1969年

初の「公害白書」が発表(1972年に「環境白書」に改称)。

1969年5月23日、初の『公害白書』が発表されました。
高度経済成長期の日本で深刻化した公害問題を政府が初めて総合的に報告する白書として発表されました。 この白書は公害の現状や原因、被害状況、対策などをまとめたもので、社会問題化した環境汚染への危機意識を示すものでした。 1972年に『環境白書』と改称され、以後毎年発行される制度が確立しました。 公害白書の発表は、環境保全を政策課題の中心に据える契機となり、関連法整備や公害対策の強化を促しました。 同文書は日本の環境行政の原点とされ、今日の環境政策にも大きな影響を与えています。
1969年 公害白書 1972年 環境白書
1981年

陝西省で、中国では既に絶滅したと思われていた野生のトキ7羽が発見される。

1981年5月23日、中国・陝西省で野生のトキが7羽発見されました。
1981年、中国陝西省の山中で、絶滅したと考えられていたトキが7羽発見されました。 トキはかつてアジア一帯で見られたが、開発や狩猟により生息数が激減していました。 この発見はトキの保護に向けた国際的な関心を呼び起こし、保護活動の再評価につながりました。 後に人工繁殖や生息地の保全が進められ、トキは持ち直すための一歩を踏み出しました。 現在では保護プログラムが成功し、数を回復させつつある象徴的な事例となっています。
1981年 陝西省 絶滅 トキ