1896年

チャールズ・ダウが初のダウ平均株価を発表。

経済アナリストのチャールズ・ダウが世界初の株価指数を公表し、金融市場分析の基礎を築きました。
1896年5月26日、ウォール・ストリート・ジャーナル論説委員だったチャールズ・ダウが最初のダウ平均株価を算出・公表しました。 この株価指数は当時の12銘柄の平均株価を基に計算され、金融市場の動向を一目で示す画期的な指標でした。 ダウ平均株価の導入により、投資家や経済学者は市場の全体的な傾向を把握しやすくなりました。 その後指数は銘柄数の変更や算出方法の改定を経て、世界的に影響力を持つ指標へと成長しました。 現在でもダウ平均株価は米国株式市場の代表的な指標として利用されています。
チャールズ・ダウ ダウ平均株価
1927年

フォード・モデルTの生産が終了。

1908年の発売以来自動車の大衆化を牽引したフォード・モデルTの生産が、1927年5月26日に終了しました。長きにわたり大規模な組立ラインで生産され、約1500万台以上が世に送り出されました。
フォード・モデルTはヘンリー・フォードが開発し、世界初の大量生産方式を確立した自動車です。1908年の登場以降、低価格で高い信頼性を持ち大衆に自動車を普及させました。内部は簡素化され、標準化された部品により生産効率を飛躍的に向上させました。1927年にはモデルAへの移行が決定し、5月26日に最後のモデルTが工場を後にしました。この日をもって自動車産業における一つの時代が幕を下ろし、そのデザインや生産方式は後の自動車メーカーに大きな影響を与えました。
1927年 フォード・モデルT