05月28日の命日 - 政治家・指導者

1357年

アフォンソ4世

(1291 - 1357)

ポルトガル王

ポルトガル王として中世の国家基盤を築き、王権強化に努めた人物。カスティーリャとの国境紛争やイネス・デ・カストロの悲劇的な物語で知られます。

1291年に生まれ、1325年に父王ディニスの後を継いでポルトガル王に即位。在位中は貴族勢力の抑制と王権の強化を図り、国内統治の基盤整備を進めました。対外的にはカスティーリャとの国境問題で武力対峙を行い、領土防衛に尽力。兄弟間の権力争いやイネス・デ・カストロ事件は後世に語り継がれ、悲劇的なロマンスとして広く知られます。彼の統治は中世ポルトガルの国家体制確立に大きく寄与した時代と評価されています。

1357年アフォンソ4世ポルトガル王 1291年

1591年

ウグリチのドミトリー

(1582 - 1591)

ロシアのツァレーヴィチ

ロシア皇帝イヴァン雷帝の末子として生まれた皇太子。幼くして不慮の死を遂げ、陰謀説が絶えません。

1582年、ツァーリ・イヴァン4世（雷帝）の末子として生まれる。 1591年5月にウグリチで突然死亡し、暗殺説や不慮の事故説など諸説が飛び交いました。死後、ボリス・ゴドゥノフによる陰謀説が有力視され、ロシアの動乱期「動乱の時代」の発端ともされます。後にロシア正教会によって聖人として列聖され、民衆からは奇跡を起こす守護聖人とも信仰されました。短い生涯ながらロシア史に大きな影響を与えた重要な人物です。

1591年ウグリチのドミトリーロシアツァレーヴィチ 1582年

寛延3年4月23日

桜町天皇

(1720 - 1750)

第115代天皇

江戸時代中期の第115代天皇。学問と文化を愛し、和歌や書道を嗜んだ教養人です。

1720年に生まれ、1735年に第115代天皇として即位。在位中は政治的実権を天皇側が直接握ることは少なかったものの、文化面での後押しが顕著でした。和歌や書道を好み、朝廷の学者や芸術家を保護し、出版文化の発展に寄与。 1747年に譲位し、閑院宮家へ退きながらも学問と文化の振興に努めました。その優雅な人柄と文化的功績は、江戸時代の天皇像を象徴するものといわれます。

1750年寛延 4月23日桜町天皇天皇 1720年

1767年

マリア・ヨーゼファ・フォン・バイエルン

(1739 - 1767)

ヨーゼフ2世の皇后

神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世の皇后として短い生涯を送った皇妃。慈善活動と信仰で知られます。

1739年にバイエルン選帝侯家に生まれ、1765年にヨーゼフ2世と結婚して皇后に即位。夫ヨーゼフ2世との関係は良好で、宮廷では慈善事業や芸術支援に力を注ぎました。敬虔なカトリック信者としても知られ、病院や孤児院の設立に関わるなど社会福祉に貢献。 1767年に出産後の合併症で急逝し、その短い皇后時代ながらも温かい人柄が人々の記憶に残りました。後世には貴族社会における理想の皇后像として語り継がれています。

1767年マリア・ヨーゼファ・フォン・バイエルンヨーゼフ2世 1739年

1810年

カール・アウグスト

(1768 - 1810)

スウェーデン王太子

スウェーデンの王太子として迎えられたホルシュタイン＝ゴットルプ家出身の皇族。悲劇的に早世しました。

1768年にホルシュタイン＝ゴットルプ公子として生まれる。 1809年のスウェーデン革命後にギュスターヴ3世から王位継承者に指名され、カール13世と共同治世の形態となる。しかし1810年に肺病などの病により急逝し、後継者問題が再び混乱を招きました。彼の死は後にフランスのナポレオン戦争帰還兵であったベルナドット家の後継者選定につながる一因となる。短い期間ながらスウェーデン王室の転換期に関わった歴史的存在です。

1810年カール・アウグストスウェーデン 1768年

1872年

ゾフィー

(1805 - 1872)

オーストリアの皇族

オーストリア皇族として宮廷政治に影響を与え、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の母として知られています。

