05月31日

1921年5月31日から6月1日にかけて、オクラホマ州タルサの黒人居住区グリーンウッド地区が白人暴徒に襲撃されました。 警察や州兵がほとんど介入せず、建物の焼失や住民への虐待が広範囲で行われました。 死者数は推定300人以上、数千人の住民が家を追われ、住居や事業が壊滅的な被害を受けました。 当時のメディアや公的記録では被害が過小報告され、その後長らく事実が隠蔽されていました。 近年になり真相解明や被害者支援の動きが活発化し、アメリカにおける人種差別の象徴的事件とされています。 この事件は歴史的検証と和解の重要性を浮き彫りにし、現代の人権問題への意識を高める契機となっています。

戦後教育改革の一環として1949年5月31日に国立学校設置法が公布・即日施行されました。 国立大学をはじめ、高等専門学校や農業学校などの設置基準が整備されました。 法律では学校運営の独立性や財務管理、設置要件などが詳細に規定されました。 これにより国立教育機関の質保証と発展基盤が確立されました。 後の国立大学法人化などにつながる制度的枠組みの礎となりました。

2006年5月31日、超党派の野党議員が選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正案を参議院に提出しました。 現行の民法は婚姻による夫婦同氏を定めており、別姓を望む声が長年議論されてきました。 改正案は個人の姓の選択権を尊重し、多様な家族の在り方を認めるものです。 提出後、社会的議論が活発化し、法改正の是非や家族制度の在り方が論点となりました。 日本におけるジェンダー平等や人権の観点からも注目された重要な法案です。