1941年

日本初の国産オートジャイロ「カ号観測機」が初飛行。

日本初の国産オートジャイロ「カ号観測機」が初飛行に成功しました。ローターを用いた革新的な航空機です。
1941年5月26日、川崎航空機製作所(後の川崎重工業)が開発した「カ号観測機」が初飛行に成功しました。本機は固定翼に加えて自転するローターを搭載し、自律的な揚力を生むオートジャイロ方式を採用しています。当時の観測機として高い安定性を示し、山岳地帯や海上での滞空性が評価されました。量産計画も模索されましたが、ヘリコプター技術への移行や戦局の悪化により実用化は限定的に留まりました。それでも日本の回転翼機技術の発展に大きく寄与し、戦後のヘリコプター開発へと繋がりました。
1941年 オートジャイロ カ号観測機
1969年

月を周回したアメリカの有人宇宙船「アポロ10号」が地球に帰還。

1969年5月26日、アポロ10号が月周回ミッションを終え、地球へ無事帰還しました。
アポロ10号は月着陸に向けた最後の総合テストを目的とした有人宇宙船ミッション。 船長のトーマス・スタッフォードら3名のクルーが1969年5月18日に発射。 月周回中には司令船と月着陸船の分離・再ドッキング実験が行われ、着陸船は月面上空約15kmまで接近。 5月26日にサウスパイと沖合に着水し、無事にミッションを完遂。 この成功により、2ヶ月後のアポロ11号月面着陸への道が開かれました。
アポロ10号