1805年にバイエルン選帝侯国で生まれ、オーストリア大公フランツ・カールと結婚。皇帝フランツ・ヨーゼフ1世をはじめ多くの子女をもうけ、その後宮廷内で強い影響力を持ちました。夫の死後も政治的助言者として活躍し、ハプスブルク家の繁栄に寄与しました。1872年にウィーンで世を去りました。

1872年ゾフィーオーストリア 1805年

1878年

ジョン・ラッセル (初代ラッセル伯爵)

(1792 - 1878)

政治家、第16代イギリス首相

政治家第16代イギリス首相

イギリスの自由党政治家で、議会改革と奴隷制廃止に尽力した首相。

1792年にロンドンで生まれ、ケンブリッジ大学を経て政界に進出。1832年の改革法案を成立させ選挙権拡大を実現し、1846年から1852年および1865年から1866年に第16代首相を務めました。奴隷制度廃止や貿易自由化を推進し、自由主義政策を全国に広めました。1878年にその生涯を閉じました。

1878年ジョン・ラッセル (初代ラッセル伯爵) イギリス首相 1792年

1913年

ジョン・ラボック

(1834 - 1913)

銀行家、政治家、生物学者、考古学者

銀行家政治家生物学者考古学者

イギリスの銀行家・政治家として活躍し、生物学や考古学の研究にも貢献した多才な人物。金融と科学の両分野で功績を残した。

1834年にロンドンで生まれたラボックは、家業の銀行業を継ぎつつ、自然史研究に没頭した。議員としては法改正や労働環境の改善に取り組み、英国下院議員を務めた。生物学者として昆虫学に造詣が深く、新種の昆虫を多数記載した。考古学の分野では新石器時代の遺跡発掘を支援し、先史時代研究を発展させた。また、文学サークルを主宰し、UCLの発展にも寄与した。1913年に死去。

1913年ジョン・ラボック銀行家政治家生物学者考古学者 1834年

1940年

フリードリヒ・カール

(1868 - 1940)

ヘッセン＝カッセル方伯

ドイツのヘッセン＝カッセル方伯（ランドグラーフ）、貴族として領地を治めた。

1868年にヘッセン＝カッセル家に生まれ、家督を継承した。第一次世界大戦後の混乱期に領地の統治を担い、伝統的な貴族の役割を維持した。文化や教育分野にも関心を寄せ、領民の福祉向上に努めた。ナチス台頭期には政治的立場を慎重に保ち、家系の存続を図った。1940年に没し、その後は息子が家督を継いだ。

1940年フリードリヒ・カール 1868年

1946年

カーター・グラス

(1858 - 1946)

第47代アメリカ合衆国財務長官

アメリカ合衆国の政治家、第47代財務長官として連邦準備制度の創設に関与。

1858年にバージニア州で生まれ、新聞発行業を経て政治家に転身した。下院議員、上院議員を歴任し、連邦準備法制定を主導した。1918年から1920年にかけて第47代財務長官として財政政策を指揮した。地方分権を重視する保守派として知られ、議会で強い影響力を発揮した。1946年に没するまで長く政界に君臨し、アメリカ金融史に名を残した。

1946年カーター・グラスアメリカ合衆国財務長官 1858年

1972年

エドワード8世（ウィンザー公）

(1894 - 1972)

イギリス王

イギリス王。1936年の退位で知られ、ウィンザー公として生涯を過ごした。

エドワード8世（1894-1972）はイギリス国王。 1936年1月に父ジョージ5世の死去に伴い即位。その後、ウォリス・シンプソンとの結婚を理由に同年12月に退位し、ウィンザー公となった。退位後は英連邦やアメリカ合衆国で生活し、第2次世界大戦中は枢密顧問として公務に関わった。退位危機は政治的・社交的に大きな波紋を呼び、王室史に残る出来事となった。

1972年エドワード8世イギリス 1894年

2007年

松岡利勝

(1945 - 2007)

政治家、農林水産大臣

政治家農林水産大臣

日本の政治家。農林水産大臣として政策立案に携わった。

1945年に長野県で生まれ、自民党所属の衆議院議員として活躍しました。農林水産大臣として食糧政策や農業支援策の立案・実行に携わりました。食料自給率向上や農村振興への取り組みを重視し、現場の意見を政策に反映。在任中は財政問題や政治資金を巡る報道に注目が集まりました。 2007年に失踪後、死亡が確認され、突然の死が大きな衝撃を与えました。

2007年松岡利勝政治家農林水産大臣 1945年