一億は1911年に生まれ、憲法学の研究に生涯を捧げた学者です。戦後日本国憲法の検討や改正議論に深く関与し、学術的見地から提言を行いました。大学教授として長年教育に携わり、憲法学を基礎から学ぶための教科書や論文を数多く執筆。厳密な法理分析と分かりやすい解説で知られ、多くの法曹関係者や研究者に影響を与えました。

1987年一圓一億憲法学者 1911年

1990年

ロバート・ノイス

(1927 - 1990)

インテル設立者

アメリカの電子工学者・実業家。インテル共同創業者で集積回路の発明者の一人。

ロバート・ノイスは1927年にアイオワ州で生まれ、電子工学者としてシリコンバレーの発展に貢献しました。1957年にフェアチャイルドセミコンダクターを共同設立し、1968年にゴードン・ムーアと共にインテルを設立。集積回路（IC）の開発と普及を推進し、“シリコンバレーの父”と称されます。技術者としての革新的アイデアだけでなく、企業経営者としても成功し、半導体産業の成長を支えました。

1990年ロバート・ノイスインテル 1927年

1991年

永田武

(1913 - 1991)

地球科学者

日本の地球科学者。地磁気研究や地球物理学の発展に大きく貢献した。

永田武は1913年に生まれ、東京帝国大学で地球物理学を学びました。地磁気の年代測定や大陸移動の研究に取り組み、日本における地球科学の基礎を築きました。国内外の学術機関と連携し、学会活動を推進。気候変動やプレートテクトニクスの理解向上にも寄与し、多数の論文を発表しました。教育者として後進の育成にも力を注ぎ、地球科学界に多大な影響を残しました。

1991年永田武地球科学者 1913年