05月29日の誕生日 - 作家・文学者

1874年

ギルバート・ケイス・チェスタートン

(1874 - 1936)

推理作家

イギリスの作家・評論家。小説『ブラウン神父』シリーズで知られる。社会風刺や哲学的エッセイにも才能を発揮した。

1874年にロンドンで生まれたギルバート・ケイス・チェスタートンは、多彩な執筆活動で庶民から熱狂的支持を得ました。『ブラウン神父』シリーズでは、シンプルな智慧とユーモアあふれる探偵役を描きました。小説だけでなく、社会風刺や宗教哲学に関するエッセイも多数執筆しました。彼の文体は逆説的な表現や警句を駆使したもので、多くの読者に衝撃を与えました。チェスタートンの思想は20世紀中葉の批評や文学に大きな影響を与えました。1936年に亡くなるまで、幅広い分野で活躍しました。

1874年ギルバート・ケイス・チェスタートン推理作家 1936年

1882年

野口雨情

(1882 - 1945)

詩人、作詞家

詩人作詞家

童謡や詩歌を手がけた詩人・作詞家。『赤い靴』『しゃぼん玉』など多くの名作を生み出した。

1882年に生まれた野口雨情は、童謡と抒情詩の分野で活躍しました。大正時代以降、多くの作曲家と協働し、子どもから大人まで親しまれる歌詞を多数発表しました。代表作の『赤い靴』は異国への憧れを描き、『しゃぼん玉』は儚さを寓意的に表現しています。彼の詩は日本の郷愁や民謡の精神を取り入れたものが多く、現在でも歌い継がれています。1945年に亡くなるまで、豊かな感性と言葉で人々の心に触れ続けました。

1882年野口雨情詩人作詞家 1945年

1889年

内田百閒

(1889 - 1971)

小説家

ユーモアあふれる作風で知られる小説家・随筆家。独特の観察眼と文体が魅力。

1889年に生まれた内田百閒は、ユーモアと奇想に富んだ随筆や小説で知られます。代表作『冥途』では死を前にした老人の視点をユーモラスに描写しました。旅の記録『房総半島記』や動物を題材にした作品にも独特の味わいがあります。その観察眼と繊細な文体は多くの読者に愛され、文学界で高い評価を受けました。1971年に亡くなるまで、豊富な著作を通じて日本文学に貢献しました。

1889年内田百閒小説家 1971年

1969年

麻耶雄嵩

推理作家

日本の推理作家。独創的なトリックで知られる。

京都市出身。斬新なトリックと緻密なプロットを特色とし、『ユートロニカ殺人事件』『天使の溶解』などの作品で高い評価を得る。ミステリー誌にも精力的に寄稿し、作家仲間からも一目置かれている。

麻耶雄嵩