1969年
初の「公害白書」が発表(1972年に「環境白書」に改称)。
1969年5月23日、初の『公害白書』が発表されました。
高度経済成長期の日本で深刻化した公害問題を政府が初めて総合的に報告する白書として発表されました。
この白書は公害の現状や原因、被害状況、対策などをまとめたもので、社会問題化した環境汚染への危機意識を示すものでした。
1972年に『環境白書』と改称され、以後毎年発行される制度が確立しました。
公害白書の発表は、環境保全を政策課題の中心に据える契機となり、関連法整備や公害対策の強化を促しました。
同文書は日本の環境行政の原点とされ、今日の環境政策にも大きな影響を与えています。
1969年
公害白書
1972年
環境白書