クレマチス

学名: Clematis spp.
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 策略
  • 精神の美
  • 旅人の喜び

特徴

花色:

説明

クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属の植物で、「つる性植物の女王」と呼ばれています。世界で300種類以上の品種があり、イングリッシュガーデンなどでバラと並んでガーデナーに愛されています。開花期は4月~10月で、大輪の花を咲かせる「フロリダ系」や、小さな花をたくさんつける「ビチセラ系」など様々な品種があります。日本にもカザグルマや中国渡来のテッセンがあり、古くから親しまれてきました。

豆知識

  • 名前はギリシャ語の「ツル」に由来します
  • 品種によっては香りを楽しめるものもあります
  • 四季咲きの品種は年に複数回開花します
  • 日本の風車草は実は別の植物です

利用方法

観賞用
  • 庭園のアーチやフェンスに這わせる装飾用
  • 切り花として花束に使用
  • 鉢植えでの観賞
薬用
  • 民間療法で関節痛の外用薬として使用
  • 皮膚疾患の治療薬

注意: 有毒植物のため、内服は危険です。取り扱いには十分注意が必要です。

食用

食用には適さません

その他
  • 天然染料として使用
  • 籠編みの材料

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 葉, 茎, 樹液

症状: 口腔の灼熱感、流涎、嘔吐、下痢、めまい、胃腸粘膜のただれを引き起こします

オールドローズ

学名: Rosa gallica, Rosa × damascena
科名: バラ科

花言葉

  • 優美

特徴

花色:

説明

オールドローズとは、1867年にフランスの育種家ギョーによって作出されたハイブリッドティーローズ「ラ・フランス」が生まれる以前に誕生したバラの総称です。ヨーロッパの絵画や古い食器に描かれているバラはこのオールドローズで、クラシックな花姿と芳香を持ちます。ガリカ、アルバ、ダマスク、ケンティフォリアの4つの基本系統があり、一季咲きであることが多く、優雅な花形と香り、フリルのような花弁の重なりが魅力です。

豆知識

  • ダマスクローズはブルガリアの国花です
  • 香水で有名なシャネルNo.5にもオールドローズが使われています
  • ガリカ系はフレンチローズとも呼ばれます
  • 一部の品種は1000年以上の歴史があります

利用方法

観賞用
  • 庭園の装飾用として栽培
  • 切り花として利用
  • ドライフラワーとして保存
薬用
  • ローズヒップはビタミンC源として利用
  • 花びらは美容・スキンケア用

注意: アレルギー体質の方は注意が必要です

食用
  • 花びら
  • ローズヒップ
その他
  • 香水・化粧品の原料
  • ローズオイルの抽出

毒性

症状: 毒性はありません

アスチルベ

学名: Astilbe × arendsii
科名: ユキノシタ科

花言葉

  • 恋の訪れ
  • 心のまま
  • 控えめ

特徴

花色:

説明

アスチルベは初夏の庭を明るく彩る多年草で、円錐形の優雅で綿菓子のような花穂を伸ばします。半日陰のシェードガーデンにも向き、梅雨の長雨にも花が傷むことなく元気に咲き続けます。こんもり茂った葉とのバランスもよく、安定した草姿が魅力です。1908年にドイツのゲオルク・アレンズが園芸品種として交配および育成に成功し、現在の園芸品種の基礎となりました。

豆知識

  • 名前はギリシャ語で「輝きがない」という意味です
  • ドイツのアレンズが現代品種の父と呼ばれます
  • 花後も冬まで葉を美しく保ちます
  • シェードガーデンの代表的な植物です

利用方法

観賞用
  • シェードガーデンの彩り
  • 切り花として利用
  • グランドカバーとして使用
薬用
  • 民間療法で解熱作用
  • 抗炎症効果

注意: 医学的効果は確認されていません

食用

食用には適さません

その他
  • ドライフラワーとして利用
  • アレンジメントの素材

毒性

症状: 毒性はありません

チューベローズ (月下香)

学名: Polianthes tuberosa
科名: リュウゼツラン科

花言葉

  • 官能的
  • 危険な快楽
  • あなたは私の心を静める

特徴

花色:

説明

チューベローズ(月下香)は、メキシコ原産のリュウゼツラン科の多年草です。8月頃に白い6弁花20-30輪からなる穂状花序をつけ、花穂は45cmくらいになります。最大の特徴はその芳香で、複雑でエキゾチックな甘いフローラル系の香りは、特に夜間に強くなります。この香りは花の中でも最もセクシーと言われるほど、優雅で官能的です。ハワイや熱帯アジアで香水のトップノートを作るために栽培されています。

豆知識

  • 学名は「白い花」という意味です
  • シャネルNo.5にも使用されています
  • ハワイではプルメリアと並ぶレイの花
  • 夜になると香りが10倍強くなります

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • 花壇の香り植物として栽培
  • フラワーアレンジメントの素材
薬用
  • 民間療法でリラックス効果
  • アロマテラピーでストレス緩和

注意: 強い香りのため、密閉空間での使用は避けてください

食用

食用には適さません

その他
  • 香水の原料
  • アロマオイルの製造
  • 線香の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根, 樹液

症状: 皮膚に刺激を与える可能性があります

バラ (薔薇)

学名: Rosa × hybrida
科名: バラ科

花言葉

  • 情熱
  • 愛情

特徴

花色:

説明

赤いバラは「花の女王」と呼ばれ、地球上で最も美しい花とされています。人間とバラの関係は2000年以上にわたり、現在では1万5000種以上の品種があります。赤いバラは愛と情熱の象徴として最も代表的な色で、プロポーズやバレンタインデー、結婚記念日などロマンチックな場面で贈られます。12本の赤いバラは「ダーズンローズ」と呼ばれ、ヨーロッパの伝統で特別な意味を持ちます。

豆知識

  • 1本は「一目惚れ」、12本は「永遠の愛の誓い」を意味します
  • 世界で最も愛される花の色です
  • 赤いバラの香りは300以上の化合物から成ります
  • 古代ペルシャ時代から栽培されています

利用方法

観賞用
  • プロポーズや記念日の贈り物
  • 結婚式のブーケ
  • 庭園の装飾
薬用
  • ローズヒップはビタミンC豊富
  • ローズオイルはアロマテラピー
  • 花びらは美容効果

注意: 棘による怪我に注意が必要です

食用
  • 花びら
  • ローズヒップ
その他
  • 高級香水の原料
  • 化粧品の成分
  • ローズウォーターの製造

毒性

症状: 毒性はありません(棘による物理的な怪我を除く)