1857年

ピウス11世

(1857 - 1939)

第259代ローマ教皇

第259代ローマ教皇
第259代ローマ教皇。ファシズム政権との交渉やラテラノ条約締結で知られます。
1857年にイタリアで生まれたピウス11世(本名アチレ・ラッティ)は、1922年に教皇に選出されました。1929年にはイタリア王国とバチカン市国の主権を認めるラテラノ条約を締結し、ローマ教皇領問題を解決しました。また社会教説『Quadragesimo Anno』を発布し、経済格差や社会正義への教会の立場を示しました。ファシズム政権との関係は複雑であり、後年解釈が分かれます。1939年に没し、第二次世界大戦前夜のバチカンを導いた指導者として評価されています。
1857年 ピウス11世 ローマ教皇 1939年