05月25日の誕生日 - 科学者・研究者

1802年

ヨハン・フリードリヒ・フォン・ブラント

(1802 - 1879)

自然学者

ドイツ出身の自然学者。ロシア帝国内で博物学研究を展開した。

ヨハン・フリードリヒ・フォン・ブラント（1802-1879）は、ドイツ生まれの博物学者です。ベルリン大学で学んだ後、自然史研究に従事し、多数の論文を発表しました。ロシアに移住し、サンクトペテルブルクの自然史博物館の運営に携わりました。シベリアやコーカサス地方でのフィールドワークを通じて新種の記録を行い、生物分類学に貢献しました。その功績によりロシア科学アカデミーの会員に選出されました。

1802年ヨハン・フリードリヒ・フォン・ブラント自然学者 1879年

1818年

ヤコブ・ブルクハルト

(1818 - 1897)

歴史家

スイスの歴史学者。ルネサンス文化史研究の先駆者として知られる。

1818年にスイス・バーゼルで生まれる。イタリア・ルネサンスの文化史を研究し、『イタリア・ルネサンスの文化』を著す。文化史の手法を確立し、文脈分析の重要性を説いた。バーゼル大学で教鞭を執り、多くの学生を育成。 1897年に没し、ヨーロッパ文化研究に多大な貢献を残した。

1818年ヤコブ・ブルクハルト歴史家 1897年

1860年

ダニエル・モロー・バリンジャー

(1860 - 1929)

地質学者

アメリカの地質学者。アリゾナ州の隕石衝突クレーターを科学的に解明した。

1860年にアメリカで生まれる。隕石衝突によるメテオクレーター（バリンジャー・クレーター）の調査を主導。クレーターの成因を隕石衝突と断定した先駆的研究を発表。多くの学会論文を執筆し、地質学界で高く評価される。 1929年に没し、地質学史に重要な足跡を残した。

1860年ダニエル・モロー・バリンジャー地質学者 1929年

1865年

ピーター・ゼーマン

(1865 - 1943)

物理学者

オランダの物理学者。磁場によるスペクトル線の分裂（ゼーマン効果）を発見し、1902年にノーベル物理学賞を受賞した。

ピーター・ゼーマン（1865年5月25日 - 1943年10月9日）はオランダの物理学者。ライデン大学で学び、磁場中での原子スペクトル線の分裂現象（ゼーマン効果）を発見した。 1902年にハインリヒ・ヘルツマンと共同でノーベル物理学賞を受賞し、後にライデン大学の教授として後進の育成に努めた。その業績は量子論や原子物理学の発展に大きく寄与し、現在も彼の名を冠した効果として知られている。

ピーター・ゼーマン物理学者 1943年

1870年

アルノルト・シュヴァスマン

(1870 - 1964)

天文学者

ドイツの天文学者。シュヴァスマン・ワッハマン彗星など複数の彗星や小惑星を発見した。

アルノルト・シュヴァスマン（1870年5月25日 - 1964年2月2日）はドイツの天文学者。ハンブルク天文台で観測業務に従事し、アルノルト・ワッハマンと共に周期彗星や新彗星を複数発見した。特にシュヴァスマン・ワッハマン彗星（29P/1927）は有名。また多くの小惑星の軌道計算を行い、天文学の発展に寄与した。晩年は教育にも力を注ぎ、後進の指導に尽力した。

1870年アルノルト・シュヴァスマン天文学者 1964年

1921年

ジャック・シュタインバーガー

(1921 - 2020)

物理学者

ノーベル物理学賞受賞者の物理学者。中性K中間子の崩壊実験で知られる。

ジャック・シュタインバーガー(1921-2020)はドイツ・ミュンヘン出身の物理学者。第二次世界大戦後にアメリカへ移住し、シカゴ大学などで高エネルギー物理学の研究を推進した。1960年代にはCERNで中性K中間子の崩壊実験を手がけ、CP対称性の破れという重要な発見に貢献した。1988年にはレオ・レーダーマン、M・シュウォーツと共にノーベル物理学賞を受賞。研究者として数多くの論文を発表し、後進の育成にも力を注いだ。2020年に98歳で逝去した。

ジャック・シュタインバーガー 2020年