06月01日

出来事 - 文化・芸術

1857年

シャルル・ボードレールの詩集『悪の華』が月刊誌『両世界評論』に掲載開始。

1857年6月1日、ボードレールの詩集『悪の華』が『両世界評論』に掲載開始されました。
1857年6月1日、シャルル・ボードレールの詩集『悪の華』がパリの文芸誌『両世界評論』に掲載開始されました。 この詩集は官能的かつ挑発的なテーマが問題視され、発禁処分や出版差し止めの騒動を巻き起こします。 19世紀フランス文学に新たな象徴主義の潮流を生み出し、多くの詩人に影響を与えました。 ボードレールの斬新な語彙とリズム感は後のモダニズム詩へとつながる重要な要素となります。 現在でも『悪の華』は世界的に評価の高い詩集として知られています。
1857年 シャルル・ボードレール 悪の華 両世界評論
1918年

板東俘虜収容所にてベートーヴェンの交響曲第9番が日本初演。

第一次世界大戦中の1918年、板東俘虜収容所でドイツ兵捕虜によるベートーヴェン交響曲第9番の日本初演が行われた。
1918年6月1日、群馬県の板東俘虜収容所でドイツ兵捕虜がベートーヴェン作曲の「交響曲第9番」を演奏しました。 収容所内に捕虜たちが自主的に結成したオーケストラが存在していたことが知られています。 この演奏が日本における同曲の初演となり、後の「第九ブーム」の契機となりました。 演奏には歌詞付きの「歓喜の歌」も含まれており、その文化的意義は大きいと評価されています。 非公開で行われた演奏は後に報告を通じて国内に伝わり、音楽界に影響を与えました。
板東俘虜収容所 ベートーヴェン 交響曲第9番
1936年

NHKで国民歌謡の放送開始。

1936年6月1日、NHKが国民歌謡の放送を開始し、大衆音楽の普及に貢献した。
1936年6月1日、NHKは新たな音楽番組「国民歌謡」の放送を開始しました。 一般の作曲家や歌手による新曲が次々と紹介され、ラジオ音楽の人気を高めました。 番組は戦時中も継続され、庶民の気持ちを歌で支える一助となりました。 戦後は日本の大衆音楽史において重要な位置を占め、多くのヒット曲を生み出しました。 番組は後の歌番組のモデルとなり、放送文化に影響を与えました。
1936年 国民歌謡
2005年

唐の第6代玄宗皇帝の壁画が発見される。元（1271 1368年）の製作といわれる。

中国で唐の玄宗皇帝を描いた元時代の壁画が発見された。
2005年6月1日、中国の古典遺跡調査で唐の第6代皇帝・玄宗を描く壁画が発見されました。 制作年代は1271–1368年の元代とみられており、保存状態が非常に良好でした。 壁画は当時の宮廷美術や宗教観を示す貴重な資料とされます。 学術調査では顔料や技法の分析が行われ、唐代の文化的影響が検証されました。 発見は東アジア史研究に新たな視点をもたらし、国内外で注目を集めました。
2005年 唐 玄宗 元